ずっと前(2003年だと!)犬HK-TVで水野真紀、内野聖陽による藤沢周平さんの「蝉しぐれ」を観た。よかった。その時雨はう油蝉やろか、ひぐらしによるものやろか~ は、わからん。
以前の夏もUPしたとおり、今夏も我が家の木に密集しておる。ただ、東北では山背のようで当地も土用というのに暑く、うっかり鍬スコップしてしまいそうなほどに涼しく感じてしまう時間がある。それでか、うるさく啼いておるのを聞いたことがない。やはりシャァシャァシャ~ と聞かんと土用らしくない。
ところで朝起きぬけにNo.5巣を見ると、燕3兄弟が1羽になっている。すぐに庭で2羽がヨロヨロしておるのを発見。親鳥も心配して舞う。妻なら、しっかり生きよ と言い聞かせて(半分は光パワーかな?)ほうっておくが、掬い上げて巣へ戻してやる。幸い、眉を顰めるであろう妻は昨日から学びに上京して不在。が、朝食後、縁側に陣取って軒先のNo.5を見上げておると、どうも形;ナリ の大きいのが兄弟のうちの1羽をしきりに嘴で突っついておる。たしかに、こやつの嘴は黄色さが取れて白っぽい。残りの2羽は未だ黄色。頭に灰色の羽毛も残る。2羽が朝からいじめられて落とされたのか と勝手に推測。太めのを巣から離すこと2回。一度目は掌に捕獲してしばらく様子を見、巣へ戻したが相変わらず隣を突っつく。2回目に巣から剥ぎ取り掌に収めて室内に持ち越し、仕方がないので、砂糖水でも吞まそうとするも目もくれてくれない。チーズの微小片を嘴に付けてやっても喰わん。外へ連れ出した途端、飛び去ったので、やれやれ独り立ちかと半分は清々した(半分は寂しい~)。が、1hrもせぬうちに帰巣、ちゃっかりと親鳥から餌をせしめて相変わらずに隣を突っつく。いらちだから癇を立て、巣から捥ぎ取り!孫の昆虫箱に閉じ込めて折檻。可愛そうに、ピィピィ啼く。小屋に閉じ込めた息子、亡父に閉じ込められた自分を思い出す。30分ほどで解放、巣に戻す。豈図らんや(弟知らんや・・・・)効いた様子。半日以上経った夕方にじっと見つめていても、隣にチョッカイを出す様子無し。なんとか、3羽で巣立ってくれよ。
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