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芭蕉の俳句(168)

■旧暦2月11日、火曜日、

天気が良かったので、朝、散歩。芽柳が美しかった(写真)。

先日、I先生の講座で面白いものをもらった。先生の教え子が、浜松町の世界貿易センタービルから撮ったUFOの写真である(ビル内からではない)。東京タワーの右前方と後方を、いかにもの形をしたUFO2機が飛行している。2月下旬の深夜である。写真は2枚あり、連続して撮ったものと思われるが、猛スピードで飛行している様子がうかがわれる。右後方のUFOは、2枚目の写真にはもう写っていない。先生のポストモダン状況論のモデルは、実はUFOが発想の契機になっている(とご当人は言う)。ポーランドで深夜散歩中にUFOに遭遇したときに閃いたのである(とご当人は言う)。




十六夜はわづかに闇の初めかな
   (続猿蓑)

■元禄6年作。一読惹かれた。十五夜の満月の次の夜の月であるから、確かに、新月に向けた闇の初めになる。十六夜の月は十五夜よりも、いざよう。若干、月の出が遅くなるので、その分、闇も長いとも言える。月の句は、たいてい、月をめでるが、月の背景の闇を詠むというのは、実に面白い。常識的には、寂しさが漂う句という理解になろうかと思うが、月と地球の運動を詠んだ句のように感じた。

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