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北と南(8):甘蔗時雨

■旧暦10月18日、火曜日、

(写真)
川底に
流れる
水の旋律

(谷川俊太郎)

さてと、夕食の準備は終った。今日は、実験をしてみた。食べた味を再現してみるという実験である。これができると、料理は一人前らしい。結果は、失敗。理由は、食べたときに何を使って味を出しているのか、閃かなかったから。そりゃそうだよね。手当たり次第、適当に味付けしても失敗するに決まっている。味見をしすぎて、おなかが一杯になった。難しいもんですな。



甘蔗時雨(きびしぐれ)

沖縄の一月はさとうきびが実り、刈り入れの時期である。その頃、大陸の寒気団が張り出して日本本土は雪に襲われるが、沖縄では曇りがちの天気が多く、小雨がぱらつく。きび刈の頃の雨なので、「きびしぐれ」と呼ばれる。さとうきびには「甘蔗」の字を当てる。もっとも寒い時期の畑作業で、折からの雨が見舞う。沖縄の方言で「シムカキ」または「シムカキグワー」と呼ばれる。

不発弾処理の大穴甘蔗時雨    玉城一香





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