
4 藤岡裕大 内野手 26歳 年俸3500万円
【2019年成績】 81試合 250打数 36得点 66安打 打率.264 14二塁打 1三塁打 2本塁打 21打点 3盗塁 16四死球 33三振 得点圏打率.328
ルーキーイヤーの昨季に全試合出場と井口監督の偏愛による投資にリターンがあるかどうかを問われた今季でしたが、しかし結果からすれば期待外れでしかありません。
一二軍の振り分けの材料とする、と謳われた春季キャンプ初日の紅白戦に欠場はいきなりシードかよ、と思ってみれば練習のリストにも名前が無く、蓋を開けてみれば右足膝窩筋腱炎で初日から別メニューとなり石垣島に残っての第三クールでようやく練習に復帰をして、実戦復帰は2月下旬の二軍での練習試合までずれ込みました。
開幕をしてからも5月下旬には走塁中に右大腿二頭筋肉離れをやらかして全治4週間、やや前倒しで6月中旬に戦線復帰をしたかと思えばまた7月下旬に右大腿二頭筋損傷で全治4~6週間と下半身を中心の故障を連発したのは鍛錬不足と指摘をされても仕方がなく、またこれだけ右足に集中をすれば癖になりそうな心配もあります。
秋季キャンプには名を連ねて「限界を超える」とこれまた謳われている練習でどこまで作り直せるのか、大卒社会人経由であっという間に30代ですからやるなら今でしょ、です。
それでも井口監督の依怙贔屓、と敢えて言ってしまいますが、それは今季も変わりませんでした。
実戦に復帰をすればチームが地元に帰ってきたタイミングで一軍に合流をさせてその地元でのオープン戦初戦でスタメン起用ですからチャンスと頑張っていた三木と平沢は今年もそうなのかと絶望をしたでしょう、6月の復帰もそう、9月の復帰もそう、待っていましたと言わんばかりに当然のように昇格初日からスタメンでそこからのレギュラー起用です。
6月の復帰では暫くは打ちましたが7月に入ってからはまた低空飛行となり、9月こそ最後まで打ちまくって3割を大きく超える打率でしたが8月に平沢が2割8分近くを打っていたことからして9月以降に僅かに10打席はこれはもうイジメでしょう、その9月以降もヒットこそ1本でしたが出塁率は3割を超えていましたからダメダメだったわけではありません。
もちろん藤岡からすれば起用をされれば全力でプレーをするだけですからその責があるわけではなく、井口監督の贔屓の引き倒しで辛い立場になっているわけです。
それは藤岡としての成長への阻害にもなっているのではないかと、スローイングミスが目立っていた平沢も場数を踏んでみればそれも安定をしてお手玉などつまらないミスが少なくない藤岡とこれほどの差を付けられるほどに守りに優劣があるわけでもなく、どれだけ休んでも戻ればレギュラー担保が無意識にでも藤岡を蝕んでいるところがあるようにも思えます。
つまりは藤岡が悪いわけではないものの、それに対して強い自覚で取り組まなければズルズルと緩いままに無駄に時間だけが経っていくことにもなるでしょう。
あのバネ仕掛けのような遠回りのスイングで強く引っ張れない打撃スタイルは二年目もさして変わらないままでしたし、下半身に不安があったにせよ足でアピールをすることもできず、9月にあれだけ打っても七番、八番、九番でしかない特徴の無さであれば藤岡でなければならない理由はありません。
こと選手としては使ってもらえるのは自分だけではどうにもできないチャンスなわけで、源田二世などというメッキはとうに剥げているのですからそのチャンスがある幸せを無駄にせずにどう自分のスタイルを確立していくか、使われるだけの資質はあるのですからただ漠然とプレーをせずに考えているところが見える来季としてもらいたいです。
【オリオン村査定】 3500万円 → 3150万円 (▼10%)
また、今日の侍ジャパン・ベネズエラ戦、ショート坂本を見ていると、捕ってから投げるまでの一連の動作に藤岡と格段の差を感じました。藤岡は1.3倍ノロイですね。同様にセカンド菊池のスローイングを見ると、中村奨吾との違いもはっきりしています。鳥越コーチ、分かっているなら何とかして下さい。
藤岡にそこまで拘るなら、平沢にショートで競わせる様な、ありもしない夢を持たせて引っ張るな!
平沢が花も咲かず蕾のまま腐って落ちて行くのが見えて悲しいです、ロッテに来るスーパー高校生野手はみんな腐って行く運命なんですね。
それを担うのがキャッチャー田村、セカンド中村奨、ショート藤岡、センター荻野(からの藤原)なのではないでしょうか。
基本はそれでも良いのですが、不振が続くならば柔軟にスタメンを変更させる等があっても良いように思います。
例えば.250以上だったスタメン固定、それ以下だったら日替わりとか。
あと、スタメン優遇ならば、打撃はともかくとして守備・走塁はもう少し頑張ってもらいたいかと。
今季の盗塁企図数4はあまりにも少なすぎて、出場機会が少ない三木の方が多いくらいですからね。
彼を獲得したとき、成否は起用法次第と思いました。二年前に平沢選手を獲得しているし、三木選手も育ってきていましたからね。見たことのない彼をいきなりショートのレギュラーで考えているとは思わなかったですね。二年間を見ると守備、打撃ともに特筆するものがなく平凡です。怪我も多いですしね。現状では彼の起用が井口監督の悪い面と監督におもねる編成の歪さを象徴してしまっています。彼の能力云々ではなく、そもそもチーム事情に適わない獲得と起用法と評価せざるをえません。
井口監督、鳥越コーチはそう思いたくないでしょうし、起用の傾向から現状の継続の可能性が高いですが、社会人出身ですし二年間の結果でプロのショートとしての彼は答えが出たと考えた方が自然です。いずれにしても今の起用の延長では延びしろはないでしょう。彼の突破口は西武の金子選手、日本ハムの西川選手をモデルにチーム事情で内野も守りながら、比重とすれば外野を主戦場にしていったほうが走力や肩など彼の持ち味を生かせるのではと思いますけどね。
コザクラインコさんの仰るように捕球後ステップを合わせながら送球動作に入る姿はカッコいい。
捕ったあと一度グラブをポンと叩いて投げるのはリズム作りもあるのでしょうがムダにしか見えません(藤岡だけではなく平沢もそう)。
守備範囲は大地、根元に比すれば狭くはないがお世辞にも広いとは言えず並み。
強肩が売り、とは本人の弁ですが源田、今宮には比べるべくもない。
制球もアッチャコッチヤ散らばって安心して見ていられない。
足も武器との触れ込みも盗塁だけでなく走塁にも目立った点は見られない。
と言って打撃に目を見張るものがあるかと問えば、到底そうは言えない。
結論。
絶対的スタメンにする理由は見当たらない。
平沢、三木、なんなら茶谷、細谷、松田らと競争させない理由はなんなのか?
年間通してオリオンさんが発言されていたように、これでは他の選手がモチベーションを保つのは難しいでしょうし、コーチも説得しにくいでしょう。
この状況を打破するには井口監督が考えを改めるのが一番ですが、過去二年を見ればそれは無理、ここは一つ、藤岡に奮起してもらって誰が見ても遊撃手はお前だ、と言わしめる活躍をしてもらいましょう。
そして平沢は外野に。
平沢をショートで使うのなら贔屓目なしで競わせないとお互い成長しないと思いますけどね。井口氏には無理かなぁ…
特筆するものが特にない藤岡をスタメン起用する理由を教えてくれよ井口さん?
私の理想で言えば、あの長嶋監督のショート河埜ですね。とにかく守ってくれれば打撃は目をつぶる、ロッテなら小坂。そういう目でショートの選手を取ってもらいたいですね。西岡の穴がいまだに埋まらないのがロッテらしいですけど、悲しい。クルーズもセカンドに逃げちゃったし。やっぱり育てれなかったというしかないですね。
はっきり言って選手が足らんですよ。しのぎをけづるほど獲らないと。そして結果を出したものを使い、結果が出なくなったものは替えていく、という単純なことをしさえばいいのになぁ。
藤岡平沢三木の不毛なチキンレースも、鳥谷さんが全試合フルイニング出ればお終い。
序二段三段目が何人いようと、鳥谷さんという東の正横綱には敵いませんね!!!!!
今年のロッテと優勝西武の最終成績の得失点差を見ると。
ロッテ得点642 失点611 得失点差+31
西武 得点756 失点695 得失点差+61
ロッテの遊撃-16.9に対して西武 (=ほどんど源田)は+14.4でその差は31.3. つまり数字だけを見れば藤岡と源田を入れ替えるだけで、ほかにまったく手を付けなくてもロッテは優勝できることになります。それだけ遊撃は大きな穴だということです。まあ、得失点差が+31なのに勝敗がマイナス1なのは采配に問題があるので、単に入れ替えるだけで優勝すると言い切ることはできませんが。
藤岡は、井口監督の二大欠点である選手の力や将来性を見る目のなさと、一度決めたら変えられない柔軟性のなさを象徴する選手。あとはみなさんご指摘の通りです。ショートを改善するだけでチーム力は大幅に向上します。藤岡を2年も不動のレギュラーにしているのはあり得ない判断です。
ちなみにポジション別の得失点とリーグ内での順位だけを引用しておきます。
先発 23.7, 1位
救援 -9.6, 5位
捕手 -9.9, 4位
一塁 7.2, 2位
二塁 -0.7, 3位
三塁 25.7, 1位
遊撃-16.9, 6位
左翼-10.1, 5位
中堅 12.6, 2位
右翼 5.3, 2位
指名 -7.6, 4位
代打 1.3, 3位
先発がリーグ1位が意外です。たしか去年は最下位。大幅な改善です。そしてサードが1位。レアードを取った判断は大正解でした。荻野の復調やマーティンの獲得が大きかったことも分かります。ファーストもがんばっている。