先週、8964日(天安門事件)の記念日に書くべきだと思ったが、控えてきた。感想がないわけがない。中国からの留学生も多く、控えたのである。しかし、むしろ書くべきである。ソ連崩壊以降民主化が急進する中、中国が直面した事件であった。天安門事件をみながら独裁資本主義経済が開放され民主化が流入し、政治への影響があろうと私も思った。それは大外れだった。「国家の統一のためならどんなこともする」というカダフィーの言葉のような中国は世界的に経済的発展をしている。
近代化は技術、政治、思想、経済など総合的にされると思ったがそうではない。経済と倫理や宗教などと関係があるような論著は山ほど多い。私もウェーバーの「キリスト教と資本主義」に影響されてきたので失望が大きかった。私は台湾の政治的な変化には驚いた。民主化、経済発展の良いモデルをみせている。今中国とアメリカは覇権争いをしている。中国式の発展論がモデルになるかも知れない。今民主主義もポピュリズムなどの問題を露出している。中国のものが例外か正論か、見守っていきたい。
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