自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

トリュフな一日♪ ダ・アメリーゴ @サヴィーニョ

2014年12月28日 | ボローニャ2014
お客様Kさんが教えてくださった鎌倉にあるイタリアン、オルトレヴィーノ。ここのマダムが書いた本「とっておきのフィレンツェ」は、写真がとっても美しくて、大好きな旅本。 この本の最後の方に、マダムが「一番好きなトラットリア」として書かれていたのが、「トラットリア ダ・アメリーゴ」
ボローニャの郊外にあるというので、チャンスがあったら今回の旅で行ってみたいと思っていた。しかし、ボローニャからは、30キロくらい離れた山の上にあり、車がないとどうにもならない。 半分あきらめていたら、同行の3名の同意が得られたので、車手配で行ってみることにした。
ここは、ミシュラン一つ星、イタリアのグルメガイド・ガンベロロッソ三ツ星だ。 知る人ぞ知る店のようで、評判も良い。美味しいもの好きのIさんも、行ってみたいと思っていた一軒だったという。 今回の旅の最後のディナーとして、期待大だ。

我々のんびりチームは、サッソ・マルコーニから宿に戻り、Kせんせチームもフェッラーラから戻り、夕方6時に車でピックアップしてもらい、アメリーゴのあるサヴィーニョに向かう。すでに外は暗い。たぶんボローニャからサッソ・マルコーニを通り、その辺から山に登っていったのだと思うけど、真っ暗だし、よくわからない。 40分くらいで、サヴィーニョ村の中心へ到着。 アメリーゴの前に落としてもらって、いったんドライバーさんとバイバイ。

昼間の明るい時間に来たら目撃できたかもしらないけど、村の入口には、「チッタ・ディ・タルトゥーフォ」と書かれた看板があるそうだ。そう、ここは、トリュフの村〜♪
この村も、11月の第一週末は、トリュフ祭りだ。 我々が到着した時間は、すでに7時近くで、食べ物系は、撤収作業中。物販も片付けが始まっているようだ。サッソ・マルコーニは、黒トリュフがほとんどだったけど、ここサヴィーニョは、うふふ、白トリュフが並んでいる。

宝石箱状態♪ ガラスのふたを開けてもらうと、ぶわ〜っと香りが上がってくる。

今まで、白も黒もトリュフのことなんか考えたことなかったけど・・・こうして、白に黒、実際に目の前にしてみると、その違いは、香りだ。 圧倒的に白トリュフの香りが強い。当然、値段もぐ〜んと違う。 世界で一番高価なキノコ、白トリュフ。
ここでは、白トリュフのトリュフバターを購入してみた。

そして、サラミを買っていなかったことを思いだして、一本購入。 このサラミ、持ち帰って宿の冷蔵庫に入れ、翌日スーツケースに突っ込もうと思ったら、あれ??? 柔らかい・・・(;・∀・)えええええ? 何で? どうなってるの? もしかして不良品? 持って帰って、途中どんな状態になってしまうのか怖くて、結局、フィレンツェ在住の友人Iさんに差し上げちゃったんだけど・・・・・
帰国後、見つけた情報で、なんと、このサラミ、ペースト状の超珍品のサラミだったのだ。あ〜ん、知ってたら、なんとしても持って帰ったのに・・・せめて、食べてみれば良かった・・・。 トホホ。

さてさて、7時半に予約しているアメリーゴへ戻ろう。 ほほ一番のりの我々、二階のファンシーな部屋をチョイス。 一階、二階に二部屋と、結構広い店内。

ファンシーなお部屋には、こんな絵が描かれている。 トリュフ犬がトリュフをくわえている。

さあ、のんびりチーム酒飲み組は、ワインの付いた郷土料理コース(50ユーロ)。 そして、Kセンセチームは、我々より一品多い季節のコースを。

アンティパスト
パルミジャーノのアイスがのったパンのようなクラッカーのようなもの。

最初から量多し

ボロネーゼ♪ もちろん、手打ちパスタ。 運ばれて来た飲み物は、バルベーラ(赤ワイン)♪

ボローニャ市内、ラヴェンナ、ここと3回のボロネーゼを食べてみたけど、それぞれ違う。 トマトペースト(ソース)の歩合がそれぞれ違う。
このくらいのトマトソース具合が丁度いいな。 パスタが美味しい。 凄い量だけど、結構頑張って食べていたら、


口直しの生の赤玉ねぎが出てきた。 地元の人は、こうやって食べてるとか。

IさんYちゃんが選んだプリモは、ブロードに入ったトルテリーニ

これまた、凄い量だよ〜(^▽^;) ブロードが結構パンチある。あったまるね〜って、全部食べたらお腹がパンパンになっちゃうよ〜。

メインは、うさぎのバルサミコソースが食べたかったのだけど・・・昼に出ちゃって欠品。 残念( ;∀;)
で、バッカラ(干しダラ)をチョイス。 イタリアでも食べるけど、ポルトガルの干しダラ料理も思いだすな〜。

Yちゃんは、牛ほほ肉の煮込み これは、ヘビーだよ〜(笑)

飲み物は、しっかりめのサンジョベーゼ♪

もうちびっと、たくさんついでくれると嬉しいんだけどな・・・・

デザートは、さっぱりしたものがいいと思って、ランブルスコのソルベ

酒が効いている〜

食後のグラッパやノッチーノ(くるみのリキュール)は、お店のサービス♪


店内は、トリュフ祭りの週末ともあって、満席。 他のテーブルを見ていると、トリュフ料理を食べている人が多い?かな。
でも、わてらは、昼間にトリュフ食べちゃったからね〜。

アメリーゴ、1934年にお爺ちゃんの代にオープンして、今は3代目のようだ。 なかなかのビジネスマンといった感じで、となりにアメリーゴのソースやノッチーノが買えるお店を持っている。近くには、ロカンダ(宿)も。 泰明軒の3代目みたいな感じなのかな〜??? 日本にも、三越イタリア展に数年前出店したようだし、アメリーゴのこのソース類は、なんと、日本のイータリーでも買えてしまうんだ(;・∀・)
我々が行ったときも、なにやら取材が入っていたようだし。 きっと開店当時の素朴なトラットリアからは、ずいぶん違うことになっているんだろうな。


・・・・ここでのお食事、残念だったことが・・・
ぶ〜んと飛んできたハエ(◎_◎;)、虫取り名人Yちゃんが、やっつけてくれて、ホッとしたところに・・・
またもや、ぷ〜ん、違うのがやってきた。 またもやYちゃんが、キャッチ(^_^)v
と、4匹やっつけたところで、疲労困憊(笑) 食欲も気力も減退して・・・なんだか、食事に集中できなかった。

たぶん二日間開催されたトリュフ祭り、野外での飲食のゴミ処理が悪く、ハエが大量に発生したんじゃないかな・・・。 店員にクレームしたけど、あら?ハエ〜、と全然気にしてくれない。 きっとハエに大騒ぎしている日本人が、奇異と見えているんでないかな。 う〜ん、いろんな意味で残念。

なんだか早く帰りたくなっちゃって、帰りのピックアップを30分早めてもらって、また40分かけて、睡魔と闘いながら宿にたどりついた。



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