一足即発の北朝鮮の脅威にも怖がらず政争や群衆集会を楽しむように、韓国では明日10日大統領弾劾の是非を明らかにするという。昨夜のテレビでは法律の権威者たちが憲法裁判所の結果を認めるべきだと強調する。「民主」が制度的に営まれる法治を超えて無政府主義に傾斜するようにもなりかねない。民主主義を誤解している。韓国人は北の脅威をそれほど怖がらない。あまりもそれを政治家が政治的に多く悪用したので、そこで生きて来た私も北の脅威には危機感がなかなか湧いてこない。しかし本当に戦争の怖さは体験的に知っている。中国の外相の王毅氏は朝米戦争の危機を警告する。
爆弾を打って世界が大騒ぎするのを笑う金正恩氏にどう対置すべきか。一昨夜のテレビに出演した石井一氏の話を聞いて、初めて日本にも「人物」がいると感じた。彼は北朝鮮と関係を悪くしてきた日本の政治家たちの問題を指摘した。朝鮮半島を一番知っているのは悪くても直接支配(?)した経験のある日本が北と南をよく知り調整すべきであるが、北を敵とするのは日本の政治家が「小物」であるからだと私は思う。中国より日本が南北両側を調整する能力を持っているはずである。このような話に日本人はすぐ拉致、アメリカを云々する。日本も韓国も政権争いのための政治家の劇場をいつまで楽しむつもりなのか。