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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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新ユニフォームがお披露目

2019-11-18 02:23:23 | 千葉ロッテ

スーパーマリンフェスタ、と銘打ったファン感謝デーには例年どおり不参加で、サイン会には心惹かれましたが今年はロッテ絡みの抽選に全く当たらなかったので止めておきました。
また鈴木が去就について何かコメントをするかと思いましたがしかし無かったようで、残留を決めていればこれ以上にない最高の場でしたし移籍であれば直接ファンに挨拶をするには最後のチャンスですからまだ決め切れていないのか、それで週明け早々に発表となったらビックリですが、美馬のロッテ入りとの関係が気にはなります。
ルールがよく分かっていないのですが鈴木が移籍となった場合に人的補償で得た選手を美馬のためのプロテクトリストに入れなければならないのであれば、美馬の件が片付いてから鈴木の手続きとなるのがロッテにとっては好都合なわけで、それは福田のロッテ入りが実は内定をしているのであれば当然にプロテクトをしなければなりませんからやはり年末ぐらいまで引っ張ってもらわないとしんどくなり、そんな鈴木と福田の配慮を妄想したり、実際のところのルール解釈を思案する秋の夜長です。

2020年ユニホームを発表 新サプライヤーはミズノと'47に決定 (11/17 千葉ロッテマリーンズ・オフィシャルサイト)

マリーンズは11月17日(日)、2020年から着用するホームとビジターのユニホームを発表しました。
新しいオフィシャルサプライヤーはユニホームが株式会社ミズノ、キャップは'47(フォーティーセブン)を展開する株式会社OSM Internationalとなります。
なお、'47 がNPB球団のオフィシャルサプライヤーになるのは初となります。

先日に報じられたユニフォームの変更も、お披露目をされました。
ホームユニも手が入るとの報道がありましたが見た目に変化は感じられず、一方でビジユニは黒はそのままにチームカラーの一つになりつつあった赤が消えています。
ロゴは変わりませんが肩口や脇の白抜きが無くなったために全体的に暗さが強調をされていて印象はかなり違ったものになったような、ピンストライプへのこだわりもイマイチです。
このあたりは慣れの問題ですからそのうちに気にならなくなるのでしょうが、気になるとすればやはりレプリカユニのお値段、マジェスティックになってのかなりな値上げがデサントのときぐらいまで下がってくれないかと期待をしていますが、原価が下がって売値を維持すれば球団は儲けが増えますから内税の消費税分で値下げ、がせいぜいかもしれません。


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2019年通信簿 11 佐々木千隼

2019-11-17 00:07:33 | 千葉ロッテ

 

11 佐々木千隼 投手 25歳 年俸1670万円

【2019年成績】 7試合 2勝1敗0S 防御率2.53 32回 26被安打 2被本塁打 12与四球 1与死球 22奪三振 被打率.232

昨夏の右肘関節鏡視下遊離体除去術からの復帰を目指した今季は、4月早々に二軍で実戦登板、そして7月に642日ぶりの一軍で先発をするなどして白星も手にしましたし、そういう意味ではまずまずだったのではないかと、そうなれば真価を問われるのは開幕から一軍で投げられるかどうかの来季になります。
ドラフト1巡目も4年目ともなればそのアドバンテージは失われつつあり、二木や岩下、種市らの自分よりも若手がローテーションを占めつつある中での反攻がなるかどうか、です。

全治三ヶ月でしたから昨オフにはほぼ完治状態の余裕もあったのか白黒アンジャッシュに出演をするなどしていましたから春季キャンプでも最初から飛ばすかと思えばリハビリ組でのスタートで、第二クールでようやくブルペンで立ち投げ、そして最終クールでは捕手を座らせてはいましたがまだ全力で投げているような感じでもありませんでした。
それでも開幕は大丈夫とのコメントどおりにそれが二軍であっても合わせてきましたから、そこはさすがと言ったところでしょう。
ただ二軍でもそうだったのでしょうし、無理をさせる必要もない、させたくもないことからか小島らと同じく一軍では中6日が二度ありましたが基本的にはかなり間隔を空けての起用は登録抹消を繰り返してのもので、球数も今季初登板こそ104球でしたがそれ以外は80球前後で抑えていても五回が目処といったお客さんレベルでしかありませんでした。
そこから抜け出すのがまず目標ですし、ルーキーイヤーは140キロ台半ばから後半で始まったストレートは気がつけば130キロ台後半まで落ちていたものが今季は140キロ前後まで持ち直したところから前に進めるのか、進むのか、ピッチングスタイルを変えるのか、変えないのか、いろいろなものが問われる一年になると思います。
ロッテの佐々木、と言えば佐々木朗、と世間が思うであろうところで「千隼もいたね」「佐々木は千隼だろう」と忘れられないよう、勝負の4年目になりますので頑張ってください。

2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 1670万円 → 1670万円 (±0%)


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美馬がロッテ入り

2019-11-16 00:09:24 | 千葉ロッテ

もちろんマジかよとの驚きもありますが、やっぱりと思ったりもする美馬のロッテ入りです。
FA宣言をしたときにロッテが有力、と報じられたのは井口監督とマネジメント会社が同じであることが理由だったのでしょうし、その人と人との繋がりからすればある意味でこれは出来レースだったのかもしれず、そうなれば4度もの交渉と原監督まで出馬をして今日に断られた巨人とすれば不敗神話を壊されて腹立たしいことこの上ないでしょう。
朝に機関紙がロッテ入りを報じたのを見たときには懐疑的でしたがサンスポ、そして報知までもが濃厚と控えめな表現ながらも白旗を掲げて、夜にはその巨人、ヤクルト、楽天にも断りを入れたとは信頼のニッカンですからもう疑う余地はなく、近いうちにロッテ美馬が正式に発表になるのだと思います。
投手はいくらいてもいい、わけですから美馬が加わるのはウエルカムですし額面どおりの活躍に期待をしますが、しかし球団として乗り越えなければならない壁は多々あります。
まずは3年3億9000万+出来高で総額5億とも伝えられる待遇に、これまでのチームに対する貢献、実績からしてそれに勝る石川などは契約交渉でそれなりの対応を求めるでしょう。
巨人などとは違ってこういった高給取りがぽんと入ってくることに慣れていない他の選手も、それに近い反応を示してもおかしくはありません。
また先日にざらっと考えた人的補償による流出も悩ましく、渋い活躍を見せていた高口はちょっと残念でしたし貴重なリリーフだった中郷にはショックでしたがそれを上回る衝撃の覚悟は必要でしょう、前回はこちらの事情だけで考えましたが楽天のチーム状況も自分なりに検討をして、起用法を間違えなければ期待ができる西巻も加えた複数トレードだった、との言い訳も用意をしつつ、そこに鈴木が加わるかもしれませんし、そんなプロテクトリストを作成してみます。


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ウエルカム西巻

2019-11-15 03:21:51 | 千葉ロッテ

西巻の入団が、明日のテスト最終日を待たずして決まりました。
そもそもがトライアウトに参加をせずの即秋季キャンプに合流でしたから予想どおりに形ばかりのものだったのでしょう、ルールでは禁止をされているはずの掟破りの水面下交渉はロッテらしからぬと思ったりもして、そんなトライアウトに参加をした選手たちには申し訳ないながらも若い野手が増えるのは喜ばしいです。
高卒ルーキーで25試合19安打を放った西巻は今季は僅かに2試合で二軍でも低打率に苦しんだようですがしかしチームでは内田と並んで一番に打席をもらっていただけに、怪我をしたわけでもないのに楽天が20歳の選手に育成枠契約への打診をしたのは積極的な補強で枠が足りなくなりそうだったからなのか、ロッテとしてはラッキーでした。
ただそれもどういう意図で獲得をしたかにもよる、とは春季キャンプで外野を守らせるようなことがあれば大木の代わりぐらいにしか考えていないことにもなりそうですし、さして足が速いわけでもない小兵の内野手となれば角を思い出したりもして、今季の主戦場がセカンドだったことからしてなおさらです。
また育成枠契約の打診を断っての移籍の経緯は茶谷と同じですから、その茶谷は枠が足りずに今季を育成枠選手のままに過ごしながらもチームトップの打率はリーグ7位、安田には及ばないものの6発に安田を上回る18二塁打と中長距離砲の資質を見せただけに、同じタイミングで支配下としないと道理が通らずモチベーションがだだ下がりでしょう。
ただそうなると枠の問題が悩ましく、今季の70人から福浦引退、戦力外8人、外国人選手3人が抜けてドラフトで5人ですから70-1-8-3+5=63人に西巻と茶谷を支配下とすれば65人で、外国人投手を2人は欲しいとなれば67人、大嶺と高濱のシーズン中の復帰を勘定に入れれば69人、終盤戦で追い込んできた和田も来季こそと思っているはずです。
美馬と福田はどのみちダメでしょうから置いておくとしてもシーズン中の補強を考えると厳しく、川崎を金銭で阪神に放出をしたときに「人選に時間が足りなかった」との迷言がありましたが、鈴木が流出となった場合にこの枠不足を言い訳として人的補償を放棄をした上で川崎のときを上回る迷言を吐いてくれるかもしれません。
そんな事情は西巻には与り知らぬところですので気にすることなく、仙台育英で2学年上だった平沢がいますからチームにはとけ込みやすいアドバンテージを活かしてライバルになるであろう茶谷、松田、ルーキー福田を蹴散らして一軍でプレーができるよう頑張ってもらいたく、目元は大谷、雰囲気は高知東生をZOZOマリンでアピールしてください。


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山口が無念の離脱

2019-11-14 00:44:52 | 千葉ロッテ

山口が左足距骨後方骨折で全治二ヶ月、秋季キャンプを無念の離脱となりました。
最終クールに右肘痛の平沢、左肩関節唇痛の藤原とともに合流をしたことから山口もやはりどこぞを痛めていたものと思われ、そしてあっという間の悲劇です。
その痛めていたであろう箇所が今回の故障に関係があるかどうかは分かりませんが、二軍で6発のパンチ力はフェニックスリーグでも発揮をされて来季に大きな飛躍が期待され、来春の石垣島での動き次第では藤原よりも早く一軍定着が見えてきそうと推しメンリストに乗せることを算段していただけにショックは大きいです。
この秋季キャンプでは井上が左肋間筋損傷で、松田が急性腰痛でリタイアをしていますから「限界を超えろ」と厳しい練習をしてくれているのかもしれませんが、このあたりは難しい、しかし無理と無茶は似て非なるものなので気をつけてもらいたいとしか言い様がありません。
山口は手応えを感じていたでしょうから焦りがあるはず、これで春季キャンプは二軍スタートが濃厚でしょうがその焦りによる無茶で一生ものにしないよう自重を願います。


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2019年通信簿 10 加藤翔平

2019-11-13 00:35:48 | 千葉ロッテ

 

10 加藤翔平 外野手 28歳 年俸2700万円

【2019年成績】 60試合 109打数 12得点 22安打 打率.202 3二塁打 1三塁打 4本塁打 9打点 4盗塁 9四死球 32三振 得点圏打率.185

今季も加藤は殻を破れませんでした。
井口監督の「毎年、期待されて今まで来た。波は自分で打破してほしい」と期待と突き放しのどちらともとれるコメントはなかなかに微妙ながらも、言い得て妙といったところです。
あれだけの好スタートを切りながらも終わってみれば昨季とほとんど変わらない数字で停滞もここまでくれば厳しい、ロッテではもう無理な気がします。

もちろん加藤も考えていないわけではありません。
福浦を参考に上げた足を素早く下ろして早めにボールをつかまえる形を作る新打法はポイントを前にタイミングで打つ感じ、と手応えを感じていたようで、実際に対外試合で結果を残してオープン戦では4割を超える打率でレギュラーをがっちりと掴み、そして開幕スタメンの初打席でいきなり叩き込んだアーチは令和初で開幕カードは2発、次のカードは5安打、そして3カード目には2打席連発など開幕8戦で4発とレアードとともに打線を引っ張る存在にやっと開花か、と思ったロッテファンも多かったでしょう。
しかし札幌でノーヒットに終わると4月下旬にはあっさりとスタメンから外されてしまい、あとはもう転げ落ちていくいつものパターンです。
このあたりは使う側の問題も大きく、ちょっと打てなくなると負の連鎖に入ってしまうのはタイプの見極めができていないからではないかと、加藤は乗せておだててこそのタイプでビクビクしながら失敗を怖がっているようにも見えるのは今季もそうでしたがベンチの我慢の足りなさの蓄積によるものだと考えます。
もう7年目の20代後半ですから分からないでもないですが角中や岡も打てなかったのにこちらは使い続けましたから、加藤をスタメンで起用をしても扱いとしては控え選手のそれでしかなく勢いが落ちれば見切りも早い、それが分かっているので湿り始めると焦りが空回りに拍車をかけるといったところでしょう。
これはもう加藤の性格とベンチの手綱捌きの相性ですから簡単に変わるとは思えず、タイプ的に必携な小技のミスも少なくなく足のアピールもできない一方で課題だった右打席でアーチを連発したことからしてその資質に惹かれるチームがあれば出してあげた方がよいのではないかと、不細工な編成のおかげで外野手は左打者が余剰気味です。
無いとは思いますが美馬を獲れたらプロテクトからは外されるでしょう、あるいは福田を獲れなかったチームとの商談をしてもよいのではないかと、本人のためにもそう思います。

2013年通信簿 2018年通信簿
2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿
2017年通信簿


【オリオン村査定】 2700万円 → 2400万円 (▼11%)


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美馬と初交渉

2019-11-12 03:30:28 | 千葉ロッテ

美馬との初交渉がありました。
1億3000万とも3年4億とも報じられた提示は本人や球団が明かすはずもありませんから、先行のヤクルト、巨人への憶測から引っ張ってきた数字だとは思いますが太っ腹です。
今季の倍、は分かりやすくもありますがもし入団となればダウンであろう涌井、アップであろう益田に次ぐ投手では3番目の高給取りになるわけで、同じ8勝で防御率は美馬の4点台に対して3点台半ばの石川は当然にこの報道でその上をいくはずだと思っているでしょうから紛糾もありそうな、福田への田村、中村奨、井上あたりと同じ構図になるでしょう。
それは入団となろうがなるまいが一度は出てしまった数字だけに「それとこれは別」では筋が通らず、そして通すのであれば数年後の流出への種を蒔いたことにもなります。
それを置いておいたとしても福田とは違って美馬には人的補償が発生をしますから、先日に考えたことからして条件のいい巨人に行ってくれよと願うばかりです。
金満楽天ですから涌井や角中をリストから外すわけにもいかず、中郷のときも呆然としましたがそれを大きく超える衝撃になるであろうことは想像に難くありません。
これも福田と同じく余計な心配なのでしょうが、しかし美馬は井口監督とマネジメント会社が同じでFA宣言をしたときにロッテが最有力と報じられたのはそれが理由でしょう、その流れからさらに条件上乗せの口添えがあったりもして、そんな来季はともかくとして3年スパンで考えれば赤字になりそうな美馬にはグータッチを強く推したいです。


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2019年通信簿 9 福浦和也

2019-11-11 02:59:29 | 千葉ロッテ

 

9 福浦和也 内野手 44歳 年俸2000万円

【2019年成績】 1試合 4打数 0得点 0安打 打率.000 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 0三振 得点圏打率.000 

こんなことになるだろうとは思っていましたが、文字どおりに引退試合のための現役続行となった一年でした。
ファンからすればせっかくなのですから1本でも多くのヒットを見たかったのですがそもそも井口監督にも福浦にも、当然のように球団にも一軍でのプレーを前提にしたものでなかったのは石垣島での練習ぶりで明々白々、CS争いが佳境のところでのスタメン起用に真剣勝負とセレモニーを同居させる興行優先への批判的な声もまま聞かれはしましたが、大多数のファンは福浦を見送ることを望み、そして球団としても実入りの無い3位と福浦祭りの三日間での収益を比べれば考えるまでもない、それがプロ野球というものです。

昨季の2000本安打達成が閉幕間際までずれ込んだことで引退試合の設定ができず、誰もが本意ではなかったであろうラストイヤーはコーチ業メインで始まりました。
自らの練習は朝早くに打撃ゲージでマシンを相手に打ち込んでいるぐらいで、キャッチボールを始めて「おっ」と思えば打撃投手をやるためのウォームアップでしかなく、その大半は第二球場での二軍打撃コーチとしてのお仕事でしたからむしろ5月あたりに二軍戦に出場をしたのが意外に思ったぐらいです。
ただそれも習志野開催のためのもので一軍を視野に入れたものでなかったのは、その一軍の習志野デー、福浦デーにはお客さんとしての登場でしかなかったことでモロバレでした。
それが分かっていれば習志野を逃すこともなかったのにと、後輩古谷の初勝利を演出した代打タイムリーを見られなかったのが一生の悔いになりそうです。
そんな福浦の来季はプロで初めて背負った70での二軍ヘッド兼打撃コーチは監督への英才教育の第一歩でしょうから、轍を踏むことなく5年計画で焦らずじっくりいきましょう。

2007年通信簿 2012年通信簿 2017年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿 2018年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿


【オリオン村査定】 2000万円 → 任意引退 ※1/24に引退表明


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2019年通信簿 8 中村奨吾

2019-11-10 00:34:45 | 千葉ロッテ

 

8 中村奨吾 内野手 27歳 年俸7000万円

【2019年成績】 143試合 512打数 68得点 119安打 打率.232 22二塁打 0三塁打 17本塁打 59打点 12盗塁 65四死球 96三振 得点圏打率.226

昨季のキャリアハイの打率と広角なバッティングで一気に開花を期待された中村奨でしたが、しかしその期待を大きく裏切る一年でした。
4月下旬にアクシデントで左こめかみ付近を10針も縫う負傷は不運ではありましたが打撃の調子が落ち始めていたのはそれより前からでしたし、それで外のボールが見えづらかったなどとの話も伝え聞こえてはきましたが治療に専念をしたい、とはなかなか言いづらいにせよプレーを続けた以上は言い訳にはできません。
一年目はあってもよいとは思いますが二年目ともなれば途中出場で無理矢理に繋いだ全試合出場にはさしたる価値はなく、それでリーグ最低の打率ともなればなおさらです。
それでも出場給の占める割合の大きいロッテな査定ではダウンどころかアップさえあるのではないかと、しかしこれでよしと本人に勘違いをさせないためにもダウンは必須でしょう。

3月の侍ジャパンの強化試合に選出をされるなど名実ともにチームを代表する選手になりつつあった中村奨は、開幕ダッシュも見事でした。
開幕戦で今季初アーチを放つとそこからの3カードで5発10打点4盗塁と鴎子奮迅の活躍で、しかしそれも長くは続きません。
次のカードからぱたっとヒットが出なくなり負傷後はこれでもかの右肩下がりで、弱っちいセントラルを相手にした6月を除けば.250を超えることはなく、リーグ内での対戦成績も押し並べて低打率となれば打順も三番を維持できずに六番、七番、そして九番まで落ちたこともありました。
それでもスタメン落ちとなっても終盤に守りだけ入る、をしてまでの全試合出場へのこだわりは誰のものだったのか、あまりに露骨すぎて居心地が悪かったようにも思いますから井口監督の贔屓の引き倒しで中村奨も被害者の側面があったとは藤岡と同じで、しかし控え組からすれば出番をもらえるだけでも幸せ、の自覚があるかどうかが問われます。
技術面ではようやく外のボールを無理に引っ張らずに強く流すバッティングができるようになったと喜んだのも元の木阿弥で、一昨年までのそれに戻ってしまったのが残念すぎます。
出塁率が大きく下がったにせよ盗塁の企画自体が減ったのは成功率が上がらないことが理由なのか、守備範囲はそこそこ広めながらも併殺プレーで捕ってから投げるまでが遅いのも相変わらずで、それでも自己最多の17発はZOZOマリンでのそれが1/3でしかないことからしてチーム内ではトリプルスリーに一番近い選手であることは間違いありません。
ただ三拍子揃った、あるいは率も長打も求めるのが中村奨にとってよいことなのかどうかは悩ましく、今となっては他の選手との兼ね合いで現実的ではありませんがサード、あるいはレフトへの転向を推していたのは「考えさせてはダメな選手」と評しているからで、守備の負担を軽くすることで打撃に専念をさせるのも一案ではないかと考えます。
もっとも井口ロッテが続く限りはあり得ないことですから鈴木が抜けたときにチームリーダーとして一皮むけるかどうか、三番セカンドで花開く来季であってもらいたいです。

2015年通信簿
2016年通信簿
2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 7000万円 → 6800万円 (▼3%) 


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2019年通信簿 7 鈴木大地

2019-11-09 00:38:28 | 千葉ロッテ

 

7 鈴木大地 内野手 30歳 年俸1億円

【2019年成績】 140試合 527打数 76得点 152安打 打率.288 34二塁打 4三塁打 15本塁打 68打点 3盗塁 72四死球 75三振 得点圏打率.286

本当に心が折れなくて良かった、これが今季の鈴木を象徴した、これ以上にない言葉でしょう。
チームの魂として常に先頭に立ち、自分のことよりもまずチームのことを考えて理不尽なコンバートにも文句一つ言わず、それでも思わず漏れてしまった本音だと思います。
レアードの獲得であっさりとサードを追い出されたのはオープン戦できっちりと3割を打っていただけに鈴木とすれば愕然としたであろう開幕スタメン落ちはまだ序の口で、ファースト、DH、サード、セカンド、まさかのショートにレフトと定位置が無いままにいいように使われて、それでキャリアハイの成績は素晴らしいの一語に尽きます。
それでも来季のレギュラーが約束をされるわけでもないですからFA宣言などからは一番に遠いはずだった鈴木がそれを決断したのも仕方がなく、移籍となればファンとしては猛烈に寂しいですが鈴木のことを考えれば少なくとも「フラットな競い合い」をさせてくれるチームでプレーをする方がよいように思えてなりません。

あまり話題にはなっていませんが、2016年はショートで、2017年はセカンドで、2018年はサードで、そして今年はファーストで規定打席に達してかつゴールデングラブ賞の受賞資格を4年続けて別のポジションで得た選手はなかなかに珍しいのではないかと、それだけチームの都合で振り回されている鈴木とも言えます。
開幕戦は出番が無く、井上の不振で6戦目にファーストで初スタメン、バルガスが打てなければDHに、まさかのレフトでのスタメンもあり、それでも鈴木は黙々と頑張りました。
令和初の三塁打、猛打賞と歴史に名を刻み、交流戦では.368、6本塁打、17打点で優秀選手賞を、6月には.344、7本塁打、21打点で初の月間MVPを受賞し、シーズン3度のサヨナラヒットは葛城、ソロムコに続く球団史上3人目の快挙で、1000試合出場を3安打猛打賞で飾るなど文句の付けようのない活躍です。
ファーストでも率先して投手への声かけを怠らず、角中から「やりたそうだったから」と後継の選手会長に指名をされるなど文字どおりにチームリーダー肌な鈴木はしかしただそれだけではなく、慣れないポジションでも自分のものにできるよう必死に守ってさすがにレフトは覚束なかったですしファーストでベースへの入りや足の離すタイミングなどに苦労はしていましたが、そのひたむきな姿に学ぶところは多かったはずでチームメイトに慕われていたのも当然でしょう。
守りでは肩の弱さや守備範囲の狭さへの指摘もありますが例えばUZRでは平均的な数値ですし、どこに移籍をしても突出したものがないために結局はたらい回しでスーパーサブがせいぜいとも言われていますが、どこを守らせても打撃も含めて見劣りをしない結果を残せる選手がどれだけ貴重か、分かる人は分かるからこその争奪戦です。
心情としてはもちろん残って欲しいですがロッテを離れることになっても笑顔の会見であってもらいたく、フラットな競い合いがしたかったと刺して欲しいとの願いは優等生な鈴木には無理な相談でしょうが、その優等生から自分のことを第一に考えるきっかけには外様の立ち位置はプラスに働くかもしれず、とにかく鈴木には幸せになって欲しいです。

2012年通信簿 2017年通信簿
2013年通信簿 2018年通信簿
2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿


【オリオン村査定】 1億円 → 1億3000万円 (△30%)


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2019年通信簿 5 安田尚憲

2019-11-08 03:16:18 | 千葉ロッテ

 

5 安田尚憲 内野手 20歳 年俸1300万円

【2019年成績】 E 122試合 449打数 65得点 116安打 打率.258 16二塁打 4三塁打 19本塁打 82打点 1盗塁 77四死球 109三振

鈴木ですら開幕スタメンを奪われる状況でしたので安田が一軍で出場機会を得るのが難しいのは分かっていましたが、しかしまさかそれがゼロで終わるとも思っていませんでした。
一軍で地蔵になるぐらいであれば二軍で出場機会を得た方がよいのは伸び盛りな時期だけに当然ではあるものの、しかしそれも程度問題です。
いくら結果を残せていてもそれが一軍で通用をするかどうかはまた別問題で、それが例え一打席であっても一軍と二軍とのレベル差を体で感じなければ次への課題も見つからず、目標も定まらず、それでは余程の自覚を持って臨まなければただ漠然と試合をこなしてしまうだけの二軍の帝王にもなりかねないでしょう。
まるで詫びのようにも見えるプエルトリコでのウインターリーグに派遣をされるなどチームとしての期待はあるようにも見えますが、来季の展望は見えてきません。

石垣島では藤原の教育係、兄貴分の宣言どおりに練習に専念できるようファンからがっちりとガードをして先輩の風格を漂わせた安田は、紅白戦初戦は四番を任され、対外試合でも6試合で27打数10安打3本塁打9打点と打ちまくってレギュラー奪取のアピールをしましたが、しかし勢いもそこまででした。
がっちりと固まった内野陣ではフラットな競い合いはどこ吹く風で3試合9打席しか与えられずに、そこで一本のヒットも打てなかったことが今季の安田を決定づけたようにも思えます。
井上が不振で二軍落ちとなったとき、などに昇格のチャンスはあったはずですがベンチにはその考えは無かったのでしょう、その後にも昇格の話は一切聞かれませんでした。
来季に備えて、などという言い訳は昨年にも聞きましたので信ずるには足らず、鈴木がFA移籍をすればDHでの出場機会があるかもしれませんが井口監督、鳥越ヘッドが福田に色目を使っていることからして優先順位は高くはなさそうですから、今季と同じくチャンスがあるかどうかも分かりません。
二軍では本塁打、打点の二冠を獲ってもそれですからそんな状況が続けば安田のモチベーションが心配にもなり、一足飛びにレギュラーなどとは考えてもいませんが次にそれを狙えるようなポジションに持ってくるのはベンチの責務でしょう、しっかりと結果を残しているドラフト1巡目の選手なのですからなおさらです。
もちろん安田にも改善をしなければならないところは多々あり、100キロとパワーアップをして長打を意識するのは方向性としては正しいですがそれが守備、走塁へのマイナス要因となってしまえば使わない口実となってしまい、それを武器にできずとも並みぐらいまでにはレベルアップはしておきたいです。
腰高でフットワークも今ひとつな守りではサードよりもファーストが将来絵図になりそうで、また凡打で全力疾走を怠っているのはいただけません。
あれこれ手を出して凡庸な選手になるぐらいであれば長打という類い希なる資質があるのですからその一芸を磨くのは是としても、付け込まれる隙は無くしておきたいです。

2018年通信簿


【オリオン村査定】 1300万円 → 1300万円 (±0%)


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福田と初交渉

2019-11-07 03:13:58 | 千葉ロッテ

福田との初交渉がありました。
完全非公開とされていましたし4年4憶以上の提示の報道はどこからきたのか、おそらくはソフトバンクや西武のものとして報じられたのをベースとしているのでしょう。
それにしても美馬もそうですがインフレが過ぎるような、規定打席に達したことがない選手にミリオンダラーズではチーム内のバランスが崩れてしまいます。
市場に出た選手が少ないからこそ、となればメジャーのように条件を満たせば全員がFA宣言をしたのと同じにすればよいのかもしれませんが、しかしそのメジャーではそうなったがために翌年度の契約を結べなくなった選手も出ているわけで、またドラフト指名権の譲渡など原監督がほざいているようないいとこ取りは許されません。
それはさておき福田をそもそもどこで起用をするつもりなのか、マーティンの残留があればレフトになるのでしょうから角中、清田をレギュラーから外す、あるいは安田らも含めてDHで競わせる構想であればその年俸も含めて表面上はともかく内面ではひと悶着がありそうな気がしますし、7を背負わせるようなことがあればいろいろと言われそうです。
もちろん投資を厭わないのであれば層が厚くなるに越したことはありませんし競い合いが増えるのはいいことですが、しかしそれがフラットな競い合いにならないのが井口ロッテの問題で、鳥越ヘッドが買っているとの話もありますから中村奨、藤岡に続く三羽烏になってしまうかもしれません。
もっともFA交渉で競合になったケースで勝ち抜いた実績は無いだけに、他球団のファンからすればいらぬ心配をしてと笑われていることでしょう。
ドラフトのときに調査票を出していたのがロッテだけだった、は意外でしたが、そうなるとやはりソフトバンクの1巡目指名は大嶺を獲られた腹いせだったのか、ただ松本球団本部長は上位指名もあったと言っていますが事前の報道も、ドラフト後のバレンタイン監督のコメントも指名は4巡目だったはずです。
それでも福田がロッテを選べば話題性は抜群ですがどうなるか、まだ楽天との交渉があり巨人も調査と報じられましたが、他の編成もありますので早めの決断をお願いします。


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2019年通信簿 4 藤岡裕大

2019-11-06 00:47:13 | 千葉ロッテ

 

4 藤岡裕大 内野手 26歳 年俸3500万円

【2019年成績】 81試合 250打数 36得点 66安打 打率.264 14二塁打 1三塁打 2本塁打 21打点 3盗塁 16四死球 33三振 得点圏打率.328

ルーキーイヤーの昨季に全試合出場と井口監督の偏愛による投資にリターンがあるかどうかを問われた今季でしたが、しかし結果からすれば期待外れでしかありません。
一二軍の振り分けの材料とする、と謳われた春季キャンプ初日の紅白戦に欠場はいきなりシードかよ、と思ってみれば練習のリストにも名前が無く、蓋を開けてみれば右足膝窩筋腱炎で初日から別メニューとなり石垣島に残っての第三クールでようやく練習に復帰をして、実戦復帰は2月下旬の二軍での練習試合までずれ込みました。
開幕をしてからも5月下旬には走塁中に右大腿二頭筋肉離れをやらかして全治4週間、やや前倒しで6月中旬に戦線復帰をしたかと思えばまた7月下旬に右大腿二頭筋損傷で全治4~6週間と下半身を中心の故障を連発したのは鍛錬不足と指摘をされても仕方がなく、またこれだけ右足に集中をすれば癖になりそうな心配もあります。
秋季キャンプには名を連ねて「限界を超える」とこれまた謳われている練習でどこまで作り直せるのか、大卒社会人経由であっという間に30代ですからやるなら今でしょ、です。

それでも井口監督の依怙贔屓、と敢えて言ってしまいますが、それは今季も変わりませんでした。
実戦に復帰をすればチームが地元に帰ってきたタイミングで一軍に合流をさせてその地元でのオープン戦初戦でスタメン起用ですからチャンスと頑張っていた三木と平沢は今年もそうなのかと絶望をしたでしょう、6月の復帰もそう、9月の復帰もそう、待っていましたと言わんばかりに当然のように昇格初日からスタメンでそこからのレギュラー起用です。
6月の復帰では暫くは打ちましたが7月に入ってからはまた低空飛行となり、9月こそ最後まで打ちまくって3割を大きく超える打率でしたが8月に平沢が2割8分近くを打っていたことからして9月以降に僅かに10打席はこれはもうイジメでしょう、その9月以降もヒットこそ1本でしたが出塁率は3割を超えていましたからダメダメだったわけではありません。
もちろん藤岡からすれば起用をされれば全力でプレーをするだけですからその責があるわけではなく、井口監督の贔屓の引き倒しで辛い立場になっているわけです。
それは藤岡としての成長への阻害にもなっているのではないかと、スローイングミスが目立っていた平沢も場数を踏んでみればそれも安定をしてお手玉などつまらないミスが少なくない藤岡とこれほどの差を付けられるほどに守りに優劣があるわけでもなく、どれだけ休んでも戻ればレギュラー担保が無意識にでも藤岡を蝕んでいるところがあるようにも思えます。
つまりは藤岡が悪いわけではないものの、それに対して強い自覚で取り組まなければズルズルと緩いままに無駄に時間だけが経っていくことにもなるでしょう。
あのバネ仕掛けのような遠回りのスイングで強く引っ張れない打撃スタイルは二年目もさして変わらないままでしたし、下半身に不安があったにせよ足でアピールをすることもできず、9月にあれだけ打っても七番、八番、九番でしかない特徴の無さであれば藤岡でなければならない理由はありません。
こと選手としては使ってもらえるのは自分だけではどうにもできないチャンスなわけで、源田二世などというメッキはとうに剥げているのですからそのチャンスがある幸せを無駄にせずにどう自分のスタイルを確立していくか、使われるだけの資質はあるのですからただ漠然とプレーをせずに考えているところが見える来季としてもらいたいです。

2018年通信簿


【オリオン村査定】 3500万円 → 3150万円 (▼10%)


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2019年通信簿 3 角中勝也

2019-11-05 03:16:32 | 千葉ロッテ

 

3 角中勝也 外野手 32歳 年俸1億3100万円

【2019年成績】 108試合 368打数 47得点 95安打 打率.258 17二塁打 1三塁打 8本塁打 48打点 2盗塁 60四死球 63三振 得点圏打率.267

昨季から試合数、打席数をやや減らしましたが、その他の数字はほぼ同じ今季はしかしミリオンダラーズとして相応しいものではありません。
複数年契約を結んでいないのにその昨季に現状維持だったのが甘かったと思いますので、今年の査定はざっくりと切り込んでみました。
本来であれば30代前半でもうひと伸び、円熟に向けてのプレーをしなければならないはずが二度目の首位打者から右肩下がりで三年、不振も三年続けばそれはもう実力ですから来季に踏ん張らなければそのままズルズルでしょう、前回も三年のインターバルを空けてのタイトルでしたから角中にとってのゴールデンイヤー、2020年は勝負の一年となります。

そのためにも、まずは一年を戦い抜くための体作りです。
一昨年は右脇腹を痛め、昨年は腰や背中を痛め、そして今年は5月早々に左太ももの肉離れで一ヶ月ほど戦列を離れてしまいました。
ルーキーイヤーからポスト福浦と期待をしてきた角中ですが、腰にずっと不安を抱えるところなどは真似てもらいたくはなく、なかなか鍛えればどうこうできる箇所ではないにしてもここでもう一度、厳しく体をいじめないとどんどんと衰えるばかりで、志願をしてでも「地獄の秋季キャンプ」に参加をすべきだったでしょう。
見るからに緩んでいるわけでもありませんが太ったことでキレを失い、それが打撃だけではなく守備や走塁でのどたばた感に繋がっているようにも思えます。
藤原には3年は負けないように頑張る、高卒の若造には負けない、と選手会長を鈴木に託して自らの数字に邁進をするどころか、出場機会を求めてFA宣言をした福田に井口監督、鳥越ヘッドがラブコールを送っていることからしてレギュラーの座すら危ういところにいる自覚が角中にあるのか、残念ながらその覚悟が見えてきません。
1000本安打、1000試合出場と節目のシーズンではありましたが存在感は薄く、ただベンチも角中をどうしたいのかが分からない起用だったのも迷走に拍車をかけたような、井上が不振となれば四番に、井上が復帰をすれば二番に、中村奨の不振では三番に、清田の調子が上がれば六番に、と便利屋のように使われたのは本人も面白くはなかったでしょう。
個人的には三番推しですが井口監督ですから無理な相談なだけに、それであれば希望どおりに二番で、それでダメなら控えぐらいの厳しさでよいと思います。
右肩の開きが早くなって持ち味だったファールでの粘り、あるいは左腕打ちに陰りが見えているのが不安材料ですが、まだやれるはずと信じて、宇宙人角中の復活を待っています。

2007年通信簿 2012年通信簿 2017年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿 2018年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿


【オリオン村査定】 1億3100万円 → 1億1100万円 (▼15%)


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2019年通信簿 2 藤原恭大

2019-11-04 02:22:37 | 千葉ロッテ

 

2 藤原恭大 外野手 19歳 年俸1500万円

【2019年成績】 6試合 19打数 0得点 2安打 打率.105 0二塁打 0三塁打 0本塁打 2打点 0盗塁 0四死球 6三振 得点圏打率.500

平沢、安田がそうだったように、ゴールデンルーキーであってもティーンエイジャーには一軍の壁は高く、そして厚かったようです。
開幕一軍、スタメンの呼び声に平沢らが手が届かなかったのに比べれば高卒では前田以来30年ぶりの開幕一軍、高卒野手としては山崎以来の54年ぶりの開幕スタメンでしたし、その開幕戦でぼてぼての内野安打ながらもヒットを放ったのは球団史上初で榎本、山崎が成し遂げられなかった快挙でした。
しかし躍進もそこまでで6試合目にプロ初打点のタイムリーを放つも翌日には二軍落ちとなり、藤原の一軍でのプレーは4月早々に終わることになります。
その後は安田と同じく浦和で育成のための我慢の起用をしてもらいましたが16盗塁と足では魅せましたが.227、4本塁打は同期の山口の後塵を拝して同窓の根尾とともに苦しんだ一年だったのではないかと、そして8月下旬から一ヶ月の行方不明はどうやら高校のときにも悩まされた左肩関節唇痛だったようで秋季キャンプにも不参加ですから苦難は続きます。
手術ではなく保存療法を選択したのが吉凶どちらに出るのか、伊志嶺の例がありますので凶の予感に打ち震えたりもしていますが、本来であればウインターリーグでプエルトリコか台湾に派遣をして野球漬けのオフにしなければならないはずがしかしそれを急がば回れと、プロに耐えられる体幹作りに充てて逞しくなった姿を石垣島で見せてください。

指名挨拶で春季キャンプの初日に行う紅白戦にスタメン起用を井口監督が明言をし、球団初の高卒ルーキーで出来高付きの最高額での契約、そして開幕カードでボブルヘッドドールの発売は期待の高さの表れで、本人も30盗塁で新人王とぶち上げて意気軒昂なスタートは、しかしまず新人自主トレをインフルエンザで離脱をしたところが躓きの初めでした。
その出遅れで紅白戦はスタメン出場はならずとも代打で四球デビュー、対外試合でもヒット、打点、長打、盗塁と一つずつ階段を上ってやはり山崎以来のオープン戦初戦に出場をしてヒットを放ったところまではよかったのですが、オープン戦での打率は.219でしかありませんでしたから荻野の不調があったにせよ、核弾頭での起用は重荷に過ぎたでしょう。
数字で藤原を上回っていた清田、岡、平沢を差し置いての開幕スタメンは期待のルーキーですからかさ上げがあってもいいとは思いますが、大舞台で結果を残してきたとは言ってもまだ18歳、ソフトランディングで九番ぐらいで起用をしたらどうなったかと思わないでもありません。
もっとも個々のプレーを見ればどのみち力不足は否めなかっただけに一軍のレベルを体で覚えたのを前向きに、このあたりは安田や山口もそうですが復習がてら夏場ぐらいに一打席でも一軍でプレーをさせることが現在位置を確認するために必要だったと考えますが、そういったアフターフォローに欠いているのがロッテの大きな課題です。
そんなこんなで来季はまず体をしっかりと治して、鍛えて、二軍で.270、10本塁打、30盗塁と次を目指せる数字を残すことで一軍の扉に手をかけられますので、焦らず一歩ずつです。


【オリオン村査定】 1500万円 → 1500万円(±0%)


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