自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

コロッセオがある限り・・・

2014年02月06日 | 2014ローマ
この写真を見たら、ここがどこであるか、ほとんどの人が言い当てることができるだろう。それほどの存在感。 中に入ってみたのは、10年前、一月のコロッセオは、とても寒かった。 お腹が冷えて、トイレに行きたくなった。しかし、古代の建物、トイレ事情が悪い。 一か所しかないトイレ、急を要しているのに、長蛇の列(涙) やっと自分の番がやってきて入ったトイレは、鍵が壊れている・・・・。 しかたない、ドアを手で押さえながら、何とか用をすます。 ズボンを持ち上げるために両手がドアから離れた瞬間、ドアを開けられてしまった。 Shit! その思い出が、私のコロッセオの思い出になってしまった、トホホ。
今回は、外から拝んで一日をスタート。

遺跡だらけのローマ、いつもどこかが修繕中。 コロッセオも今回は、幕がかかっている。 
世界中から観光客が来て、お金を落としてもまだまだ資金が足らない。数年前からホテルには、ツーリスト税がかかり、B&Bも一泊2ユーロ加算されるようになった。 以前は、出入り自由だったドォーモなどの教会は、入場料を取るようになった(地元民の小さな教会はいままでどおり、入場料を取られることはない) 消費税は、23%(基本の食料品にはかからない)、現地で生活するマキさんのお話によると、所得税は、50%だそうだ。 ううう、4月から上がる日本の消費税も仕方ないかと思ってしまう。

さてさて、コロッセオの修繕には、膨大なお金が必要だ。 そんな中、なんと、中国が買う、という話が出たとか出ないとか・・・(汗) いくらなんでも、そんなことをしてしまってはいけないよ。 で、イタリアの会社(Tod's)らが、お金を出すことになり、コロッセオが中国のものとなることは避けられたとか・・・。ホントかよ〜??? ローマ市民の憂鬱は、ローマ市が、ほんの少しでもその可能性を考えたこと、情けない・・・と。

12世紀の言葉に、「コロッセオがある限り、ローマも存在するだろう。コロッセオが崩れるとき、ローマも終わりとなろう。が、ローマが終わるときは、世界の終わりだ」 世界が終わらないため、イタリア人よ、頑張ってくれ〜。 
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