オリオン村(跡地)

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2009年通信簿 66 岡田幸文

2010-01-03 21:58:56 | 千葉ロッテ

66 岡田幸文 外野手 25歳 年俸440万円

【2009年成績】 E 33試合 53打数 14得点 12安打 打率.226 1二塁打 0三塁打 0本塁打 4打点 5盗塁 5四死球 8三振

ドラフトで育成枠として指名をされながらもシーズンに入る前に支配下選手登録をされた岡田のルーキーイヤーは、それでも本人としては満足のいくものではなかったと思います。
来季はその貪欲さが活かされるよう、高橋監督の抜擢に期待をしたいところです。

がむしゃら、岡田の印象は一言で言えばこうなります。
私が見た2軍戦でも出番はさほど多くはありませんでしたが、常に試合に出ることをアピールする姿は目に焼き付いています。
スタメンで出場が出来なかった試合では、必ずと言っていいほど中盤になるとベンチ前に出てきて屈伸をしたりダッシュをしたりと、ベンチへのデモンストレーションを欠かしません。
走者が出るとそわそわとした素振りを見せるのはご愛敬ですが、使ってやれよと応援をしたくなる必死さです。
奥さんを泣かせてまでプロ入りを決意した岡田の頑張りが、是非とも報われることを願ってやみません。

岡田の武器はとにかく足です。
盗塁は5つながらも失敗も5つですから技術的にはまだ未熟なのでしょうが、そこは現役時代に韋駄天として名を馳せた高橋監督がみっちりと指導をしてくれることでしょう。
何より単純な足の速さはチーム一かもしれず、千葉マリンの親子ゲームの際に見た内野安打には仰天しました。
ちょっと詰まった感じではあったのですが、ショートは待って捕球をしたわけではなく、また送球に手間取ったわけでもなく、ごく普通のプレーをしたにもかかわらず普通のショートゴロが内野安打になる俊足ぶりは驚異的とも言えます。
本人もそれを分かっていて叩きつけるスイングを心がけているようですし、打率は低いながらも何かをやってくれるのではないかと思える打者です。

育成枠からは抜け出したものの来季に26歳と若くはありませんので、2010年は何とか1軍を経験するシーズンにしたいところです。
しかし先に挙げた理由から代走要員として使うにはまだ早いように思いますし、俊足を活かした広い守備範囲を誇る左の外野手として存在感を示すのが近道でしょう。
肩が強いようには見えませんでしたので、平均以上の守備力に抜群の俊足というイメージを植え付けること、春季キャンプでの岡田にはまずはそれが求められます。
放っておいてもアピールをしまくりでしょうから心配はしていませんが、岡田を見たファンが「すぐに支配下選手登録をされる」と口を揃えて推してくれた光るものが春季キャンプでも輝くことを信じて、楽しみに岡田の動向を追いたいと思います。


【オリオン村査定】 440万円 → 440万円 (±0%)

 

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5 コメント

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はい上がれ! (真砂マリン)
2010-01-04 02:41:23
岡田をファームで観ました。
自分の武器(脚)を活かそうと工夫しながら必死にアピールしている姿はファームの他の選手の手本としてほしい程に印象的でした。
でも…盗塁やセーフティーバントが相手にもバレバレでしたね(苦笑)外野守備も早川張りにダイビングするものの捕球に失敗…という姿を何度か観ました。
技術的にはまだまだ発展途上という感じですが、今の姿勢で試合経験を積んでしぶとさとずる賢さを兼ね備えてくれればチャンスは必ず来ると思います!
巨人の松本みたいにブレイクして貰いたい選手ですね~
早川が放出されて来季こそが勝負の年です。センターが守れて脚を武器にした2番打者ができる選手はスタメンとベンチに2人必要だと思います。そのポジションを早坂、荻野貴と切磋琢磨してほしいです。
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意外と… (放浪カモメ)
2010-01-04 12:19:07
まずは足を活かした大事な場面での代走からというのが基本でしょう。早坂もいますし、1軍での代走枠もなかなか難しいところですが、しっかりと技術を身につけて上がってきてほしいものです。

足と小技などが上手く使えるようになれば、2番としての適性もありますので、意外と早くレギュラー定着の可能性もあるのではないかと思います。守備は肩が多少弱いようですが、ロッテの内野陣は強肩ですので、まずはしっかりとカットマンまで返す事でカバーして貰いたいものです。
必死さをアピールする選手は大好きですので、頑張って貰いたいです。
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岡田 (ちょろ)
2010-01-04 17:59:18
岡田は2軍の中ではロッテファンの中では1・2を争う共感を得ている選手でしょう。
安定した仕事から夢のある仕事について1年勝負と家族の応援のもと、頑張った選手です。

ただ、09年は最低限を確保しただけでまだまだ道のりは険しいでしょう。
ただ、幸か不幸か機動力に重点を置く西村監督の元、あらんばかりの機動力を示せれば活躍の場も増えるでしょう。
あとはやはり打撃ですよね。

早川が抜けただけにその後釜にふさわしい選手かなと思います。
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Unknown (デリック・メイ)
2010-01-04 22:11:42
ショートゴロを内野安打にしてしまうとは、代田のような俊足ぶりですね
早坂がまだ強い打球を打とうと大振りで打ち上げたりしている間は、ロッテの2番に一番ふさわしい存在だと思います
より2番タイプになるために、今年はひきつけてカットする技術を習得してもらいたいです
打率が低くても、粘って粘って四球で出塁して、自慢の足で相手投手を揺さぶり、三番に打ちやすい状況を作るのが岡田の仕事だと思います
ですが、一軍に上がるためには率が必要ですし、同じタイプの早坂には経験で負けてますし、荻野と清田の強肩&俊足の二人が来るので、一軍デビューは秋頃になりそうですね
下手すると今年も二軍暮らしというのも十分考えられます

ガッツあるプレーには故障がつきものです
ダイビングキャッチなどで怪我をしたら元も子もありません
どの選手にも言えることですが、怪我だけには気をつけてほしいです
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お返事 (オリオン)
2010-01-05 00:46:20
>真砂マリンさん
外野手のダイブ、本西が怒りそうです(笑)
あのやる気が空回りをしないよう、そこは周りのサポートが必要です。
苦労人の代田コーチなどは良き相談相手になるのではないでしょうか。
タイプ的には仰せのように嫌らしい2番打者を目指してもらいたいです。

>放浪カモメさん
こういった見ていて思わず応援をしたくなる、まるで高校野球のようではあるのですが、野球の原点だと思います。
昔に返れ、みたいな記事を何度か書きましたが、是非とも岡田の必死さを1軍の連中に見せてやりたいですし、こういった選手が報われるロッテであって欲しいです。

>ちょろさん
給料が下がってまで育成枠でのプロ入りですから、生半可な根性ではないということでしょう。
奥さまが将来に不安を感じて泣きたくなるのも分かります。
それだけに支配下選手登録をされたことは嬉しいですし、順風満帆ではなくとも着実に一歩ずつでも前に進んで欲しいです。
きっと岡田ならやってくると信じていますし、球団がしっかりとサポートをしてくれることを願っています。

>デリック・メイさん
そういった打撃を志している、自分で考えているということは心強いです。
そんなことは当たり前ではあるのですが、それが出来ない選手が多すぎますので(苦笑)
仰せのように似たようなタイプがチーム内にいますし、1軍はおろか2軍でもイースタンに出場をするのは難しいであろう来季ですが、ベンチがしっかりと岡田を見て、どういった選手に育て上げていくかを考えて起用をしてくれることを願っています。
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