崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

映画鑑賞

2006年06月04日 06時38分07秒 | エッセイ
 小倉のチャチャタウンで「ダヴィンチコード」を鑑賞した。聖書に書かれているマグダラのマリアをイエスの近くにいた女性として、その存在をフィクション小説にし、それが映画化されたものである。アメリカ映画の推理、アクションで感動の画面が連続し、、深く考えさせるものではない。この映画を見るには聖書に関する若干の知識が必要である。フィクション小説の映画化されたものとして見たら普通の信者としては憤慨することはない。イエスを人間として扱っているところに引っかかるところはあるが、見ていても問題作としての宗教問題がそれほどクローズアップされてはこない。
 結果的には、問題にして反抗運動をした人たちによって大きく宣伝され、売り物になったように感ずる。昨日は観客がほんとうに少なかった。日本人にはクリスチャンが少なく、問題にする人も少ないからであろう。日本には単なる知識として聖書を読む人は多いが信仰者は少ない。