オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2015年通信簿 45 田村龍弘

2015-12-24 00:05:37 | 千葉ロッテ

45 田村龍弘 捕手 21歳 年俸1260万円

【2015年成績】 117試合 305打数 26得点 52安打 打率.170 10二塁打 1三塁打 2本塁打 32打点 3盗塁 34四死球 69三振 得点圏打率.195

ポスト里崎、正捕手争いは二年目の今季に、田村がかなり前に出たシーズンでした。
ライバルの吉田を大きく引き離しての3桁の出場で、規定打席にこそ達しませんでしたがほぼレギュラーだった、と言ってもよい2015年です。
ただこれで決まりか、とも言えないのは身長にも満たない貧弱なバッティングが足を引っ張っているからで、守備が第一の捕手というポジションであっても打線全体が弱いことからして目を背けることはできず、あまりに酷い状態が続けば打撃にアドバンテージのある吉田に出番を奪われかねません。
先日に里崎のラジオ番組だかに電話で登場をして「来季に.230を打ったら背番号22への変更を後押ししてくれますか」と口にしたようで、あまりに低い目標にガッカリ、6分も上げるのは大変なことではありますが、.250にベストナインやゴールデングラブなどを持ち出して欲しかったです。

それでもレギュラーに一番に近い存在であり、規定打席に達するほどに重用をされる来季になると思います。
言われるほどに吉田と比べて攻めのリードをしているとは考えていませんが、体全体を使って投手を引っ張る姿勢、そこを伊東監督が買っているのでしょう。
リーグトップの.429だった盗塁阻止率も投手を助けましたし、肩も強いのでしょうが捕ってからが速い、これが本格的に捕手を始めて4年目なのですから末恐ろしいです。
膝を痛めてリタイアをしかけたときにも「俺より偉い」と伊東監督を苦笑させた出場志願、必ずしもそれがいいことだとは思いませんが、気持ちが出る選手は見ていて楽しくなります。
そうなれば打撃が向上をすることでリーグを代表する捕手になれるはずですが、しかしオープン戦では.344と打ちまくって開幕マスクを手にしたものの落ちるボールにからっきしでシーズンに入ってからはバットは湿りっぱなし、プロ初アーチに初盗塁は記録をしましたが300打席以上もあったのですから特筆すべきものでもありません。
二試合連続の押し出しを選んで「ミスター押し出し」の勝負強さを垣間見せたときもありましたが、相手バッテリーからすれば完全な安パイでしょう。
そのフォロースルーやセーフティーバント、バットを持って打席に向かう姿は小里崎、しかしバントはさして上手くもありませんから、プロ入りのときから里崎ファンだったとの話も「里崎さん、嘘、城島さん」とゲロをしたこともあり、むしろ脱里崎を意識した方がよいようにも思います。
それでも球団にまだ早いと一蹴をされた背番号22を狙うのか、あるいは城島の2が空くのを待つのか、いずれにせよそれに相応しい来季であってくれればと願います。

2013年通信簿
2014年通信簿


【オリオン村査定】 1260万円 → 2500万円 (△98%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (23)    この記事についてブログを書く
« スタンリッジだったね | トップ | スタンリッジじゃん »

23 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (在外Mファン)
2015-12-24 00:27:33
田村が出てこなかったら捕手は苦労しましたね。
その辺は捕手出身監督だけあって、うまく育成してくれました。

打撃は高校ジャパンのクリーンアップだったので、まだ底を見せていないと思いますよ。
返信する
Unknown (ゆずき)
2015-12-24 01:14:08
強肩だけでなくフィールディングの良さも時折見せていたのが印象的でした。
CSではファーストステージでは配球ミスで痛打され,ファイナルステージではワンバウンドを止められず振り逃げ出塁されてしまい,いずれも敗戦の直接要因になってしまいましたが,これも今後の糧にできるのではないかと思うほど守備面では頼もしさも感じる1年でした。

甲子園で見せたバッティングのイメージが強く,打撃でここまで苦しむのは若干予想外だった部分がありますが,投げている球とバットの違いはそれだけ大きいのだろうかと感じます。
里崎が相手の配球を読んでこれでもかとヤマ張り決め打ちしていたので,もしかすると田村も似たような所を目指しているのではないかとも思いますが,まだ相手の配球に確信が持てていない部分も大きいのかもしれません。
.230とは言わず,もっといい成績を目指して欲しいというのは自分も同感です。

吉田も黙ってないでしょうから,ハイレベルのポジション争いをしてますますチームの力になって欲しいと願っています。
返信する
打撃が課題でしょうね (寿限無)
2015-12-24 06:33:45
盗塁阻止率は12球団1位らしいので、強肩であることは確かですし、キャッチングも悪くないので、守備での破綻が少ないのが、今季の主戦キャッチャーになれた要因でしょう。
まだ、レギュラー確定というには早いので、これで他を圧倒する打撃が出来れば、22番確定でしょうね。
いぜん、ラジオだかTVだかで里崎が言っていましたが、「名捕手といわれるのは、打撃が良い捕手」ということです。つまり、守備が普通以上なのは当たり前だし、きちんと練習すればある程度以上にはなる(そうならないようならプロのキャッチャーとしては失格なので)から、差が付くとしたら打撃であると。
確かに、肩が良いのはウリでしょうけど、それは投手との関係もあるし、吉田や江村などと差を付けるとしたらやはり打撃面でしょうね。里崎のようにここぞと言うときに打てたり、野村や城島、阿部のようにコンスタントに打撃成績トップ10に入ったりタイトルに絡めるるような打撃をすれば、誰も追いつけないレギュラーになれます。
そこまでは無理としても、打率.250ぐらいになれば背番号22を付けて正捕手と名乗っていいのではと思いますけどね。
高校時代の打撃が再現できれば不可能では無いと思っちゃいますが。(まあ、高校生とプロの1軍の投手では投げる球が雲泥の差でしょうけど)
ただ、なんだかんだいっても一番正捕手に近いし、その位置にもう指がかかっているのは確かなので、しっかりつかんで欲しいですね。
返信する
田村 (博多Mファン)
2015-12-24 06:42:11
持ち出した番号の割には目標が低すぎやしないか?と疑問に思う田村です。
本塁打は量産出来ないにせよ、打率は2割5分位を目指して欲しいものです。
球団側も2割3分をギリギリ達成出来たとしても22番を簡単に与えるようなマネはしないでもらいたい。
今年の試合出場数や待遇で気分を良くしたのか知りませんがその低い目標、奇抜な髪型、今にも手が届きそうな正捕手の椅子への距離に影でライバル達は笑っているかもしれません。
まだまだ田村の方が総合力で上とは言え、今年のリーグ最終戦を見ていても吉田なんかは守備の面で着実に成長しているのが伺えますから、来シーズンどうなるかは全く分からないと言ってもいいでしょう、なので来年は守備以外でも味方を助けられる文句無しの正捕手になった上で22番を球団から受け取る。そんな田村の姿を期待したいです。
返信する
Unknown (在外Mファン)
2015-12-24 09:37:09
↑ お、なりすまし構ってちゃんが夜遅くまで頑張ってるな。それとも君も海外から?君の所は暑いの?寒いの?

田村ですが、スローイングは素晴らしいですね。強肩と言うよりは(まあ、強い事は強いんでしょうけど)、仰る通り動作が素早いですし、コントロールも正確ですね。

打つ方はまだまだこれからでしょう。高卒の21歳にあれもこれもと要求するのも酷な気もしますし(笑)右方向への意識は感じられたりもしました。セーフティーバントを何度か決めていたと思いますが、バント自体はあまり得意ではないのでしょうか?打てるに越した事は勿論無いのですが、先ずは送りバントはきっちり決めるとか、最低限ランナーを進めるバッティングとか、その辺はこなしてくれればと思います。

それにしても、あの髪形とか、最近の発言とか、ちょっと浮かれてきている感じもします。21歳の若者ですから、優等生タイプよりそれくらいの方が可愛気が有る様な気もしますが、開幕前に一度は監督あたりから雷を落とされた方がよいでしょう(苦笑)
返信する
期待大 (グランクラン)
2015-12-24 10:19:00
打率.230で背番号22はさすがに目標が低いように思いますが、そうやって里崎の後継者として22を背負いたいと意思表示することは良いことだと思います。何を考えてるのかよくわからない選手よりもよっぽどマシですし、アピールは大事です。

今シーズン、田村と吉田でここまで出場機会に差が出るとは思っていませんでした。確かに打撃においては物足りなさはありますが、高卒3年目で捕手というポジションで高望みは酷でしょう。寧ろキャッチングやスローイング、ランナーへの牽制などの守備面でのアドバンテージや物怖じしない堂々とした立ち居振る舞いは天性のものが大きく簡単に身に付けられるものではありません。

しかし田村が今後も大きく成長するためには吉田の存在も欠かせないと思います。吉田もこのまま正捕手の座をやすやすと譲るわけにはいかないと内心燃えるものがあるでしょうから、田村の良きライバルとして切磋琢磨して欲しいですね。もちろん江村も頑張れ!
返信する
Unknown (Unknown)
2015-12-24 12:22:33
ライバルの吉田、江村と比べて、守備は圧倒的な差をつけてますが、
打撃の方は三人共一軍で2割打てるかどうかは同じでも、江村は二軍なら打てる、吉田は二軍なら打てそうなのに対して、田村は二軍でも打てなさそうなのは問題ですね、ただ、他の二人がフリースインガーなのに対し打てないなりに右打ちや四球を狙う姿勢は好印象、反面、粘ると決めたら甘い球もカットしてる時があるので、飛び出した一塁ランナーを差すなど、守備の時はかなり広い視野を持っていますが打席だと余裕の無さが目立ちます。
話によるとこれまで守備の強化に全振りで打撃に手をつけてないらしいので、まず自分のスイングを作って余裕をもち、守備の時に見せるセンスを打撃に活かして欲しいですね
返信する
順調 (流浪のロッテファン)
2015-12-24 14:57:42
田村については人によって色々な意見がありそうですが、個人的にはここまでかなり順調にきているかなと感じています。何といっても、本格的に捕手にコンバートしたのが高校2年か3年の時の筈ですので、実質4年程度で年間通して試合をつくれる捕手に成長しただけでも、よく頑張ってるなというのが正直な感想です。

一方で、あくまで「現段階では評価できる」に過ぎない訳で、選手としての能力の絶対値で見れば、当然まだまだでしょう。かつて伊東監督は高卒1年目の炭谷を開幕レギュラーで抜擢してましたが、あれも「リード以外の守備面は使えるレベルにあった」からこその抜擢だったようで。とすれば、今年の起用もみるに、田村も3年目にしてようやく伊東監督的に言う所の「使えるレベル」に達したのかな、と。であれば、少なくとも今の炭谷のように毎年GG候補に名を連ねるレベルになるには、守備面も含めまだまだ研鑽が必要ということですよね。

打撃は、どうでしょうね。私も高校の時のイメージが強いので、またまだいける筈とは思うのですが、打撃に注力した結果守備面が疎かになっては本末顛倒ですので、とにかく全ての面で自分を追い込んで頂きたいです。

あと、髪型とか発言も色々と物議を醸してますが、ただでさえマリーンズは大人しい選手が多いので、田村のようなお調子者のムードメーカーがレギュラーにいると、チームのバランスもよくなるのでは?と思ったり。

長くなりましたが、とにかく来年も頑張れよー!
応援してるでー!
返信する
Unknown (ろびんそん)
2015-12-24 16:48:55
盗塁阻止率が、12球団No.1。

評価していいことでしょう。

よくやっている。方なんでしょうけど。

「そもそも出塁許すな。」
とも言いたいところですかね。

盗塁阻止率というのもね。
盗塁阻止できるように配球しているからの話でもあります。
そこが課題かな?

打者9人のうちの1人でもありますから、2割4分以上には、なってもらいたい。

もっとプレイで、目立ってね。
返信する
Unknown (パンテーラ)
2015-12-24 18:44:03
田村を語ると盗塁阻止、リード、打撃、髪型と書くことがたくさんあるんですけど、
それぞれ詳細に感想を述べたところで、だいたい皆さん同じになるのかなと。
要は打撃が課題。そのひとことで十分です。あとはくどいので省略。
返信する