分かれ であって、別れではありませぬ。かりそめにも、私には勿体ない・でき過ぎの妻と離れられません。結婚指輪のこと。無くしたのではなく、薬指に喰い込んでいるのが10年以上も前から気がかりだったのです。最近その良妻に相談?したところ、市内の呉服屋さんにジュエリー屋さんが来店して販売はもとより、指輪の直しや取り外ししてくれる と聞いたとのこと。そして、最終日の昨日にお邪魔しました。が、担当の方に『当方では対処できません。糸を使って抜き取れるまでですなぁ』&『これは消防署で外してもらいなさい。ここまで酷いと一日も早い方がよろしい』と。消防署とは思いもつかなかった。呉服屋の奥様にお礼を申し、ついでにちょこっとだけ立派な和風の離れを見せていただいた。市内の名のある呉服屋さんだけに、我が家のような田舎普請でなく小粋に木材をあしらって瀟洒な出来栄えが、やはり、羨ましい。好いなぁ、こんな離れで大好きなアラン・ブースさんの本を読んでみたいなぁ と。詮無いことを。
で、本日は半休を取って消防署へ駆け込みました。しまった、カメラを持ってくるべきだったと思うほどに特化した『指輪カッター?』で、署員の方が道具の回転部を指でクルクルクルとまわすと、カリコリカリと微細な音を立てながらどんどん指輪が切断されてゆく。ものの数分で愛すべき妻からの贈り物が分断されてしまった。カッターの仕組みを書いてみる。指と指輪の間にカッター先端部で弧になった二股のサポートを差し込み、肉体を傷つけない作業スペースを設ける。指輪と直角となる鋸刃円盤を回すことで切断がすすむ とまぁ、回転缶切り刃を想像してください。改めて指輪の内面を見る。1975.6.1 F→Mと記されていたはずが、切断前にそれぞれの文字位置の確認の仕様もなく、数字の1辺りに刃が懸った様子。でもまぁ、ジューンブライドの花嫁奥さんの幸せ?に違いがない と、しておく。ここまで書いて、指輪カッターで検索したらピッタリその道具”リングカッター;ビーバー”をヒット。リングカッターのなかでは最高価の品のよう。挙げておく。
一仕事?を終え、暇な午後は農作業。田植えまで田圃作業はないし畑にしよう と。すこしでも地を肥やそうと堆肥を考える。購入堆肥でまず思い出したのは妻が遠縁の園芸農家さんで教えてもらった、木材チップによるもの。菰野町の業者さんに尋ねたが、生憎、連休明けまで分配いただけそうにない。仕方なく(勿体ない!)関町の草コンポストを頂きにあがる。コンポストセンター近くでは田植えをされる方、モッコリ若葉がまぶしい(曇天残念)観音山、JR西日本関西線を望み、初夏の一歩手前を肌に感じる。畑の中まで軽トラで乗り込むことができるようになり、数十分しないうちに軽トラ一車分のコンポスト堆肥を畑に施し、化成肥料も撒き(2週間ほど前には苦土石灰も散布済み)夏野菜の畝に備える。おまけに米糠も散布して耕耘機で耕しておいた。美味い茄ができるかしら と狸皮算用の欲の皮が突っ張り大関。
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