崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

大牟田炭鉱労働者調査

2006年08月09日 06時53分59秒 | エッセイ
 昨日35度以上の暑さの中、4年生の井藤さんの運転で、同僚磯永氏の案内で九州大牟田炭鉱労働者に関する調査を行った。サハリン炭鉱労働者調査の一連の研究調査である。この炭鉱では朝鮮人強制動員などはなく、日本人が中心であって朝鮮人や中国人は雑夫であったという。石炭記念館に朝鮮人労働者たちが書いた落書きを残してあるのを見た。京畿道長湍郡、高陽郡、驪州郡から一隊になって来たということと性器の「子之ジャジと保之ボジ」とハングルと漢字で書いてある。「成則軍黄明」などは誠則軍皇明つまり誠意を尽くす軍が天皇を意思の明らかにするというような意味の誤字であるかわざわざふざけて書いたものかは分からない。また労働者に関する調査の意欲を感じた一日であった。