事前の打ち合わせを3回してからシンポジウムの会場へ行った。5,60人ほどの聴衆の前で「趣旨説明」(佐野賢治)、副学長斉藤隆弘氏のごあいさつ、渋沢敬三氏の子孫の祝辞に続いてヨーセフ・クライナ氏の基調講演はヨローッパから日本文化への意識変化に関するものであった。パネルの報告は「伝統的民具に見る中国の農業史」、「お札の世界ー世界のお札」、「映像に見る常民生活の伝統と再生」、「音盤に聴く東アジアの音楽交流ー日本コロンビア外地録音資料を例にー」、「農村の生活文化調査と持続的な記録の必要性ー全羅南道長興郡上金マウルの事例を中心にー」など中国、フランス、日本、韓国の学者がそれぞれの個人発表のように行い、渋沢敬三資料の多角的な視点:総合的な研究方法での共同調査、調査が遺した資料:文書、写真・映像、レントゲン撮影、記録、内浦漁民史料、民具など総合的研究とはほど遠く、コメントに大変困った。事前会議で疲ぎみになり、本場では個人研究発表に関するコメントになってしまった。
今回のシンポではお二人の方との出会いがうれしく意味があった。一人は東大の教授の佐藤健二氏である。彼は絵葉書の研究者である。目下、私は絵葉書の出版の準備を進めており、彼の文を読んだがここで会うとは思わなかった。もう一人は東大の出版会の常任顧問の竹中英俊氏である。彼とはフェースブックで知り合い、今度は来ていただいき、懇親会まで参加してくださった。嬉しい出会いであった。神奈川大学には心から感謝である。
今回のシンポではお二人の方との出会いがうれしく意味があった。一人は東大の教授の佐藤健二氏である。彼は絵葉書の研究者である。目下、私は絵葉書の出版の準備を進めており、彼の文を読んだがここで会うとは思わなかった。もう一人は東大の出版会の常任顧問の竹中英俊氏である。彼とはフェースブックで知り合い、今度は来ていただいき、懇親会まで参加してくださった。嬉しい出会いであった。神奈川大学には心から感謝である。