崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ポレポレ映画会で夢枕獏氏と対談

2016年06月29日 05時16分14秒 | 旅行
私の一生に関わるシャーマニズム研究に関する対談をポレポレ映画会、東京で8月22日(月)にすることに決定した。韓国の慶尚北道清河でシャーマンの死後婚姻のクッをビジュアルフォークロアの北村皆雄氏が撮影して私が監修した映画「冥界婚」を上映後、小説家の夢枕漠さんと対談することとなった。夢枕獏さんとは面識はないが、「陰陽師」シリーズなどで知られる超売れっ子のベストセラー作家であるという紹介文が届いた。私は映画「陰陽師」を観たことがない。彼は冥界婚の映画の内容に強い興味を持ち、ぜひ参加したいと伝えてこられたという。ただ韓国のムーダンについてはほとんど知らないので冥界婚や死霊婚、ムーダンについて、獏さんが私に質問するということになるという。その中で彼が日本の中世と結びつけて、いろいろ語るという。そうすると私の理解が及ばないのでないかと思う。
 夢枕漠氏(ゆめまくら ばく、1951生まれ)氏はどんな人であろうか。小説家、エッセイスト、写真家。『陰陽師』などは映画化、漫画化、アニメ化されている。旅行や釣りなど多趣味で、作品も多種多様である。『カエルの死』『魔獣狩り(淫楽編)』『陰陽師』、SF大賞の『上弦の月を喰べる獅子』、『陰陽師II』が劇場公開される、『幻想神空海 沙門空海唐の国にて鬼と宴す』が歌舞伎化される。私も多く書いたが彼の前に脱帽、両手を上げて降伏状態になりそうである。対談は『哭きの文化人類学』の著者の私が哭きそうになりそうである。

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