どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『かざり-信仰と祭りのエネルギー@MIHO MUSEUM』なのだ

2016年03月18日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<イノダコーヒ ポルタ支店>でモーニングを食べたぼくらわ 京都駅から琵琶湖線で石山駅に移動して 石山駅から3番のバス停から1時間に1本の割合で出ている 『MIHO MUSEUM』行のバスで50分かけて 到着したのだ(※バス代わ 820円なのだ)

チケット売り場の建物から 美術館のある建物までわ 7~8分くらいで 坂道を登って行くのだ

途中にわ トンネルや 橋などを通って行くのだ




そして奥の方に美術館の建物に着くのだ



歩くのが大変な人にわ 10~15分くらいの間隔?で 電気自動車もあって それに乗っても行けるのだ



MIHO MUSEUMでわ 5月15日まで<かざり-信仰と祭りのエネルギー>が開催中なのだ



ぼくが気になった作品なのだ

3月13日まで展示していた 伊藤若冲が描いた<樹花鳥獣図屏風>と 4月17日まで展示している 伊藤若冲<鳥獣花木図屏風>の見比べなのだ

<樹花鳥獣図屏風>の画像なのだ


<鳥獣花木図屏風>の画像なのだ


↓クリックすると大きな画像で見れるのだ
   

2点が同時に展示するのわ 19年振りだそうで 今回わ 向い合せて展示していたのだ 

両方とも升目描きで 左隻わ 鳳凰を中心に鳥たちが 右隻わ 白象を中心に 草食動物・肉食動物が同じ画面に仲良く描かれているのだ うろ覚えだけど たしか 升目の柄わ 西陣織の下絵から着想を得ている?と思うのだ

見比べて思ったんだけど<樹花鳥獣図屏風>の方わ 色彩が地味で 白象や鳳凰の眼光が鋭く野性的?で 生命の躍動を感じるのだ

一方の<鳥獣花木図屏風>わ 色がカラフルで華やかだからか 生き物というよりわ ゲームのデザインっぽく思えて可愛いし マスコットのキャラや ゆるキャラのように思っちゃうのだ

どっちを先に描いたのか ぼくらなりに考えてみたんだけど <樹花鳥獣図屏風>を先に描いて 後に<鳥獣花木図屏風>を描いたような気がしたのだ


今わ <樹花鳥獣図屏風>の展示が終わっていて 見比べわ 出来ないけど ぼくらの念願だった<鳥獣花木図屏風>と<樹花鳥獣図屏風>の競演わ 素晴らしかったし ほとんどの時間を見比べをしていたのだ もうそれだけで 年間のベスト10入りわ 決定だし すごく遠かったけど見に行けて良かったのだ

ぼくらわ 1日中美術館にいたのだ ちなみに チケットに日付のスタンプを押してもらったら その日に限り再入場も出来るのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

MIHO MUSEUM <かざり-信仰と祭りのエネルギー> 5月15日(日)まで

http://www.miho.or.jp/japanese/collect/archives/tp2016sp1.htm

作品リスト
http://www.miho.or.jp/japanese/collect/archives/2016/splist.htm




展示構成

第一章 花開く仏教美術-仏教伝来とかざりの世界

第二章 法会でかざる色彩と音楽-伎楽と舞楽

第三章 荘厳-善をつくして美をつくす

第四章 神秘のかざり-密教儀礼(修法)の空間

第五章 信仰の広がりと動物たち

第六章 伊藤若冲・動植綵画のエネルギー

第七章 古神宝

第八章 神の乗り物

第九章 祭りのにぎわい

第十章 滋賀の曳山祭

展示の順番で、作品リストと三章と四章の順番が逆になっていました。展示替えを含めると、約140点展示で、私が見に行った3月上旬は、約90点を展示していました。


気になった作品

34.両界曼荼羅図 ※4月3日まで展示

色が明るいというか、色が残っていてキレイでした。2点展示していて、左側に展示してあった曼荼羅の方で、緑色の円の四隅に描かれている御方が美しかった。


38.五髻文殊像(ごけいもんじゅぞう) 重要美術品 ※4月3日まで展示

青い?獅子に乗り、雲とともに現れる文殊菩薩。獅子は口を開き吼えているようで、蓮の台座に乗る、白く美しい肌の文殊菩薩は澄ましたお顔をしてい手対照的だった。


82.金銀鍍金透彫光背

四方(八方?)に散らばるような光の模様が鳥の羽のようで美しいかった。


97.伊藤若冲 鳥獣花木図屏風 ※4月17日まで展示



エツコ&ジョー・プライスコレクション所蔵。

2006年の<プライスコレクション 若冲と江戸絵画展>と、2013年の<若冲がきてくれました-プライスコレクション江戸絵画の美と生命->で見て、今回で3回目。

こちらの方は、1マスごとの塗りが細かく(丁寧)、色がはっきりしている印象。鳳凰の脚は長く、白象は、普賢菩薩を乗せる布がかかっているせいか、若干スマートな感じ。

動物たちは、線描でなく、升目の面で表しているように感じた。

左隻と右隻の間に、他の作品(円空の仏像)が展示しています。

のちに、東京都美術館で4月下旬から開催する<若冲展>でも展示します。


98.伊藤若冲 樹花鳥獣図屏風 ※展示終了



静岡県立美術館所蔵。

2010年の<若冲アナザーワールド>の静岡の会場千葉の会場2014年の<Kawaii 日本美術-若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで->で見て以来、今回で4回目。

見比べると、色が野暮ったい感じで、升目の色は薄く伸ばしているように思えて、塗り方が荒い。鳳凰の首が特徴的で全く違うし、白象も横に大きかった。

動物たちを、線で表しているように感じた。

ちなみに、MIHO MUSEUMの展示は終わっていますが、静岡県立美術館で開催する<東西の絶景>で、4月12日~5月15日の期間、展示します。


106.紫檀螺鈿宝相華鳳凰文平胡禄 重要文化財


111.春日神鹿御正体 重要文化財 ※3月27日まで展示


135.岸駒 松虎図 楽屋襖 ※4月24日まで展示

獰猛な2匹のトラが描かれているが、右上のトラが描かれた襖から外へ飛び出してきそうな迫力のある襖絵。丁寧に描かれモコモコな毛の質感もいい。


どるちの方でも書きましたが、念願だった<鳥獣花木図屏風>と、<樹花鳥獣図屏風>を見比べることが出来て大満足です。

今は、<樹花鳥獣図屏風>が展示が終了していますが、その代わりに、プライスコレクションの若冲の掛軸が展示しているようです。他にも、信仰の形を表したかのような作品も展示していますし、ご覧になってみてはいかがでしょうか?


あと、今回の展示では、解説のパネルはなかったので、音声ガイドを借りるといいと思います。


この後わ 京都駅に戻って 駅からほど近い<新福菜館本店>でディナーを食べたんだけど そのことわ 今度書くのだ



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