goo

飴山實を読む(160)

■旧暦2月9日、水曜日、

(写真)木蓮

今日は、冷たい春の雨だった。朝から、健康診断に出かける。久しぶりに、夕食担当。アスパラと人参の肉巻を作って、ラタトゥイユをソースにしてかけてみた。色どりも春らしく旨かった。断珈琲25日目になって、一番好きだったキリマンジェロを飲んでみたら、体が受け付けない。カップ一杯が飲めなくなっていた。これはいったい…。

以前から民俗学関係が、ずっと気になっていて、柳田、折口の本は、文庫で集めてぼちぼち読んでいるのだが、先日、益田勝実の論文がダウンロードして読めることを知り、気になる論文を数本、プリントアウトして、健康診断の最中に読んでいた。その中に、柳田の詩が数編紹介されている。



夕ぐれの眠のさめし時

うたて此世はをぐらきを
何しにわれはさめつらむ、
いざ今いち度かへらばや、
うつくしかりし夢の世に、

モチーフ自体は、70年代の清水昶の詩にも共通する。島崎藤村が出る前の詩である。




どの山のさくらの匂ひ桜餅
   「俳句」平成八年七月

■桜餅一つから、山桜の咲き乱れる一山が浮かんできて惹かれた。この想像力は、俳句の「切れ」によって飛翔できている。



Sound and Vision



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )