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日銀の無能は証明された

2010年03月26日 18時02分03秒 | 経済関連
ここまで本格的に無能な組織というのが、何故責任を問われずに済むのか、理解できない。

日銀は、「物価の安定」というお題目を掲げているわけである。金科玉条のように言うわけである。なのに、どういうわけかそれが達成できないのだ。その理由とは何か?
本物の愚か者だからである。自ら、愚かであるということを認められないからである。これまでのやり方や考え方なんかが、ダメだったんだ、間違っていたんだ、ということを、認めることができないからである。

原油価格が落ちてきたからだ、といった言い訳をするかもしれないので、その影響をできるだけ除いてある数字で見てみよう。
(出典 総務省統計局 食料・エネルギー除く総合CPI)

0.0 (08年8月)
0.2 (リーマン・ショック)
0.2
0.0
0.0

-0.2 (09年1月)
-0.1
-0.3
-0.4
-0.5
-0.7
-0.9
-0.9 (09年8月)
-1.0
-1.1
-1.0
-1.2

-1.2 (10年1月)
-1.1


日銀は何と釈明するのだろうか。
外需が極端に落ち込んだ09年第1Q以降には、輸出額が徐々に回復し貿易黒字額も復調してきたわけである。しかし、物価は下落が継続した。特に下落が大きくなってきたのは、09年5~6月以降である。民主党に政権交代があったが、年末~10年2月にかけて、より一層の下落が起こっている。

これは、誰の責任なのだ?何が原因だと思うか?
日銀流に言えば、08年にCPIがゼロを超えた日本と、大幅なマイナスになっている今とでは、「構造改革」の具合が違う(笑)、とか言うのであろう。
何と出鱈目な理屈なのか。

実質GDPは若干ながらも回復を見せたわけだが、そうであっても物価下落は酷くなっているわけである。ああ、これも、白川式経済学理論によれば日本の構造問題なわけね。ふーん。


日銀の審議委員とかいう連中に任せておいたら、リーマン・ショック1年以上経過後に、更に悪化しているということ。これが事実だ。口だけのペテン師みたいな連中のウソや出鱈目なんて、いくら聞いても役に立たない。
論より証拠、って昔から言うではないか。
ペテン師というのは、あることないことを言い、人々を騙すだろ?奴らはウソをつくのが仕事だからだ。
じゃあ、日銀の「物価の安定」というのは、どうなんだ?

普通、「血圧を安定させるように治療しましょう」と医師が言えば、そういう治療をするんだな、と思うでしょう?誰も、「今まで以上に、血圧変動が酷くなる」なんて考えないでしょう?
だけど、日銀は違うんだそうです。
一層、事態を悪化させるような治療法を選択するんだそうです。そんな医者だったら、藪医者とかでヘタすりゃ訴えられかねないだろう?できもしないくせに、血圧を安定させる、なんて目標を掲げるんじゃないよ。しまいにゃ、できない理由を、「患者が悪いからだ、医者のオレ様は正しいんだ」と言い出すわけだ。こんな医者が許されると思うか?

そして、どんなにデータや自覚症状の訴えがあっても、「オレ様の判断の方が正しい、世界の常識を先取りしているんだ、だから、オレ様理論が正しいんだ」と言い張って、絶対に聞き入れないわけなんですよ。
この愚かな結果を見れば、明らかでしょう?
言うに事欠いて、「これは患者のせいだ、お前の体が悪いからだ(=日本は構造問題を抱えている、少子高齢化や産業構造や構造改革不足など)」と来るから、医者としては失格だ。

警告したでしょう?
09年8月>未だに反省できない日銀

だが、日銀は何度言っても聞き入れなかった。
彼らには、そういうことを考える能力すら、もう残されていない。
東大の経済学教授なんかと一緒さ。役に立たないくせに、屁理屈ばかりは一丁前なんだよ。いない方が、まだマシ。余計なデマを流さないから。


上限金利問題の時に判ったんだよ。
こういう連中に共通するのは、「自分の説」を主張し正当化する為だけに理屈を言うってことさ。日銀の言い訳なんかは、まさしくそうだろう?ありとあらゆる言い訳を考えてくるか、ウソ八百を並べるんだよ。
予測の専門家たちの意見を覆し、GDPギャップが2%を超えていることを証明してみろ、とかぬかす東大教授なんかもいたけど、ああいう手合いも一緒なのさ。口で言う前に、実際にデータが出てみたら「大幅に超過」してしまっているじゃないの(爆)。理論を振りかざす前に、その無能かつ鈍感なおのれの役立たずな経済学を反省してみてはどうか、というのが、ド素人の率直な感想ですわ。恥を知らない連中ならば、間違っていても平気なんだよ。日銀もそうさ。 


たとえば「日銀には、できることとできないことがある」(それは常に当たり前だが)、すなわち「物価の変動」には影響力を持たない、ってことを自ら言うわけだ。だったら、「物価の安定」とかいう目標はそもそもウソってことなんじゃないのか。物価変動に影響を与えることができない、というなら、自分からそう告白しろよ。「できません」って。私たち日銀には、「何もできません」ってバンザイしたらいいだろ。どうして、できない、とはっきり言わないのか?
そういう無能は退場してくれ、だろ。できない人間は、必要ないからな。

それとも、日銀式理論によれば「私には手術できません」と言ってる無能な執刀医をいつまでも執刀させとくわけか?できもしないのに?
笑える。本物のマヌケだ。


「お前の体が悪いのが原因だから、これ以上はできない、やる気もない」と言ってる医者と、「治るかどうかはやってみなければ判りません、が、海外で治療成功の報告がある方法は残されているのでやってみる価値はあります、できるだけ全力を尽くします」と言う医者のどちらに診てもらいたいと思うか?

日銀が前者なのは明らかなのだから、もうやめて、と言う以外にはない。そういう奴らから権限を取り上げない限り、何も変わらない。日銀式の出鱈目理論は、完璧に敗北しとるだろうが。このデータを見てもなお、正しい、って言えるか?もしそうなら、それは専門家としての倫理を完全に失っている。病的データが出ているのが明らかなのに、それでもなお「間違ってない」と言い続ける医者なんかいないからな、普通は。