昨日珍しく,X線透過試験の要望があり午前中は装置で75KVのX線を発生や暗室での現像等で過ごしました.まったく,1年に一度あるかないかの仕事です.
久しぶりに入った暗室は大変懐かしく,じけじけ湿っていて酢酸の匂いや現像液の匂いが溜まっておりました.このブログのIDに使った,I先生の指導のもと拡散接合をごりごりやっていた頃は,
SEMや光顕写真を撮っては暗室作業にいそしんでおりました.ところが,電磁画像化が進み(すぎて)これらの顕微鏡写真もICメモリ等に入れて,ハイなんぼ の時代になってしまいました.さすがにTEM;透過電子顕微鏡 用にはしばらくは銀塩写真が続くだろうと思い込んでおったのですが,今年の始め頃I先生っちのTさんに撮影いただいたのは,すべて”イメージングプレート”? なる媒体で電磁処理されたものでした.銀塩フィルムの替わりにプレートを置くだけらしいです.
で,大学からも暗室作業がなくなる時代・・・・・そういえば,学会発表もスライドだったのがOHPとなり,いまやノートパソコンからのプロジェクター表示です.当所で暗室作業が少なくなるのもやむを得ません.ただ,昔を偲ぶためにもときどきX線透過試験も好いかなぁ と思っています.で,フラッシュを焚いて暗室の内部を紹介=フィルムタンクが懐かしい.引き伸ばし機も懐かしい・・・・・パチり![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_alone.gif) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_alone.gif)
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