昨年末に歌手の八代亜紀さんが間質性肺炎で亡くなった と先週にマスコミで知った。昨秋から体調を崩されてようで、膠原病由来の急性症状悪化(急性増悪)らしく、私の間質性肺炎よりも症状の経緯が早かったようだ。演歌やカラオケ嫌いの私でも『舟歌』や『雨の慕情』の切れ切れ歌詞くらいは脳裏に浮かぶ。同い年の妻が居たなら歌唱力などを云々できたのに、年の近い人が亡くなるのは寂しい。
つづいて軽率なことを申します。矢代さんのご病気名が知らされたことで、村内の方々に体調不安を訴えるのが楽になる予感がします。「あの八代亜紀さんが・・・」と会話の頭に持ってきそうです。心臓肝臓などの病とは異なり判ってもらい難い病気です。多くの人が「なんやお前、顔色ええやないかっ」と。そうなのです。ハァハァぜぇぜぇ と苦しくても、顔色に変化が無いのです。
今夕、降圧剤などの処方を受けるに近くの呼吸器内科クリニックにお世話になりました。労作時にはSPO2が70代と超低下するとも訴えました。先生も眉を顰められましたが、下旬に主治医と相談するしかないです。クリニック隣接の調剤薬局の主任さんは以前から病状を気になさってくれます。しかし、やはり、酸素濃度の低下を伝えても「お顔の色もよろしいのに・・・」とおっしゃいます。ま、一般的な病でないから仕方ないですね。ただ酸素容量の低下はドンドン進むようで、衣服の着替えなど屋内での軽作業でも息があがります。昨年1月のブログを観なおせば、かろうじて茶パイロットの路を咳き込みながらでも歩んだ とあるのですが・・・ま、ブースさん式に「ま、みなさん そんなもんですよ」
今年は大変な年明けであった。妻と新婚旅行した能登では大震災、羽田空港の滑走路では震災対策物資を運ぼうとした海保機がJAL航空機と激突してしまった。年寄りはアワワあわわ とTVに食らいつくしか能がない。救援の皆さん、わけてもボランティアの皆さんに頭が下がる。
そんなTVで、年末に小津作品『お早よう』の放映があった。例の笠さんが大宅壮一氏の一世を風靡した「一億(総)白痴化」を口にしていた。1959年作とあり、早くも警句が示されていたのか。が、おそらく村内で一番遅く白黒TVを入れた我が家では関係なかったのだな と変な納得をしてしまう。あらためてTVのこと、ジャニーズ・ビッグモーター・キャッシュバック とカタカナばかり取り上げてくれるが、その熱も2週間続けば佳いほうだ。コメンテーターがあきもせずにペラペラしゃべって終わる・・・検察も楽ですわな、不起訴の理由を言わずともよろしいし。捏造しなくとも、熱を入れなければ守れる?モノがありますわな。
(訂正)『お早よう』を黒沢作品・志村喬・1952年『生きる』と混同しておりました(翌朝編集)。