崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

原爆ドーム

2006年08月06日 07時05分13秒 | エッセイ
 今日は原爆記念日である。広島に住んだ時には被爆のことが日常的だった。放送か新聞かどこかにその言葉があった。原爆は20世紀最大の悲劇ともいえる。しかしそれに関する見方は一致しない。アメリカでは悲劇とは思っていないし、アジアでは神様からのプレゼントだと言う人もいる。国家を基準としたら見方が相反することは多い。テロもそうである。聖戦とテロは相反する。人類の愛から考えると被爆は人類の悲劇である。
 原爆ドームはその悲劇のシンボルである。数年前私はそれを背景に終戦記念テレビ番組の司会をしたことを思い出す。韓国は朝鮮総督府庁舎を破壊したが日本はこのドームを記念物として残している。そして平和運動の基礎としている。日韓の政策の差がここに見える。