66 岡田幸文 外野手 31歳 年俸4000万円
【2015年成績】 112試合 188打数 24得点 46安打 打率.245 2二塁打 3三塁打 0本塁打 13打点 11盗塁 10四死球 22三振 得点圏打率.277
今季も一軍から外れることなく100試合以上の出場だった岡田ですが、しかしピークだった2011年から右肩下がりの打席数に歯止めがかかりません。
分母が徐々に小さくなってきていますので一律に比較はできませんが、打率も2割5分を割ってしまえばさらに苦しさが増していきます。
打線全体が湿っぽいためにどうしても打撃優先となってしまい、その傾向は来季も変わらないでしょうから岡田には厳しいシーズンが続くのでしょう。
本人の頑張りだけではどうにもならないチーム事情に振り回されている感がありますが、浦和のときと同じくあざといぐらいのアピールで出番をもぎとるしかありません。
守備はもうレジェンド、出場試合数が足りていないからなのかもしれませんが、ゴールデングラブ賞を獲れないのが不満なぐらいです。
チーム成績や打撃を加味してしまう記者連中の投票ですから仕方がないにせよ、とにかく岡田の持ち味は広い守備範囲と球際の強さです。
他の選手であればファインプレーと拍手をするような打球でも普通に捕ってしまう、あまりに慣れすぎて有り難みが薄れてしまっているのかもしれません。
岡田が捕れなければ諦めるしかない、ファンにそう思わせるだけの外野守備は間違いなく球界一だと確信しています。
しかしその守備を活かすも殺すもバット次第、なのが今のロッテの現状で、昨季に.275を打っても出番が減っているのはホームランはおろかツーベースですら滅多に打てない長打力の無さ、それを岡田に求めるのはお門違いなのですが、しかしそうも言っていられないのが現実です。
だからと言って今さら長打力がつくわけもなく、それであればバントなどの小技でアピールをしたいところですがむしろ早打ちの淡泊さ、出塁率の低さが足を引っ張り、さらにはもう一つの武器である脚力もベンチから止められているのか、と思うぐらいに盗塁の仕掛けが少ない、のが不満でなりません。
どちらかと言えば本人の意向や志向とは関係なく、守備と脚力の武器を取り上げられてしまっているようにも見えますが、そうであっても黙っていてはジリ貧になるだけです。
そろそろ残りの野球人生がどれだけか、を考えなければならない年齢にきていますので、少しだけ、でも自己主張をしてみるのもありだと思います。
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
【オリオン村査定】 4000万円 → 3800万円 (▼5%)