自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
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東山魁夷展@東京富士美術館

2018年02月28日 | 日記
今年の冬は寒かった〜〜(;^ω^) 懐も・・・(笑)
おかげでたくさん本を読むことができた。 図書館へはちょうどいいお散歩♪ 平日でも意外に混んでいるのです。 定年で行くとこない?とおぼしきオジ様達が新聞をバサバサ、がっつりお勉強の学生らしき若者、料理本や雑誌を読んでる主婦・・・などなどで。

私のお気に入りは、"原田マハ"。 「リーチ先生」も作品の中を追っかけ、セントアイヴスというギャラリーに行ってみたり、「風のマジム」では、お話の中に出てくるラム酒を探したり・・・と、本を五感で楽しむ。

今回は、「生きるほくら」に出てくる東山魁夷の作品に出会いに八王子まで。・・・遠い(;^ω^)。
大井町線→田園都市線→横浜線を乗り継いで八王子。 そこから不慣れな京王バスに乗り富士美術館行きにのる。 家からは乗り換え含め2時間弱(・。・;

無事、到着。

開期も残りわずかとなり、シニアな方々、主婦のグループが多く、それなりの人出(^^ゞ
美術館は、創価大学の正門向かい。

中は撮影禁止なので、入口だけ。

この作品です、「生きるぼくら」に出てくるのは。
長野県蓼科の御射鹿池を描いた「緑響く」

深い青緑の湖に一頭の白馬。 白馬は、空想。 モーツァルトを聞いているときに突如降りてきたそうな・・・。 18の作品で登場するそうです。
いろんな季節の風景に、白馬が物語を運んできます。

東山魁夷は、20世紀の画家で、1999年「夕星」という作品が最後の作品となっている。

展覧会は、まだ美術学校で勉強する前、15歳で書いた自画像から始まる。
そこから、美大を卒業後のヨーロッパ修行?、東北、京都、中国、ドイツ、北欧、長野・・・と、年代を追って展示されていて、最後が、彼の最後の作品。 私も自分の生きた時代と重ねて、時代背景を頭に浮かべる。 前半の展示、彼が若かりしころに描いたヨーロッパの風景、さほど面白くない(^^ゞ、でも、年を重ねることに、作品に表現力、技術、力強さ、深み、、、と、どんどん魅力的になっていって、引き込まれていく。

最初に引き込まれるのが、「道」という8つの作品。 スケッチAから始まってEまで、そして小下図、大下図、最後の完成作品「道」西陣織の巨大なタペストリー、と同じ一本の道が描かれている。 一つの作品を制作する過程が垣間見れて面白い。 構図をスケッチでいろいろ試していって、小さめの下図を作り、その次は大きな下図、本チャンの作品・・・と、機密に準備され研究され名作が造られる。 なんだか、どの世界も同じだな〜と。 才能があるから、なにか凄い作品がすぐにできる、という訳ではないのだ。

そして、ず〜っと見入っていたい、白馬が登場する作品達。 メルヘンとも言えるが、その白馬が登場することで、それぞれの絵に物語が動き出す気がする。

京都を描いた作品は、見たことある作品だ。 円山公園の枝垂れ桜と月光を描いた「花明り」。どこで見たんだっけ?(^^ゞ たぶん、昨年の長谷川町子美術館じゃないかな・・・桜をテーマにした作品展?

最後は、落ち葉の色や冬の色・・・と、枯れていく穏やかな自身の人生とも重なっていく。 奥が深いのお・・。

今回の展覧会、東山魁夷の作品達は、普段は、長野県立美術館・東山魁夷館にある。 現在は、改装中のようなので、ごっそりと東京へ出稼ぎ?(言葉が悪いネ)。 長野に行かなくても東京(かなり西だけど・・・)で観ることができたのは、ラッキーだった。 いつか、長野まで出かけて、彼の作品たちに再会したいと思った一日だった。

余韻に浸りながら、八王子駅へ戻る。八王子では、どこでごはん食べたらいいかわからず、駅ビルで。

この絵入りのおしぼり、かわいいね。

は〜、3月1日から、しばらくこの贅沢な平日遊びができなくなる。 涙😢 でも、また違う楽しみを見つけて、人生楽しむよ〜ん♪

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