(小雨模様の日で、家に閉じこもって碌でもないことを考えていたら暗くなりました)
夕べのニュースの前の今、インド農村部の”葬式の宴”の番組が放映された。宴に必要な金を工面するためには、代々まで負債となるほどの多額の借金を子供達が背負うこととなる。宴への招待客数は故人の”顔”の広さに応じて決められるらしい。ちょいと暮らし向きが佳いともなれば、数万人に招待状を出すという。番組は父を亡くしてから宴までの2週間ほど、ある長男と周囲の様子を淡々と紹介している。
”ちゃんとした”故人を弔う宴によって佳いカルマ;輪廻(かな?) に繰り込まれる考えが根強くある一方、故人が残された子供たちの苦悩を天界で歓んでみておるだろうか・だから”無駄な”宴を止めなさいと進歩的な説得者も(かなり学識のありそうな)登場する。結局、主人公は2000人への招待状を出し多額のルピーを借り宴を実施した。1年すぎた後、1200ドルの借金が残っている。さいわい、村の上級者が子供たちの学費の世話をしてくれる。
番組途中で、主人公の妻は娘に言う。おまえのおじいちゃんの葬式宴をすれば、おじいちゃんを(わずかにでも)知っている皆が集まってくれる。そうすれば、皆が私たちを知ってくれて、私たちの生活も旨く行く・おまえの縁談も持ち込まれるであろう と。これがカルマなのかな・・・
私たちの葬式も少し似ているな、近い身内だけになりつつあるが節目節目の法事事も似ているな。ちゃんと済ますことで、ああMも何とかやっているなと認めてくれるのだな。来年の5月には父の13回忌、母の27回忌をもらう。
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