崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

石山義秀生徒作品展

2011年05月16日 05時35分18秒 | エッセイ
 我がマンションの近所に綺麗な画廊があっても入ることはなかったが、家内の案内で昨日展示会を見に行った。フランスのエクス・アン・プロヴァンス美術大学にて研鑽を積んだ画家、石山義秀氏の学習生たちの作品展である。主に退職した方たちが集って、楽しくお付き合いしながら作品活動をしているという。一階には先生の石山氏の大作3点、そして二階への階段も蘭の鉢物などが窓からの光が調和して美しい空間になっている。二階には学習している方々の作品が展示されている。こんな平凡な住宅街で質の高い美術を鑑賞することができて驚いた。
 日本の地方が廃れていると思っている中で活力を得た感じである。南仏での8年間に渡る留学生活を終え帰国した後、中央と離れた故郷である九州地方の風景を多く描いているという。田園が霞んで見える風景は親しみと美しさが調和している。私は油絵を自作してやめ、クレヨンなどで描いてみたが最近はエッセーなどの文章で精一杯になっている。また絵も始めてみようか。

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