
2 藤原恭大 外野手 19歳 年俸1500万円
【2019年成績】 6試合 19打数 0得点 2安打 打率.105 0二塁打 0三塁打 0本塁打 2打点 0盗塁 0四死球 6三振 得点圏打率.500
平沢、安田がそうだったように、ゴールデンルーキーであってもティーンエイジャーには一軍の壁は高く、そして厚かったようです。
開幕一軍、スタメンの呼び声に平沢らが手が届かなかったのに比べれば高卒では前田以来30年ぶりの開幕一軍、高卒野手としては山崎以来の54年ぶりの開幕スタメンでしたし、その開幕戦でぼてぼての内野安打ながらもヒットを放ったのは球団史上初で榎本、山崎が成し遂げられなかった快挙でした。
しかし躍進もそこまでで6試合目にプロ初打点のタイムリーを放つも翌日には二軍落ちとなり、藤原の一軍でのプレーは4月早々に終わることになります。
その後は安田と同じく浦和で育成のための我慢の起用をしてもらいましたが16盗塁と足では魅せましたが.227、4本塁打は同期の山口の後塵を拝して同窓の根尾とともに苦しんだ一年だったのではないかと、そして8月下旬から一ヶ月の行方不明はどうやら高校のときにも悩まされた左肩関節唇痛だったようで秋季キャンプにも不参加ですから苦難は続きます。
手術ではなく保存療法を選択したのが吉凶どちらに出るのか、伊志嶺の例がありますので凶の予感に打ち震えたりもしていますが、本来であればウインターリーグでプエルトリコか台湾に派遣をして野球漬けのオフにしなければならないはずがしかしそれを急がば回れと、プロに耐えられる体幹作りに充てて逞しくなった姿を石垣島で見せてください。
指名挨拶で春季キャンプの初日に行う紅白戦にスタメン起用を井口監督が明言をし、球団初の高卒ルーキーで出来高付きの最高額での契約、そして開幕カードでボブルヘッドドールの発売は期待の高さの表れで、本人も30盗塁で新人王とぶち上げて意気軒昂なスタートは、しかしまず新人自主トレをインフルエンザで離脱をしたところが躓きの初めでした。
その出遅れで紅白戦はスタメン出場はならずとも代打で四球デビュー、対外試合でもヒット、打点、長打、盗塁と一つずつ階段を上ってやはり山崎以来のオープン戦初戦に出場をしてヒットを放ったところまではよかったのですが、オープン戦での打率は.219でしかありませんでしたから荻野の不調があったにせよ、核弾頭での起用は重荷に過ぎたでしょう。
数字で藤原を上回っていた清田、岡、平沢を差し置いての開幕スタメンは期待のルーキーですからかさ上げがあってもいいとは思いますが、大舞台で結果を残してきたとは言ってもまだ18歳、ソフトランディングで九番ぐらいで起用をしたらどうなったかと思わないでもありません。
もっとも個々のプレーを見ればどのみち力不足は否めなかっただけに一軍のレベルを体で覚えたのを前向きに、このあたりは安田や山口もそうですが復習がてら夏場ぐらいに一打席でも一軍でプレーをさせることが現在位置を確認するために必要だったと考えますが、そういったアフターフォローに欠いているのがロッテの大きな課題です。
そんなこんなで来季はまず体をしっかりと治して、鍛えて、二軍で.270、10本塁打、30盗塁と次を目指せる数字を残すことで一軍の扉に手をかけられますので、焦らず一歩ずつです。
【オリオン村査定】 1500万円 → 1500万円(±0%)
三年目での新人王が安田藤原と続くとチームとしていい流れになります。
同期のカープ小園が結果を出してますけどまだまだ先は長いですよ怪我を治す事が第一、プロで通用するパワーを身に付けるのがその後ですね、賢い選手みたいなんで期待してますよ。
荻野の後継者になって下さい、頑張れ藤原!
一年通した結果からすれば所詮高卒ルーキー、しっかり体作りからやらねばならない、清原や松井の幻想を追ってはろくなことになりません。
良くも悪しくも平沢・安田という先輩がいるのですから焦らないこと、こちらもジックリ待ちます。
早々に肩をやって、伊志嶺の二の舞だけは勘弁です。
私の知り合いの名古屋に住んでいる息子が、ロッテファンならぬ藤原ファンで、学校そっちのけで石垣にも行ったそうです。何か持っているものがあるのでしょう、性格はどうかわかりませんが、来期一軍にあがれるかなぁ。
よほど成績を残さなければ来年はファームで経験を積ませる、もしくは体づくりに特化してもらって良いと思います。
向こう2~3年は荻野がそこそこの活躍をしてくれると思っているので、その後釜のセンターで出てきてほしいというのが希望です。
来シーズン新人戦を狙わせるため?
単純に力不足もあるでしょうけど経験の積ませ方がいまいちだな。
高校で春夏連覇のチームの主軸ですから逸材には間違いないと思います。ただ彼の将来像を想像しながら育てているかどうかですね。のびしろを考えれば、荻野選手の後釜どころでなく(語弊はあると思いますが、スケールの喩えです。失礼します)西武の秋山選手、ソフトバンクの柳田選手クラスの選手に持ってこないと成功とは言えないと思います。
伊志嶺選手の経過、加藤選手の現状、平沢、安田選手の起用法を見ると心配が先立ちます。
「引きが強い」のは結構ですしもちろん、本人のたゆまぬ努力は前提ですが、アマチュアの逸材は貴重な人材としてプロの逸材として育てあげないと獲得が却って人材の損失に繋がります。取りっぱなしでなく育成の過程をファンに見える形で起用する責任が球団にはあると思います。
選手はおもちゃじゃないですから「獲ったらすぐ飽きる」はもってのほかです。
来年は背番号2の偉大な先輩、今岡さんの足元くらいまでは来てもらいたいものですね!!!