どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美@サントリー美術館』なのだ

2013年12月12日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<トラットリア・イル・フィーゴ・インゴルド>で美味しいランチを食べたぼくらわ サントリー美術館に移動して 2014年1月13日まで開催している<平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美>を見てきたのだ


飛天の説明なのだ
『飛天とは、本来天人のことで、仏教の考える六道という煩悩世界の最上階である天道に属する存在である。天人は空中を飛ぶことができるため、仏の世界では飛翔しながら散華し、楽器を奏し、香を焚くなどして、仏である如来を讃え(賛嘆)供養している。』と解説に書いてあったのだ


ぼくが気になった作品をちょっと ご紹介するのだ

国宝で 52軀のうち14軀展示していた<雲中供養菩薩像>なのだ(画像わ <南26号>なのだ)


みなさん 優しいお顔をしていて ずっと見ていると 癒されるような気分になるのだ あと 乗っている雲の渦が 花が咲いているように見えてくるのだ


こちらも国宝で 12軀のうち6軀展示していた<阿弥陀如来坐像光背飛天>なのだ(画像わ <北5号>なのだ)


金色だから美しいだけど 6軀とも 表情がかたい感じに見えるのだ


飛天を取り上げた展覧会って ぼくらわ 初めてだったし 特に3階に展示していた<雲中供養菩薩像>や <阿弥陀如来坐像光背飛天>などわ 間近で見る機会なんて そうないことだと思うし 仏像好きなら ご覧になってみてわ いかがでしょうか?なのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


サントリー美術館 <平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美> 2014年1月13日(月・祝)まで

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2013_5/index.html

作品リスト
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/photo/0000033000/0000032276/pdflist.pdf




展示構成

第1章 飛天の源流と伝播-インドから日本-

第2章 天上の光景-浄土図から荘厳図-

第3章 飛天の展開-来迎聖衆-

第4章 平等院鳳凰堂-飛天舞う極楽浄土世界-

飛天の仏像や、お経、工芸品など約100点の作品が展示されます。


気になった作品

22.飛天(法隆寺金堂天蓋付属) 重要文化財

2体とも蓮華座に乗った飛天で、面長でのっぺりしたお顔をしていた。


25.東塔水煙 模造

解説には、こう書かれています。
『水煙は仏塔の最上階につけられている装飾のこと。通常火焔状のものが多いなか薬師寺東塔の水煙は、透彫で3人の飛天とその天衣(てんね)、飛雲を表し、衣装に富む。仏を賛嘆する飛天の役割からして、その遺骨を安置する建物の意匠にまさにふさわしいものである。』

上部にいる4体の飛天がまっさかさまに降りてくるデザインで、急いで塔の中に入ろうとしているように思えた。


36.阿弥陀如来及び両脇侍像のうち脇侍像 重要文化財

ともに内側の足を上げた脇侍像、私には、舞を踊っているように見えた。


44.共鳴鳥

共鳴鳥とは頭部が2つで、体が1つの鳥のことで、美しい声で鳴く鳥で、浄土表現の中で頻繁に登場するそうです。


69-4.阿弥陀如来坐像光背飛天 北5号  国宝


解説には、こう書かれています。
『鳳凰堂阿弥陀如来坐像の光背に付く飛天である。雲中供養菩薩像と同様の姿であるが、体の動きや雲の表現などは整いを見せる。輪郭に立った彫りで驚くほど薄い材の中で表しており、浮彫的表現が強い。光背という限られた空間の中で、直接本尊を讃える様を表す造形といえる。』


70.雲中供養菩薩像 国宝 52軀のうち14軀

解説には、こう書かれています。
『鳳凰堂内の四方の小壁には、本尊阿弥陀如来坐像を囲むように雲中供養菩薩像が懸られている。全52軀ある、すべて雲に乗って楽器を奏し舞踊する姿である。鳳凰堂のほかの彫刻像と同様、仏師定朝(じょうちょう)率いる工房の作として、各像の表情や作風の違いに、担当した仏師の個性が見て取れる。頭部を丸彫りで、下半身にかけて浮彫り風に表さすことを基本とし、堂内で壁に懸けた状態で下から仰ぎ見られることを前提とした造形と言える。浄土で飛翔し本尊を驚嘆する飛天の図像でありながら、菩薩の姿であることと長く伸ばした雲の表現からは、浄土から現世に来迎するイメージを伴う。』


北6号


北7号



南2号



南12号



南26号



71-1.雲中供養菩薩像(南26) 彩色想定復元模刻


淡い彩色だが、雅や印象を受ける。 


71-10.雲中供養菩薩像(南20) 模刻 結縁像

この像は、平等院の住職によって正念入れ(お魂入れ)がされていて、実際にふることが出来る。このことは、「結縁(けちえん)」としてほとけと縁を結ぶ意味があり、仏教的に意義深い行為だそうです。


76.鳳凰堂内部装飾 復元模写





国宝の<雲中供養菩薩像>や、<阿弥陀如来坐像光背飛天>が素晴らしいのは、もちろんですが、結縁像に実際にふれることが出来たのが、嬉しかったです。

12月18日から一部の作品が展示替えをしますが、結縁像や飛天に、会いに行ってみてはいかがでしょうか?



サントリー美術館の入っている東京ミッドタウンでわ クリスマスの飾りなどがあったので えこうに頼んで写真に撮ってもらったのだ



この<サンタツリー>わ たくさんのサンタさんがいるのだ



サンタさんだけでなく 隠れキャラみたいに大黒天もいらっしゃるのだ




<ダイアモンドダスト>わ キラキラに照らされて キレイなのだ たぶんだけど 昼より 夜の方が よりキレイに見えると思うのだ





あと 外にわ イルミネーションの<スターライトガーデン>があるのだ


ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
   


この後わ 茅場町に移動して<ラーメン雷鳥(サンダーバード)>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ