崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

柳美里氏と初対面

2017年03月25日 06時33分00秒 | 旅行

春から冬への旅、空から見る南アルプスは雪に被われている。松本空港から馬車のようなスピード、多くの信号停止、それでもバスで30分で松本駅に着き、日本映像民俗学のメンバーたちと合流、大会は始まった。まず44年前北村皆雄氏が撮影した映像を見た。映像に出演された村老たちの感想、道祖神の現場を巡り、会場のお寺に着いたのは夕方、柳美里氏と初対面、並んで座って夕食は弁当、「冥界婚」鑑賞、早速壇上した。
 司会は北村氏、柳氏の他、本会場を提供している住職の高橋氏と4人の登壇であった。泣くこと、激しい音楽、死生観などが韓国文化の特質が話題になった。フロアからの質問も多く長時間だった。夜遅く闇の道を歩き宿探し、インターネットのないところの宿、私は林楽青氏と民博の川瀬、アメリカからこられた人と4人の合い部屋、今日の日程が始まろうとしている。籠池劇場や世俗から離れた聖地に来たようである。時代を逆行すると不便さに出会う。その時代を私は生きて来たのである。