崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

6.25動乱

2006年06月25日 06時10分09秒 | エッセイ
 今日は6月25日日曜日1950年「6.25動乱」の記念日である。38度線に近いところで生まれ育った私はその日、国軍部隊の訓練を見るために行こうとしていた。特に将校たちが馬に乗っているカッコウを見たかった。しかしその日は、北から南へ鉄砲の弾が飛んだ。今まで聞いたことのない轟音であった。その日から歩いて避難生活40日間、朝鮮民主主義占領期間、中国軍の時期、米軍占領の繰り返される交戦の最中で生き残ったことに感謝する。今ソウルから姉が訪ねてきている。戦争を思い出して話をしている時に北朝鮮のデポドンの話がラジオから流れた。悲しくなった。そして心から憤慨している。