崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

朴槿恵氏大統領就任

2013年02月26日 05時35分29秒 | エッセイ
 昨日は旧暦の小正月、韓国大統領の就任式が行なわれた。その時間に大学にいてスマートフォンでも中継を見る方法を知らずラジオ周波を合わせても就任式の中継を聞くことができなかった。やっと見れたワンセグでの正午のニュースでもトップニュースは日本銀行総裁人事のことであった。FBのユーチューブで収録映像を見ることが出来た。詩の朗読を聞くような感がした。美しい言葉、英語からの外来語などが混ざった素人の演説のようであった。また選挙演説のように国民に大きい夢、豊富な約束をする、父・朴正煕元大統領に続く「第2の奇跡を起こす」と誓った。
 私は感動した。それは演説そのものにではなく、私が生きてきたクーデターから民主化の韓国史に生きてきた自分の人生を振り返って見る自分史へのセンチメントであった。最近日韓関係を悪くしてしまった李明博政権からの解放のようにも感じた。その上初の女性大統領「第2の漢江の奇跡を成し遂げます」など大きい約束には互いに信頼を積み重ねることができる(北朝鮮向け)と対内外に協力を求めることも訴えた。先日東洋経済日報のコラムに私が「第2のセマウル運動」を期待したものとオーバーラップして聞いた。


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3 コメント

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Unknown (黒羊)
2013-02-26 23:27:12
国民はおろか党や側近とさえ意思の疎通が不足する状況に「不通(プルトン)」という韓国語が朴氏の形容詞ともなっている(2月24日東京新聞)そうです。オマケに当選して2ケ月たつのに何等具体的な政策がみえてこない為に、就任する前から支持率だだ下がりだそうですし。第2の漢江の奇跡を成し遂げます?何処から金を引っ張ってくるんだよ?だそうです。

その様な朴氏が選挙中に散々言われた「独裁者の娘」「親日」、又は「やはり女性にやらせるべきではなかった」等を言わせない為に、反日路線に突き進みそうだと読むのは素人の私だけでしょうか。

以前李大統領が竹島に上陸した際、次からの大統領はハードルが低くなる旨の書き込みをしたのを覚えておられますか?私は、戦時統制権が移管される2015年以後、竹島付近で小競り合いが起こっても驚きませんね。


朴氏に投票した有権者の多くが高齢者だそうです。教授の様に「親父はマシな政治をしたから」というイメージを持っておられるからでしょうか。期待が大きい分、反動も大きいでしょうね。
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Unknown (崔吉城)
2013-02-27 17:21:41
 今大統領になったばかりですのでしばらく待ってみましょう。
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Unknown (黒羊)
2013-02-28 04:41:52
よくよく考えたら、前回のセヌリ党の大統領候補選にて李大統領と争ってるのですね。それからを含めたら数年の準備期間があって、このスタートですか。
楽しみです。
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