崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

党首討論

2012年03月03日 06時23分51秒 | エッセイ
 野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁の党首討論を視聴した。国会審議といえば野党が与党へ質問形式である。国民を代表する上位(?)に立って質問する。時々検察の尋問に似ている。討論とはそれと違って平等なな立場で議論するものである。アメリカでは司会者が問題を出して討論debateする式である。日本ではそうではなく、国会審議のような質問式であるのが普通であるが、今度の討論で野田首相はそれを対等に逆質問もをしたのである。新しい討論の形式の模範を見せてくれた。ただ映像で映る立っている議員たちの私語、聞こえてくる応援と野次などはその雰囲気を棄損した。これからは事前に国民的なテーマを選定して提示し、良い討論が行われるように期待する。討論場に参加している議員たちの姿勢も品位を守ってほしい。誰かがその討論直前に携帯サイトを見たことを問題視するなどの非難は良くない。