45 田村龍弘 捕手 22歳 年俸2760万円
【2016年成績】 130試合 371打数 27得点 95安打 打率.256 16二塁打 3三塁打 2本塁打 38打点 6盗塁 39四死球 91三振 得点圏打率.241
吉田の失速に助けられたところもありましたが、田村が正捕手の座を固めるシーズンとなった今季です。
石川とベストバッテリー賞を、そしてベストナインまでをも受賞しましたので、リーグを代表する捕手との評価をされたことになります。
.230を目指す、などと弱気とも思える目標をクリアしての.250超えは捕手とすれば充分ですし、しかしまだまだこんなところで終わる田村ではないでしょう。
若き司令塔がどこまで伸びるのか、数年後のFA流出をファンが怯えるぐらいの飛躍する来季を楽しみにしています。
キャンプ終盤に高熱を発してリタイアをした田村は教育リーグへの出場、そして二軍の開幕戦と出遅れ必至でしたが、それでもギリギリで開幕に間に合わせました。
その開幕マスクは吉田に譲ったもののライバルの打撃不振もあって三戦目で今季初スタメン、その後はほぼスタメンマスクを被り続けてのキャリアハイのシーズンです。
自慢の肩は序盤戦になかなか刺せずに苦労をしましたが盗塁阻止率は.306と昨年までから1割も落としながらもトップの.317に肉薄、先発陣の信頼を勝ち取るリードも持ち前の強気を取り戻したのがいい感じで、その守りが安定をしたのがよかったのか打撃でも著しい成長の跡が見られました。
昨年の清田と同じくどうして手の内を明かしてしまうのだろう、と不満にも思う「投手に正対してボールを両目で見るようにした」との説明はどこまで本当なのか、前田智の「質問に真面目に答えない、監督のおかげと言っておけばよい感じ」というチャラい印象からしてブラフのような気がしないでもありません。
何にせよ5月までは2割を切る打率が連日の早出特打の成果か6月に急上昇、打ちまくっての.400で月間MVPは捕手としては青柳以来の24年ぶりです。
さすがに警戒をされたのか一時は打撃10傑をうかがう勢いから8月には月間打率が2割を切って元の木阿弥かと思いきや、9月に持ち直しましたので壁を乗り越えたように思えます。
来季からは本意か不本意か、いずれにせよレギュラーが約束をされたも同然の背番号22を背負い、里崎ばりの外のボールを逆らわずに右に流すバッティングができるようになったからこその躍進ですので、振り回さなくなったそれをどこまで極められるのか、吉田推しの自分であっても期待をせずにはいられません。
球団はかなり田村を優遇しているようですが伊東監督はまだまだ、急性上気道炎での離脱から復帰後も金澤をスタメンで使うなど慢心させずの起用はなるほどと思いますし、貧打線であっても我慢をして八番で使い続けたのも田村にとってはよかったのではないかと、その期待と指導に応えてのリード、肩、期待打席到達の100安打をノルマに頑張ってください。
【オリオン村査定】 2760万円 → 4700万円 (△70%)
高卒4年目ですからね。
高校時代から打撃と野球脳は超一流でしたから、
きっかけをつかんだら面白いなと思っていました。
監督が他の捕手を使ったのは、
ベンチからの風景を見せたり、
飢餓感を出させるためで、
お灸とは違うでしょうね。
二番手捕手とはかなりの開きができました。
監督は立場上、競争、競争と言い続けるんでしょうけど、
田村を抜くのは大変だと思います。
ただ、若さゆえなのか、どうも悪い意味で調子に乗りやすい性格のようですし、疲れてくるとリードが単調になる傾向があるようですので、慢心させないために伊東監督もいろいろと苦労されてますね。
盗塁阻止率は、捕手だけではどうにもならないところがありますが、まあ3割を超えていれば及第点でしょう。
まだまだ田村には伸びしろがありますので、伊東監督と切磋琢磨して成長してほしいものです。
昨日のコメント返信の件です。
コウチさんはああいう方ですか。
分かりました。
田村選手、来季から里崎さんの22を付けますし、結果を残さないと、直ぐに背番号剥奪です。
遊び暇は無しです。
走り込み、素振りをひたすらやらないと。
打撃開眼しました。ボールを長く見て引きつけてセンターから右方向へ打ち返す。当然選球眼もよくなる。中村や井上もこういう打撃を心掛けると結果が出ると思うのですが・・・
吉田江村らが巻き返すには相当な努力が必要でしょう。
♯22は来季の活躍次第と思っていたが、予想がはずれました。
エムラ―達は、先輩の意地で頑張らなければならない。
捕手は、特にケガに注意し安定したプレーを期待します。
来年に向けては、呼吸器系が弱いみたいなので、禁煙した方が良いかなと思います。
それらに踊らされる事なく(まぁ、まだ若いので踊っていただいても構わないんだけど)、プロ野球の捕手として見据えているものはブレてないようですね。
当初、ライバル視された吉田選手と比較し、「才能型」と個人的にくくった事は誤りでした。ごめんなさい、田村選手。
ゴエモンとのベストバッテリー受賞時のマスコミに対してのコメントで…「佐々木投手とベストバッテリーを獲得出来たならば、おそらくチームは優勝する事が出来るだろう。」(すみません、確かこのような主旨のコメントを)マリーンズファンのオヤヂの心をふるわすに十分な発言でした。
個人的には出ばやしを…「ゴッドファーザー 愛のテーマ」で。あの球場のそれまでの雰囲気が、一時停止するかのような、あの瞬間をまた味わいたいですね。もう違和感はないかも。顔役登場!みたいな事で。
個人的に悔しいのは、侍ジャパンの捕手は誰が相応しいかという議論で、なかなか田村の評価が(低くはないものの)上がらないことです。打撃ならば、嶋、原口、森が、守備ならば、炭谷や大野が真っ先に名前があがり、若手枠という観点からも、小林、森、原口、戸柱が先に名前が挙がる状況。世界相手に戦うためには、これという際立った武器が必要なのでしょうね。是非とも、師匠の里崎と同じように、大舞台での強さというのを持ち味にして頂ければと思います。
最後に。田村のバックアップと教育の観点からも、ベテランの二番手捕手をチャンスがあればとってほしい。。かつての的場のようなポジションの選手ですね。やはり若手ばかりでは、伊東監督の負担も大きすぎるので、是非…!