崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「代理選挙」

2017年03月13日 06時09分15秒 | 日記

 毎日10時間以上編集作業中、春の散歩がてらに下関市長選に出かけ40分ほど歩いた。はじめは負担を若干感じたが徐々に坂道も早足になった。道路辺の梅やツバキ、水仙など家庭の鉢物にも視線が注がれた。花を育てて管理する心が伝わってきた。この民族のやさしさや美意識が感じられた。帰宅して南京虐殺映画「ジョン・ラーべ」を鑑賞した。残酷さを感じた。日本の男からは性欲のような性質は感じないが、日本軍はなぜ残酷であったのか。それに至った人間の本性に迫る本を編集している。
 永遠の与党地といわれる山口県、自民党の安倍晋三首相と林芳正元農相の"代理戦争"といわれる下関市の市長選は首相の元秘書の前田晋太郎氏となった。期待を込めて「おめでとうございます」という。中尾市長が3選を狙ったが負けた。しかし実績の力は強かった。実績とは行政でもあるが、宣伝と人脈つくりを指すもののように感ずる。私は「3選」ということが気になっている。下関の政治を通して霞が関へ行くのではなく、釜山へ、世界へと期待している。