6月も上旬10日頃から干し上げ始めた田圃。稲作では中干といいます。水を枯らして根を丈夫に育てるわけ。
連休頃の田植えから、稲草は水と共に居ることが長くおかげで成長してきました。
けれどあまり苦労せずに水を摂ることが出来ると、水を求める根の張りも不十分になり、ひいては取り入れ前に稲が(籾の重みも重なり)倒れてしまうことになります。
さらには、好く根が張った水田田面は秋の収穫時のコンバイン作業に快適硬さとなります。そこで稲草が茂りすぎていない今頃、ワザと田圃の水を抜いて干し上げるのです。
今年は旨く干しあがりましたが、ちょっと稲草がかわいそうなほどです。
(今次期中干し十分で根が好く張った、田の中は通勤靴で歩けます)
天気予報では明日から天候が下り坂で、天然の雨が期待できそうです。しかし降るか降らぬかは天任せ。そこで休日の今日は思い切って、自家エンジンポンプで川から水を揚げました。地区の給水ポンプに頼ればいいのですが、どこかで書いたとおり我が田圃は
給水路の末端(1km)。今日まで動いていない給水ポンプがいざ稼動しだすと、上流方面での取り合いが終る頃、一週間後くらいにしか水が回ってきません。
写真はよく乾いてひび割れた田面にチョロチョロとエンジンポンプの水が拡散してくる様子です。この調子では2反(20a)の田圃に4時間近く必要です。先長いです。
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