崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

試験問題を映像で

2006年06月07日 06時00分01秒 | エッセイ
 常に新鮮な講義スタイルの改革を考えている。レジュメや資料を配り、プロジェクターでみせるなどして講義をしてみた。しかしそれでは学生たちはノートすることもなく、筆記道具も持たず受身的になってしまう傾向がある。そこで私は考える、ノートをとる講義に変えようとして、パワーポイントを使い、自分で撮った映像(ムービーと写真)を主に使いながら思考する時間を与え、ノートを取らせた。そして比較文化論の試験問題を講義した映像から出してみた。沖縄の洗骨の画面と籾を乾燥させる画面をカラープリントで出した。映像は見て流すものではない。メッセージを伝えるものである。しかし学生たちは少し戸惑ったような表情をした。今後とも、学生の反応や意見を取り入れながら、楽しく、そして、学生の身につくような講義をしていきたい。