豊浦で韓国からの引揚者の家を訪ね調査を行った。有名な新聞の女性記者が同行した。彼女の熱心な取材ぶりをみて昔、韓国の東亜日報の女性記者の鄭氏を思い出す。当時鄭氏は済州島の海女の調査のために海女とともに海に潜って写真を撮って話題になった人であり、私の調査には時々同行した。彼女は人類学に関心をもってアメリカに留学して博士号を撮って韓国の大学教授になった。しかし教授になった彼女は調査はほとんどせず安楽学者の一人になってしまったようである。今日、同行した彼女はプロ意識を持ち、積極的で、明るく、熱心でとてもさわやかである。今のままで真実をきちんと伝え続け、長期間記者としてお仕事を続けることを願っている。否、たとえ、将来職種が変わったとしても、今の素敵な笑顔と、積極性、そして明るさとプロ意識は失わないでほしい。