16 涌井秀章 投手 29歳 年俸2億2000万円
【2015年成績】 28試合 15勝9敗0S 防御率3.39 188回2/3 178被安打 11被本塁打 57与四球 8与死球 117奪三振 被打率.254
見事な最多勝でした。
ロッテでは黒木以来の17年振りの快挙ですし、自身にとっても6年振りで長期低落傾向から立ち直ったことは嬉しいのではないかと思います。
タイトルにこだわっての登板は結果的にCSファイナルステージで投げることなく敗退をしたことで批判の向きもあるでしょうが、勝利への執念、と考えれば一概に否定はできません。
一つでも勝っていればその機会はあったわけで、そこはチームとしての問題、課題でしょう。
個人タイトルとチーム成績がリンクをするのが一番ではありますが、個人の積み重ねがチームなのですから、そのどん欲さがチームにとってもいい方向に働いてくれればと思います。
二年契約の二年目、ということもあったのでしょうが、春先から気合いが入っていた涌井です。
オープン戦から好調で開幕戦を勝利、そして無四球完投での連勝と出足は快調、その後に打線と噛み合わずの連敗はありましたが粘り強いピッチングで、そして夏場以降はエースの名に恥じない、安定をした投球内容で白星を重ねての15勝ですから文句はありません。
伊東監督が頼りすぎ、甘えすぎているのでは、とも思えた中5日などの過負荷もパワフルさを発揮して乗り越えたのはさすがで、ただそれでやや調子を落としてしまった試合もありましたから、きちんと中6日で投げさせればもっと上乗せができるのではないかと思います。
昨年に比べてほぼ全ての数字で上回り、またお立ち台での受け応えや試合後のステージですっかりとチームにとけ込んだ姿を見せてくれましたし、お仕着せなインタビュアを歯牙にもかけないところなどは一流だなと、そんなところでも感心をさせられました。
とにかくコントロールが安定をしたことで涌井としては球数を減らせた、これが長いイニングを投げることに繋がり、そして勝利に結びついたのだと思います。
全体的なスピードはやや抑え気味でしたが、ここぞのところでは140キロ台後半をビシバシ、こういったギアチェンジができる投手がロッテにもいることがとにかく喜ばしいです。
そうは言いながらもさすがに中4日で137球、そこから中5日で143球などは昭和40年代の野球、機械じゃないのですからほどほどにしないと今後に影響が出かねません。
今季に100勝を達成しましたので、今江が移籍をすることで福浦に次いで名球会に近いところにいる涌井です。
ようやくのロッテのエースの誕生、しかし成瀬にもその期待を抱いたときがありながらも、残念なことに二年と続きませんでした。
涌井には来季も最多勝争い、そして球団初の沢村賞を目指して真のロッテのエースに、地元出身のヒーローとなってくれることを願い、そして期待をします。
【オリオン村査定】 2億2000万円 → 2億4000万円(△9%)
開幕戦、最終戦が涌井で始まり涌井で終わったのは何かの巡り合せな気がします。
最多勝を優先した云々の批判もありましたが、それって裏を返せば「涌井が投げれば勝てたのに」っていう信頼なんじゃないかなって勝手に捉えています。
それくらい今年の涌井は頼りになりました。
点は取られるんだけど、黙々とイニングこなす姿に胸を打たれたものです。
中継ぎや抑えのポジションが確立された現代野球で、120球超えをケロリと投げ込んでくる投手は減ってきましたね。
いつもマウンドで一切感情を出さないのに、CSの大事な場面でガッツポーズをしたのはしびれました。
試合以外でも淡々と走り込みをする背中に影響された選手も多いと聞きます。
涌井がチームにもたらしてくれた変革は、最多勝の数字以上にロッテの糧だと思います。
田村ファンとしては、いまだに5月13日のホークス戦が忘れられません(笑)
今年が確変だったと言うファンがいないのが、涌井の復活を何より表していますよね。
ワクタムバッテリー、本当に大好きです。
田村を“キャッチャー”にしてくれて本当にありがとう。
いくら気が早いと言われても、来年の開幕戦期待しています!
最多勝に拘った最終戦の批判はあるかと思いますが、そのぐらい我が強くないとやっていけないのかもしれませんね。
ここ数年、うちにはいなかったタイプの投手ですね。
あと数年はエースの立場を誰にも渡さないぐらいの気持ちで活躍して欲しいですね。
来季は最多勝で沢村賞もねらってほしいと思っています。
成瀬とうまく球団が入れ替えをはかったことは凄い!
GGが彼の夜遊びについて、自分の本意でないところにまわされ、かつ結果が出せなくて寂しがっていた、ということをどこかで行っていましたが、これでそういうスキャンダルも減少するでしょう。
ピンチでも調子が悪くても顔色一つ変えず堂々と投げる姿はさすが、一流の投手です。私も見習いたいですが、ロッテのほかの投手もそういうところをしっかりと自分に取り入れて欲しいです。
不安は古傷が再発しないか心配です。仰せのとおり結構終盤はタイトに投げさせられましたんで。
ざっとみても前年より遥かにいーんだけど得点圏で結構あっさり返されるし、援護点も多いんで格段いい数字でもないんですよね。
でも今年は真っ直ぐに力があったし、とにかく打たれても最少で抑える粘り、中継ぎに負担をかけない、相手先発より早く降りたくない等、リーダーシップを発揮しながら勝利への欲をチームに与えた功績と田村を引き上げた事はでかい。
QS率75パー、交流戦くらいから100勝近辺で調子悪かったけど早めの中五日も響いてますね。でも後半は怒濤の9-2、登板時7イニング以上は12試合で10回。夏以降に上げてくるのはホントにすごいの一言。
来季は中6日堅持で完投を増やすのか、カード頭にこだわるのかロッテのエースとして君臨して欲しいです。
昨シーズンに比べて何が良くなったのか。全体的に上積みはあったと思いますが、やはりストレートの力強さが一番かと思います。ここぞのギアチェンジも見事で、終盤であっても140キロ後半をビシバシ投げ込むタフさというか気持ちが入ってる姿はチームにも良い影響を生んでいたと思います。
涌井の最多勝を掛けた登板志願は個人的には至極当然のことだと思います。個人タイトルが欲しいのは誰でも同じ。そこでチーム優先で登板回避するのも日本人ならではの一つの美徳でしょう。でもチャンスが目の前まで来てるならチャレンジする。この辺のチーム優先だけではない、時には自分の意思を貫く姿勢は他の選手に見習ってもらいたい。最近良くも悪くも優等生タイプが多い中、涌井の異彩はもはやロッテに欠かせない貴重なエッセンスです。
基本的には、村長さんのご意見に賛同で、この年齢になればきちんと中6日で投げさせてあげたいと思います。昔に比べれば、常時145㌔というのはなくなりました。これは致し方ないところです。ただギヤチェンジのできるところはさすが!若手にも見習ってほしいですね。
気になるのは・・・(気のせいかもしれませんが)昔より上体の突込みが早くなっている気がすること。特に外の球のときに感じます。いわゆる置きに行っている感じでしょうか。かといってそれで球威が落ちているわけでもないので、投球技術なのかもしれません。
できれば、負けが勝ちの半分になってくれれば・・・そんな来期を期待します。
防御率が2点台になると完璧ですが、それでも十分に年俸2億円の仕事はしてくれました。
ここぞという試合、ここぞという場面ではことごとく負けなかった、打たれなかったという印象です。
まだ20代ですから上積みも期待できます。
来年、再来年で30勝できれば名球界入りも見えてくるかも。
タフなのでフル回転できるのでしょうが、だからこそベストパフォーマンスができるような起用をお願いしたいですね。
そのためには先発の駒を揃えることも重要です。
今ドラフトで入団する投手たちの良いお手本になるのは言うまでも無いでしょうし、1軍キャンプへどれだけの人数が選ばれるのか?注目でもあります。
プレミア12の炭谷なんか見ますと伊東監督のキャッチャーを一人前に育てる手腕は相当なものなんだな、と思わざるを得ないですし、もしそれ以前の体制だったら田村もあそこまでの成長は無かったでしょうし、吉田も入団していなかった。
ま、里崎が何とかしてくれていたとは思いますが・・・。
涌井も田村もその真価を確かなものとするためには来シーズンが正念場でしょう。
「出たければいいんじゃないの」とまでされていた投手が、
見事に復活をしました。
ただ、厳しい間隔で先発をしていましたから、来年は心配です。
それでも「エース涌井」のおかけでCSまで行けました。
ロッテに来てくれたことには感謝、感謝、感謝です。