崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

定年した先輩夫婦

2006年06月11日 22時12分13秒 | エッセイ
 定年した先輩夫婦に久しぶりに会った。定年を迎えたことが嬉しいという。多くの人が労働という束縛から開放感を味わうと言う。アイランドから来た人も社会福祉で老後を暮らすことは楽しいといったのを思い出す。私はそのような話を聞くたびに戸惑う。私は職場から離れることを寂しく思っているからである。
 私は社会福祉のよいと思った日本に来てみて期待はずれを感じている。少なくとも大学教員に対する待遇は韓国の方が良い。ただ研究に対する雰囲気が日本がよいと思っており、このような活動の場を長く持ち続けたいと思っている。