goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2017年通信簿 14 大谷智久

2017-11-16 00:44:37 | 千葉ロッテ

 

14 大谷智久 投手 32歳 年俸7700万円

【2017年成績】 55試合 3勝2敗0S 防御率3.12 52回 47被安打 5被本塁打 14与四球 1与死球 33奪三振 被打率.246

チーム最多の55試合の登板で防御率は3点台前半ですので中継ぎとして文句のつけようのない数字を残した大谷ですが、その数字ほどの印象が無いのが正直なところです。
中継ぎ陣が崩壊をする中で有吉とともに中盤を支えてくれた、逆に言えば大谷が昨年のような状態であればさらに酷いことになったでしょうからよくぞ踏み止まったと感謝をしなければならないのでしょうが、おそらくは大谷への期待が高すぎることでの違和感なのでしょう。
今季も23ホールドはチームトップで藪田、益田に続く球団史上三人目の100ホールドを達成、来季にはFA権を取得しますので、オフにざわつく存在感を見せてもらいたいです。

かつてはずしりと重いストレートを武器にしていた大谷ですが、勤続疲労もあるでしょうし、年齢的にもモデルチェンジをしなければならないのかもしれません。
昨年より数字的にはストレートのスピードが戻ってはいましたがそれで押せるほどの威力は感じられず、詰まらせたと思った打球が外野まで運ばれるなどむしろ軽さが目立ちました。
その自覚があるのかストレートを軸ではなく見せ球にして変化球で打たせて取るスタイルになってきた大谷は、しかしこれも持ち味だった精緻なコントロールにも緩みが見られてボール先行で苦しいピッチングもままあり、その変化がしっくりくるにはもう少し時間がかかるのでしょう。
それでいて今季の結果ですので頼れる存在に変わりはなく、古谷の退団で日本人選手ではチーム最年長投手となった大谷のチーム歴代トップのホールド記録はすぐそこです。

2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿


【オリオン村査定】 7700万円 → 8500万円 (△10%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (10)

故障者が・・・

2017-11-15 00:22:50 | 千葉ロッテ

先日の原に続いて、今度は岩下が手術をしたとの発表がありました。
原は右肩鏡視下手術、および右肘神経移行術は全治9ヶ月でほぼ来季は絶望、岩下は腰椎椎間板ヘルニアで開幕に間に合わせるのは厳しいでしょう。
原は肩肘をいっぺんにですから投手生命の危機、打撃も評価をされていましたから野手転向という選択肢もチーム事情からすればありそうな、いずれにせよまずは完治が優先です。
またルーキーイヤーにも内側側副靱帯の再建手術をした岩下は3年間で2度目ですので内二世となってしまうのか、5月のイースタン戦で重さのある魅力的なストレートを投げていましたし、15試合3勝3敗で防御率2.48と来季に一軍を視野に入れるところまできていただけに残念どころの騒ぎではありません。
今年のドラフトで唯一の高校生投手の森も8月末に左膝を痛めて全治6ヶ月とのことですから出遅れ必至、浦和ロッテの投手陣に若さを取り戻すためにも島、種市の台頭待ちです。
1回2/3で7四死球、5暴投と信じられないぐらいの制球難に陥った島、その島を尻目にフェニックスリーグで多くの出番をもらった種市、ライバルの競演は始まったばかりです。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (7)

2017年通信簿 13 平沢大河

2017-11-14 00:53:18 | 千葉ロッテ

 

13 平沢大河 内野手 20歳 年俸1250万円

【2017年成績】 50試合 119打数 9得点 21安打 打率.176 2二塁打 1三塁打 1本塁打 3打点 1盗塁 7四死球 40三振 得点圏打率.087 

鈴木がセカンドにコンバートをされたことでショートを中村、三木と争う形となった平沢でしたが、しかしレギュラー獲得にはほど遠い一年でした。
石垣島でのラミゴとの国際交流試合では打った瞬間にそれと分かる一発を放ちましたがフラットなレギュラー争いにはならず中村偏重だったこともあり、その後は出番が減ったことで試合勘が鈍ったのか落球や悪送球など守りが重要視をされるショートでつまらないミスを繰り返してしまい、もやもやしたスタートとなります。
しかし降格かと思えばスタメンでのマルチヒットで開幕一軍に滑り込み、中村がもたついたことで三戦目にスタメンに起用されて同点タイムリーを放つなどアピールはしましたが守備の不安定さを解消できず、一試合で3個のエラーをやらかすなどして5月半ばに二軍落ちとなってしまいました。

終わってみれば昨年よりもかなり出場機会を増やしましたが伸びた、と言えるほどのプレーは見られなかったのが正直なところで、井口監督がぞっこんとも言われているルーキー藤岡がショートのレギュラー争いに参入となるのでしょうから、中村がセカンドにコンバートとなっても厳しさは変わらないでしょう。
昨年のプロ初安打に続いて出身地である仙台でプロ初アーチを放つなど我慢をして使い続ければ、とは思うのですが二軍でも2割そこそこではしんどいです。
二年が経ってもなかなか体が大きくならず、もう少し線を太くしなければ一年を乗り切るのにきついような、球威に押し込まれ、内を苦手にしているのもイメージを悪くしています。
それでもしなやかな体の動きにシャープさも垣間見せてセンスは抜群、来季は数年後に安田と鉄壁な三遊間を形成するための礎のシーズンとなるよう頑張りましょう。

2016年通信簿


【オリオン村査定】 1250万円 → 1350万円 (△8%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (15)

勝ちすぎましたなぁ

2017-11-13 00:52:01 | 千葉ロッテ

今春のオープン戦を思わせるかのような台湾遠征での3戦全勝、石垣島では若手中心ながらもラミゴを相手に手こずりましたから代表チームが相手ともなればこっ恥ずかしい結果の覚悟がありましたので、逆にロッテを相手にこんな体たらくで大丈夫かよと陳冠宇らが心配だったりもします。
スタメンでこそありませんでしたが香月にもヒットが出ましたし、来季を期待させる酒居のピッチングも収穫でしょう。
そんな中で秋季キャンプから気になっているのが外野の布陣で、荻野のホームポジションはライトだと考えていますのでそこはいいのですが清田のレフトがやや違和感、レギュラーシーズンで角中をDHというわけにはいきませんので現時点では控えの立ち位置なのか、今季の清田の成績からして妥当ではあるものの、しかし意外でもあります。
井口監督と清田の師弟関係は周知の事実だけにむしろ厳しくあたっているのであればそれもよし、またそれだけ荻野への信頼感の表れなのかもしれません。
この三人は順調にいけば揃って来季にFA権を取得しますのでオフが騒がしくなるぐらいの活躍をしてくれれば貧打線の超ぐらいは外せるだろうと、早くも狸を狩り始めました。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (3)

連勝で面目を保つ

2017-11-12 02:13:36 | 千葉ロッテ

台湾遠征は今日も勝って連勝、勝ち越しを決めました。
佐々木が予定イニングを投げきれずのKO、といいことばかりではありませんが、石垣島で抑えられた林樺慶を打ち込んでの勝利ですので悪くはありません。
ただ勝利にこだわるのもいいですがせっかく台湾まで連れて行ったのですからもう少しいろいろな選手を使って欲しかったりもして、明日は香月や大木のスタメンに期待をしたいです。
そんな遠征組に注目が集まりますがオフは来季に向けた戦力補強がメインの課題、来週にはトライアウトがあります。
市場に出してしまえばパシフィックに流れるかもしれないと山田がヤクルトに無償トレード、つまりはトライアウトに参加をしているようではダメなのが現実ですし、補強ではなく補充でしかないのは分かっているのですが、それでも宝くじを探さずにはいられないといったところでしょう。
名前のあるところで大隣、千葉繋がりで福田、松本、小坂繋がりで宇佐美、高校時代に注目をしていた高橋、外野手不足なので北川、面白いところでは横浜スタジアムでTEAM26の来場ポイント受付をやっていた巽を獲得ともなれば話題にはなりそうな、育成枠を維持するためにも2人ぐらいは必要です。
ロッテからは信樂、金森、寺嶋、猪本、脇本、菅原が現役続行に挑戦をしますので、どこからか声がかかることを願っています。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (6)

井口ロッテは白星スタート

2017-11-11 12:02:35 | 千葉ロッテ

井口ロッテの初陣は台湾代表との国際交流試合、白星スタートとなりました。
10安打6得点は陳冠宇から井上がスリーランと紅白戦と同じ微妙なものも含んでいますが、外国人選手と代表チームで離脱の中村、田村、それにルーキーを除けばほぼ現状でのベストオーダーですのでそれぐらいは当然と胸を張ってもらいたい、積極的な盗塁、走塁もあり井口監督の思惑がまずはチームに浸透しているようです。
陽岱鋼、王柏融を擁する台湾打線に対した投手陣は10安打を浴びながらも1失点はこちらも微妙ながらも、とりあえずはメンツを保ったといったところでしょう。
この遠征にどれだけの意味があるかは勝敗にもこだわりたいですが井口監督が目指す野球ができるかどうかですので、NPBの健大高崎と言われるぐらいの走りを期待します。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (5)

タイトルホルダー

2017-11-10 01:53:12 | 千葉ロッテ

今季はゼロだと思っていたタイトルホルダー、しかし鈴木がゴールデングラブ賞を受賞しました。
例年どおりに角中に票が入るなど投票資質を疑わざるをえない記者連中による打撃やチーム成績が加味されたりもするタイトルではあるのですが、目出度いことです。
セカンドはソフトバンクと日本ハムはレギュラーを固定できずに有資格者はゼロ、楽天とオリックスもギリギリの数字でしたので実質的には鈴木と浅村の一騎打ちともなれば、浅村はやや雑ながらも球際に強いイメージがある一方で、鈴木の派手さは無くとも堅実なプレーで浅村を上回る守備機会は見た目に分かりやすく、そこを評価されたのでしょう。
その鈴木がサードコンバートとは皮肉な結果となりましたが今となっては仕方なし、サードでもタイトルを獲れるよう頑張ってください、期待をしています。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (8)

2017年通信簿 12 石川歩

2017-11-09 01:12:08 | 千葉ロッテ

 

12 石川歩 投手 29歳 年俸1億3000万円

【2017年成績】 16試合 3勝11敗0S 防御率5.09 97回1/3 113被安打 9被本塁打 23与四球 2与死球 73奪三振 被打率.294

WBCへの懸念はありましたが、さすがにここまで堕ちるとは予想だにできなかった石川です。
プロ入りから三年連続での二桁勝利は球団史上初、しかしさらに四年連続、どころか規定投球回にすら達せず、そのピッチングスタイルが崩壊をして目も虚ろでした。
角中もそうでしたがキャラとは違う自分を演じてしまったのが悪かったのではないかと、昨年にタイトルを目前にしながらもどこ吹く風で見送った石川が「WBCに選ばれたら頑張る」なんてコメントを出したことで不安が募りましたが、それだけ侍ジャパンの魅力、魔力は凄まじいものがあるのでしょう。
これでもう代表チーム、国際試合はこりごり、となれば長い目で見ればプラスな一年だったと、ロッテの石川として数年後にそう思えるような今後であってくれればと思います。

それにしてもままならない一年でした。
初戦こそ5回2失点でしたが二戦目は3回5失点、三戦目も3回6失点であっさりと二軍落ち、一ヶ月後に戻ってきましたが負け続けての開幕6戦6敗はリーグタイ記録です。
ボール自体はさほどに悪いようにも見えませんでしたが、持ち味であったはずの制球力はどこへやらのバラツキで、球数の少ない省エネピッチングは影を潜めてしまいました。
好投をしていても不機嫌そうな表情の石川ですが今季は文字どおりに不機嫌、と言いますか納得のいかない顔つきが目立ち、どうすればいいか分からない、との弱気の発言もあり、肩肘の状態がイマイチで思うように投げられないわけでもないことが事態の深刻さを増したように思います。
一時期に持ち直した感じもありましたがそれも長くは続かず、あれだけコントロールに苦しみながらも四球が少ないのは置きにいってしまったのが理由ではないかと、最後まで自分を取り戻せないままに閉幕となりましたので来季への不安を抱えたままでジリジリとしているでしょう。
ストレート、変化球とも一つ一つを見れば力があるだけに大丈夫だと思いたいのですが、気弱な虫が袋小路に入ってしまわないことを願うばかりです。

2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿


【オリオン村査定】 1億3000万円 → 1億1000万円 (▼15%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (18)

涌井メジャー挑戦

2017-11-08 01:15:20 | 千葉ロッテ

本来はFAやポスティングであれば挑戦ではなく移籍なのでしょうが、こと涌井については挑戦の意味合いが強く感じられます。
勝敗はさておきボール球が多くスタミナでカバーをしてきた涌井のようなタイプがメジャーにマッチするのか、そのスタミナにも衰えが見え始めた今季でもありました。
それでもメジャーはメジャーなりの尺度で判断をするのでしょうからあれこれ考えても仕方なし、本人の権利ですし望むのであればファンとしてはただ見守るしかなく、井口監督誕生に続いて今回にまたニッカンが抜いた内容は名も無き球団幹部の談話だったりもしますがNHKまでもが追随をしたのですからFA宣言はするのでしょう。
今江が発狂をしそうですが球団は宣言残留を認めるようですし、これまた真偽は定かではありませんが国内移籍は考えていないとの話も聞こえてきますので、どっちに転んでも涌井のレプリカユニを封印することにはならないであろうと、涌井には悔いの無い判断をしてくれればと思います。
そもそもが大型契約は難しいでしょうし、右肘のねずみが囁かれたこともありますのでメジャー契約が成っても身体検査で引っ掛かってのマエケンパターン、もし100~200万ドル程度に出来高でも夢を追うのか、夢よりも現実を取って千葉に骨を埋めてくれるのか、もぞもぞしながらその答えを待っています。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (23)

2017年通信簿 11 佐々木千隼

2017-11-07 01:03:30 | 千葉ロッテ

 

11 佐々木千隼 投手 23歳 年俸1500万円

【2017年成績】 15試合 4勝7敗0S 防御率4.22 85回1/3 75被安打 9被本塁打 48与四球 1与死球 59奪三振 被打率.245

ドラフトの目玉だった田中のハズレ入札ではありながらも5球団の重複、その実力を評価されていたにしては物足りないルーキーイヤーだった佐々木です。
それでも春季キャンプからシュート回転をしてしまうストレートに苦心惨憺だったことを考えれば、シーズン最終盤の9月半ばに一軍に戻ってきてからは4試合2勝、防御率1.03でプロ初完投勝利もありましたので、来季のローテーション入りを期待されるところまでは戻ってきたのではないかと思います。
気になるとすれば「力強いボールを投げる」ことを意識するのはよいのですが秋季キャンプでまたフォームをいじるようなコメントが再びの迷走にならなければと、それが持ち味でもあり自分で考えてのことであっても考えすぎにならないよう、ボールに力はあるだけにシンプルイズベスト、清水コーチの指導に期待をしたいです。

新人王のライバルと目されていた田中に大学選手権で投げ勝ち、中1日で連続完投勝利、明治神宮大会では八回一死までノーヒットノーランの快投もあり準優勝、そんなドラフト後の快投は服部を思い出してしまいイヤな感じもありましたが、しかし一年目から白星を手にしましたので同じ道を転がることはないでしょう。
オープン戦ではさすが、と言えるほどのピッチングではありませんでしたがベンチの期待を担っての開幕6戦目の先発は5回3安打1失点でのプロ初登板初先発初勝利と6四球と苦しみながらもまずまずのスタートで、次の登板も7回5安打1失点と好投をするも打線の援護が無く、その後はピリッとしないピッチングが続きます。
気がつけばストレートは130キロ台後半からたまに140キロに届く程度で早くもロッテ化と囁かれる始末、はフォームが安定をせずにボールを置きにいってしまったことも理由だったのでしょう、球持ちが悪く打者からはボールの出所が見やすそうなのも拍車をかけてしまったのかもしれません。
交流戦では初回7失点なんて試合もあり先発を外れても上向かずの二軍落ち、そこから暫くはフォーム固めをしていたらしく実戦から遠ざかっていましたが二ヶ月ほどの鍛錬が実を結んだのかスピードもやや戻り、何より強気のスタイルになったことでボール先行でも無駄な四球を出さなくなったのが好材料です。
コントロールを気にしすぎて袋小路に入ってしまった藤岡にどこか似ている出自、メンタルに不安が無いわけではありませんが、それでもまだいろいろと迷っているようですが攻める気持ちさえあれば充分に一軍でやっていけるだけのボールは見せてくれましたので、来季は倍の8勝に貯金をノルマでお願いします。


【オリオン村査定】 1500万円 → 1800万円 (△20%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (11)

2017年通信簿 10 ロエル・サントス

2017-11-06 00:59:36 | 千葉ロッテ

 

10 ロエル・サントス 外野手 30歳 年俸2225万円

【2017年成績】 66試合 180打数 22得点 45安打 打率.250 10二塁打 0三塁打 3本塁打 8打点 5盗塁 8四死球 46三振 得点圏打率.222 

5月半ばに獲得が発表されたときに「今、絶対に欲しい選手ではない」と伊東監督が不満を口にしたのは、超貧打に苦しむ打線に必要なのは大砲でしたので分からないでもなく、しかしオープン戦でパラデス、ダフィーが結果を残した一方で荻野が早々に二軍落ちをするなど核弾頭を固定できなかった状況から、サントスの調査を進めていたのは当然のことです。
チームの状況に応じて臨機応変に動けなかった、その責は球団にあり、サントスを大人げない態度で迎えることになったのは申し訳なく思います。
そのサントスは走り打ち、というイロモノ扱いはされましたがチームを救う活躍もあり、個人的にはキューバは敬遠をしたいのですが、もう一年ぐらいは見てもよいような気がします。

しっかりとした指導をすれば伸びる余地があるのではないかと、それが一番の理由です。
伊東監督に酷評をされた走塁技術も終盤戦には盗塁を決められるところまでになりましたし、身体能力は日本人選手よりも高いのですからあとは順応性でしょう。
走塁だけではなく守備でも間に合わないタイミングでの返球で打者走者の進塁を許すなど全体的に未熟で、逆に言えばコーチ陣は教え甲斐があるはずです。
本来で言えば助っ人に教育などと言っている余裕は無いのですが、他球団では育成枠で外国人選手を抱えるところもあるのですから、第四、第五と考えればありだと思います。
走り打ちのイメージが強くて単打オンリー、キューバの岡田かと思っていましたが力強いスイングでの3発は嬉しい誤算、外国人選手らしく逸って早いカウントから手を出してしまうところに落ち着きが出てくれば、悪くても荻野や加藤の保険、競争心を煽る存在にはなってくれるでしょう。
さほどに大きな期待はしていませんが、サントスを二軍に置くことを前提とした残留を是とするかどうかで井口ロッテへのバックアップ体制が見えてくるであろう、そんな存在です。


【オリオン村査定】 2225万円 → 3000万円 (△35%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (16)

頑張れ菅野

2017-11-05 01:37:27 | 千葉ロッテ

外出先から帰ってきて何の気なしにテレビをつけたら、バース・デイなる番組で菅野が取り上げられていました。
二年前のドラフトで指名漏れをしたところからのドラマは今年に指名があったからよかったものの、このあたりは同じTBSでドラフト当日夜に放映された特番でかなり批判を浴びたケースに近いような、やはり二年前の指名漏れから今年は指名が確実とされていた藤岡、あるいは同僚の鈴木ではなくボーダーだった菅野の人選にイヤらしい感じがしないでもなく、名前が呼ばれたときのホッとした表情が全てを物語っていたような気がします。
その藤岡とともに挫折を経験した人間の強さを是非とも見せて欲しい、かつて河本、成本、黒木、藪田、里崎、清水直と栄光のドラ2と呼ばれてから久しく近年では中後、川満、田中英と底辺を彷徨ったところから関谷、酒居、そして藤岡が再びに盛り上げていけるのか、一方で荻野忠、伊藤、清田、益田、加藤の新興勢力のドラ4がやや勢いを失いつつあるところで菅野が再浮上へのきっかけとなるのか、この二人の競い合い、ドラ2vsドラ4がチームに活気をもたらしてくれることを願いたいです。
菅野はマンモス野球部の明大でも一年生からレギュラーでしたので二年先輩の関谷は知った顔で心強いはず、その明大ではリーグ記録の28本の二塁打で「ミスターダブル」と呼ばれていましたから広角打法はZOZOマリンにフィットすると評価をされたのではないかと、下位指名からの這い上がりで平井を目指しましょう。
同僚が次々に上位指名をされていく中でただ一人だけ指名が無かった屈辱から見返してやるとの強い意志、プロを諦めずにやってきたその成果を、守備や走塁にやや難があるようですが番組では高い意識を持ってそこを鍛える姿を映していましたので、頑張れ菅野、プロ入りはあくまでスタート地点ですのでここからが勝負、高山の背中はまだ見えています。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (12)

井口改革スタート

2017-11-04 01:52:37 | 千葉ロッテ

心配された雨も夜半に止んだようで、三連休の初日は昨年よりもファンが多かったとのことです。
昭和的な感じはありますがタイヤを使って体幹を鍛えるトレーニングは走り込みと併せて行えば効果があるでしょう、長いペナントレースを戦い抜くのに後押しになると思います。
マラソンティーバッティングは打撃フォームの崩れにならないかと気にはなりますが、根性が前面に出てくるのは嫌いではありません。
ただ競い合いが完全なフラットにならないは仕方のないところではあるものの、大嶺翔とは違って守備で勝負ができる三木までもが外野兼任にはそこそこの異論が出てくるでしょう。
打撃で外野の定位置を奪えるとはなかなかに思えませんので控え認定をされたも同然、と凹んでしまうのか、何くそと踏ん張るのか、ルーキー藤岡の存在も気になるはずです。
内外野の右左のバランスが悪いので三木にはショートで頑張ってもらいたく、そこも井口監督の狙いの一つであれば手のひらの上でコロコロと、改革の波に乗りましょう。



一日一クリック応援をお願いします

コメント (6)

2017年通信簿 9 福浦和也

2017-11-03 02:30:54 | 千葉ロッテ

 

9 福浦和也 内野手 42歳 年俸3500万円

【2017年成績】 70試合 134打数 6得点 30安打 打率.224 7二塁打 0三塁打 0本塁打 18打点 0盗塁 19四死球 25三振 得点圏打率.245 

もう球団としての責務である福浦の2000本安打、FUKUMETERフィギュアまで発売をしたのですから当然のことなのですが、しかし現場がそれについてこない今季でした。
春先からチームとしての先行きは真っ暗、夏場にはもうテールエンドが確定をしたのですから来季に向けての若手の起用とともに福浦の打席数を増やす絶好のチャンスだったはずが、しかし体調との相談があったにせよマルチヒットの翌日には地蔵、あるいはパラデスを優先するなど首を傾げたくなる起用で積み上げたのは30安打、残りは38安打もあります。
昨年よりもさらに打率を落としましたので来季中の達成はなかなかに難しく、井口監督からすればこの福浦の足踏みをもたらしたベンチには恨み節といったところでしょう。
チームの若返りを進めなければならない中でどう折り合いをつけていくのか、あまりに無様なことになれば自ら身を引く決断をしそうな福浦だけに、もう一踏ん張りを願いたいです。

井口と同じく春季キャンプは二軍スタートで、井口と二人でのサブグラウンドのランチ特打を楽しませてもらいましたが、その井口が監督就任、福浦も打撃コーチを兼任となりましたので今年が見納めになったのかもしれず、そしてコーチ兼任がさらに2000本安打への障壁になるのではないかと心配でなりません。
これまではコーチへの手前、あまり大っぴらにアドバイスをしづらかったところでの肩書きであればいいのですが、極度な貧打線だけに福浦への期待はかなりなものがあるでしょう。
秋季キャンプには選手ではなくコーチとしての参加とも言われていますし、そうなれば練習量がどうしても減ってしまいます。
今季は二軍で開幕を迎えて三番でのスタートもすぐに姿を消した、かと思えば半月遅れの一軍の二試合目には四番を任されるというある意味で雑、24年目で初の代走は話題になりましたがこれも傍から見ていれば酷い仕打ちでもあり、さらに自分のために割く時間が減ってしまうと厳しさが増してきます。
性格的に自分よりも自分が教えた選手にチャンスを、と考えてしまう福浦のような気がしますし、それでも巧みなバットコントロールは健在、昨年に比べれば力強く引っ張る打球もあり、またスローイングが乱れるサード、ショートには福浦の華麗なグラブ捌きはまだまだ必要です。
来季に43歳ともなれば守備につく機会も減ると思われ、100打席もあれば御の字か、そんな中でも濃縮したプロのプレーでチームを引っ張るベテランの意地を見せてください。

2007年通信簿 2012年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿


【オリオン村査定】 3500万円 → 3150万円 (▼10%)



一日一クリック応援をお願いします

コメント (15)

2017年通信簿 8 中村奨吾

2017-11-02 02:50:06 | 千葉ロッテ

 

8 中村奨吾 内野手 25歳 年俸3200万円

【2017年成績】 85試合 280打数 32得点 77安打 打率.275 13二塁打 2三塁打 9本塁打 32打点 11盗塁 26四死球 63三振 得点圏打率.232

終わってみれば.275、9本塁打はキャリアハイですので、ドラフト1巡目の大卒3年目としては可もなく不可もなし、といった今季の中村でした。
しかし出足の蹴躓きがあまりに無様で数字ほどの印象は無いのが正直なところ、やはりミスターロッテの背番号8を背負わすにはまだ早かったように思います。
それでも球団の期待には凄まじいものがあり、出場給が大きな割合を占めるロッテの査定であってもあるいは年俸アップとなるかもしれません。
夏場以降の打撃を維持できれば期待料としてはあり、チーム内では屈指のパワーを誇ることは疑いの余地はないだけに、その期待に今度こそ応える来季であってもらいたいです。

鈴木をセカンドにコンバートした後のショートは平沢と中村、三木で競わせる、とは伊東監督でしたが、しかし春季キャンプから中村をメインに考えていたのでしょう、紅白戦、練習試合、そして初の対外試合となった国際交流試合でも核弾頭での起用でフラットな競い合いにはなっていなかったのは、昨年の終盤戦の活躍によるものだったのだと思われます。
今季は11盗塁でパンチ力もありますから中村が核弾頭に座れればそれはそれで面白い企画ではありましたが、しかし雑さが抜けない中村にはこちらも時期尚早でした。
グラブだけで処理をしようとする、また待って捕るタイプだけにショートではなくサードが適任に思えるのですが伊東監督はそうは考えなかったようで、しかし開幕カードで併殺のサインだったのに迷っての送球エラーにブチ切れたのか三戦目でスタメン落ち、五戦目で二軍落ち、かわいさ余って・・・といったところだったのでしょう。
それでもショート中村へのこだわりは浦和で一試合3失策をやらかしても変わらないのか、一軍でこそサードがメインになりましたがこのフェニックスリーグでもショートを守らせていますので井口ロッテになっても冒険をするつもりなのか、それは中村のためにもなりませんので藤岡の獲得がサード固定、もしくは外野転向に繋がってくれればと願います。
肝心の打撃は開くスイングにさしたる変わりはありませんがコースに逆らわないバッティングがいくらかはできるようになってきたのが光明で、広角な意識があれば遠回りなスイングも遠心力が働いて長打に繋がる武器になるやもしれず、また昨秋に比べれば好調な時期が続いたのは選球眼、外角低めを辛抱できるようになったのも理由の一つだと思います。
今度こそベンチ、そしてファンの期待を裏切らないロケットスタートを見せてくれよと、背番号に恥じないプレーを楽しみに待っています。

2015年通信簿
2016年通信簿


【オリオン村査定】 3200万円 → 3200万円 (±0%) 



一日一クリック応援をお願いします

コメント (21)