自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

モザイクの町・ラヴェンナへ

2014年12月09日 | ボローニャ2014
11月1日(土)、「聖人の日」ということで、イタリアは祝日
ラヴェンナへ出かける。 この日、4人全員ラヴェンナに行くのだけど・・・Kせんせチームは、ラヴェンナのあとに他の町で開催される「お魚祭り」にも出かけるというので、早朝先にホテルを出発していった。またもや、本日も別行動((笑)
我々のんびりチームの行先は、ラヴェンナだけなので、ゆっくりめに出発。 駅へ向かう途中の街中、祭日の午前中は、人が少なくて静か〜


昨日見つけたバールに今日も行こうと思ったら、日祝はお休みらしく・・・(残念) 違うバールに入って、朝一番のコーヒータイム♪

本日は、ラテ・マキアートを♪ ラテ・マキアートと注文すると、こんな感じのミルク主体のマキアートに、 カフェ・マキアートと注文すると、コーヒー主体のマキアートに。

さてさて、駅に到着して、切符の販売機でチケットを購入。 案内板を見て、ホームを確認し、汽車に乗り込む。 約1時間半の旅。

今回のボローニャ旅の目的は、大きく二つ
・イタリアチーズの王様、サルーミの王様、酢の王様、、、と、美味しいものの探求
・ラヴェンナのモザイク芸術を堪能
と、これらを、見て、食べて、香りや音・・・五感で感じること。

幸い、今回は一人旅でないから、移動も安心だし、楽しい。
そして、初めての町ラヴェンナの地図を見ながらの観光は、すっかりYちゃんを頼りにしちゃいました。その節は、ありがとう!
駅からは、街の中心までは、徒歩10分くらい。 両サイドにお店が並び、きゃろきょろしながら目的地へ進む。

ラヴェンナ、あちこちにモザイクが残る、ビザンチン美術の花咲いた古都。 歴史は苦手なのだが・・・、
ラヴェンナは、5世紀西ローマ帝国最後の主都だった。その後、イタリア支配のためのビサンチン帝国の拠点となってしまう。
そして、西ヨーロッパ帝国の衰退とともに、ラヴェンナも衰退していき、ルネサンスやゴシック建築の建物に建て替えられることなく、そのままにビサンチン芸術が残る町となったらしい。 ミラノやフィレンツェの町の雰囲気と全く違う、新鮮な感動を感じる。

まず最初に向かったのは、一番重要な建物、サン・ヴィターレ教会

外観は、普通だけれど・・・中に入ると・・・
天井から床まで、手抜き無しで、ぎっちりのモザイク。 黄金色に輝いている。 圧倒される空間だ。



輝き続ける金色、ガラスとガラスのサンドイッチに金箔を挟み、それを組み込んでいく。 青や赤、どれも鮮やかに輝き続ける芸術だ。


正面には、キリスト。 頭に光輪が描かれているのが、聖人。 キリストは、それに十字が描かれている。

その正面両サイドに描かれているのが、コスティニアヌス皇帝と、その妃テオドラ

あちゃ〜、聖人でもないのに光輪つけちゃってる〜。 皇帝の力がどれほどだったことか・・・。

サン・ヴィターレ教会を出ると、すぐ裏手にガッラ・プラチーディアの廟がある。 十字の形をした建物

調べてみると、彼女の人生、ドラマチックだ。

皇帝テオドシウスの娘ガッラ・プラチーディアは、西ゴート族のアラリック王がローマを強奪したあと、ゴートの捕虜となり、しかし、アラリックの後継者だったアタウルフが彼女を見初め結婚、二人は幸せなときを過ごした。が、まもなくアタウルフは暗殺され、ガッラ・プラキディアはローマに戻され、ラヴェンナにやってくる。プラチーディアは、コンスタンティヌス将軍と結婚、その子が皇帝となる。プラチーディアの子、ヴァレンティアヌスはまだ幼かったので、プラチーディアが後見人となりローマ帝国の政治を司った。この統治期間に彼女はラヴェンナにとどまり、ローマも平和が続いた。
彼女は死後、このラヴェンネに葬られた。
・・・ということらしい。


遮光のカーテンをくぐって中へ


入口を入るとすぐにあるのが、「良き羊飼いの図」 光輪に十字がついているからキリスト
サン・ヴィターレ教会よりさらに古く、一番古いモザイクが画

この柄がかわいい お花をモチーフにしたモザイクがあちこちに。


中心は、満点の星に十字架 この星がキラキラ金で輝いている。 きれい〜! 周りは、キリストの弟子たち










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