16 涌井秀章 投手 28歳 年俸2億2000万円
【2014年成績】 26試合 8勝12敗0S 防御率4.21 164回2/3 158被安打 9被本塁打 63与四球 10与死球 116奪三振 被打率.259
ロッテとしては超異例な大物待遇のFA移籍で入団をした涌井でしたが、一気にチームトップの2億2千万円の期待に応えきれなかった2014年でした。
西武での最後の二年間は先発失格の烙印を押されてその大半が中継ぎ、抑えだったためにそれなりに苦労をするとは思っていましたが、打線の援護にも左右をされる勝ち星はともかくとしても、防御率がブービーな4点台に沈んだのはさすがに想定外です。
大きな故障もなくきっちりと規定投球回に達したのは先発ローテーションに苦しむチーム事情からして助かりましたが、本人にとっては屈辱以外の何ものでもないであろう二軍落ち、イースタンでの登板もあり、やる側も使う側も見る側もかなりストレスの溜まった一年だったのではないかと思います。
それでもQSで負けた試合、あるいは勝てなかった試合が7試合もあることから、あるいは査定は二桁勝利かもしれません。
何にせよ成瀬が抜けることで名実ともにエースとしてチームを引っ張ってもらわなければ困る涌井ですので、来季の開幕投手は当たり前、ぐらいの二年目でお願いします。
終盤になっても140キロ台後半のストレートを投げられる、そんなロッテではなかなかいないタイプですので涌井への期待は大きいです。
課題のコントロールが暴れまくっていることがこの成績に繋がっているのでしょうが、それも個性ですのであまり気にはしていません。
それよりも粘りきれないこと、このあたりはもちろん巡り合わせもあるのでしょうが、先に点を与える、味方が援護をしてくれた直後に失点をする、といった試合の流れを自ら手放してしまうようなピッチングが目立ったのが引っ掛かりますし、ベンチの信頼を得るまでに至らなかった理由でしょう。
これはある程度は覚悟をしていたでしょうがあまりな味方打線の不甲斐なさに驚いたであろうとは想像に難くなく、春先に7回、7回1/3、8回を2失点に抑えながらも立て続けに黒星となったことで、1点でも取られたら負けるという強迫観念に襲われて守りに入ったことによるものかもしれません。
いわゆる負のスパイラルとでも言いますか、最終戦まで地元で勝てなかったこともありますし、そこから脱せなければ来季も厳しいピッチングになるでしょう。
それでも涌井が先発ローテーションの軸であることに違いはありません。
孤高の人、というイメージがありますが実のところはリーダーシップに長けているとの評もあり、いろいろと話題は飛び交いながらも涌井にとっての成瀬の存在は頼りになる先輩というものではなかったと思われますので、多少の遠慮のようなものがあった今季から自らがトップに立つ来季での立ち位置の変化がいい方向に働いてくれればと思います。
逆に成瀬を追い出した、といった心ない声も聞こえてくるでしょうから、それを振り払うために肩に力が入って逆目に出るという不安がないわけでもなく、そのあたりは弟子を自認している唐川らがしっかりとサポートをして、派閥のようなものでは困りますが、涌井軍団で結果を残してくれれば問題はありません。
あとは今季にそう見られがちだった伊東監督が涌井という個人を特別扱いしないこと、エースとしてのそれは構いませんが、そういったことをやればチームにとっても本人にとってもプラスになるとは思えませんので、そこだけは強くお願いをしたいです。
打線の援護にかなりな不安はありますが、普通に投げれば普通に二桁勝利をできる涌井だと、そう信じています。
【オリオン村査定】 2億2000万円 → 2億2000万円(±0%) ※2年契約
そう言う人もいるでしょうが、私は最初の頃の涌井への嫌がらせのような酷い援護率(それも一時内海以下だった←打線は反省を!)を思うとそこまで責める気にはなれません。
確かに年俸にしたら物足りない成績だとは思いますが…酷いとも言えないなぁと。
どちらにしろ来年ですね。
唐川共々後半のピッチングがリセットされない事を祈りたいです。
ですが、なぜか期待してしまった私です。はなから期待していない人もいたでしょうが、スタンドからの涌井コールを聞くと、ファンの期待の大きさがうかがえました。こういう選手はロッテにはなかなかいません。まだ若い。過去の栄光にとらわれるのではなく、新たなロッテな涌井になってほしい。今年は、1億円ちょっとくらいの働きだと思いますが、来年こそは、2億円クラスの働きを期待します。
来年もう1年期待します。あれほどの選手だから、ダメなら再来年は給料半減かも、位の危機感はあるはず。頼むよ。
成瀬はロッテ一筋ですが、最近の成績が悪く、ダウン提示。
一方、涌井は外様のFAで、成瀬と代わり映えしない成績でも、成瀬より厚遇。
このあたりが成瀬が出て行く原因でしょう。
それなら、出て行く人はもう、応援しようがないので、
涌井に頑張ってもらうしか無いでしょう。
運の要素もありますが、こういうのもある意味で縁がないとも感じました。
結局、成瀬との横浜高先輩後輩コンビは共に負け越しで1年で解散(予定)。
ある意味で、売りに出せるはずが、全く効果なしというのも残念ではあります。
FAで獲得したら、誰かがFAで去るというのも仕方なしか。
9月の3勝1敗、防御率2.29が本来の涌井、であってくれればと。
年俸からすれば最多勝争いをしてもらわなければ困るのですが、西武が出した年俸を引き継いだだけですのでそこは再来年まで保留です。
でもミリオンダラーズなら二桁勝利は当然に求められますから、打線の援護が無くてまた届かなくても実質的には二桁勝利と胸を張れる防御率3点台前半をノルマでお願いします。
>けとるさん
まあそうですね、来季もブービーやブービーメーカーであれば涌井は終わった、と言われかねません。
どっこい涌井は生きている、というところを見せてもらいましょう。
>ちー坊さん
通算成績では成瀬を下回っている涌井がその成瀬のはるか上の年俸を手にしているのは、やはり二度の最多勝、そして沢村賞と弾けたシーズンがあったからこそでしょう。
もちろんロッテと西武の懐事情もあるでしょうが、成瀬が最多勝争いに絡むようなシーズンがあればこれほどの差はついていないはずです。
一番に勝ったときが薄給だった、のも成瀬にとっては不幸でした。
そんなこんなでここ数年の成績からすれば見合った年俸ではない涌井だけに、その年俸に見合った成績を望んだのが期待しすぎだったのでしょう。
普通にミリオンダラーズらしい二桁勝利、地道にお願いします。
>付属中野球部さん
来季もダメなら30%以上のダウンはあるでしょうね、きっと。
そうならないよう、さすがにここからアップを望むには20勝近くをしなければ無理でしょうから、ダウン提示をされないよう頑張ってもらいたいです。
15勝で現状維持、12勝なら10%ダウン、ぐらいかしら。
>たけさん
涌井個人がどうのではなく、その待遇差への不満はあったと思います。
ヤクルトが素で年2億を出すとも思えませんが、その差に納得ができなかったのですから仕方がありません。
涌井には「これがその差なんだよ」と、来季はそんなピッチングを是非。
>名無しさん
何なんでしょうね。
最多勝争いには絡んでくれなければその年俸が泣きますので、味方打線を思えばかなり苦しくはありますが、目標は気高く15勝でいきましょう。
>ちょろさん
成瀬、涌井、唐川で40勝、とか皮算用をしていたのですが(涙)
まあ故障あがり、先発失格、伸び悩み、ですので、まさに狸でしかなかったのでしょう。
結果的に成瀬と入れ替わった形になりますので、エースとしてゴールデンイヤーに日本一の使者となるようなピッチングを期待したいです。
今季は先発投手としての復活の足掛かりな一年というドラマな選手なんでしょね。
まあ、年俸は高いですが。
とにかく、来季は凄いものを見せてもらいたい、そんな願いです。