61 角中勝也 外野手 28歳 年俸7100万円
【2015年成績】 111試合 427打数 57得点 125安打 打率.293 20二塁打 5三塁打 6本塁打 52打点 8盗塁 48四死球 52三振 得点圏打率.278
.312で首位打者となった2012年から.288、.277と右肩下がりだっただけに、今季に.293と踏みとどまったのは地味に大きかったです。
ただ本人が度々に口にしているように「3割は当たり前」からすれば角中にしては物足りない数字ではあり、またルーキーイヤーから推し続けていた最大の理由でもある、どこか宇宙人的な雰囲気が薄れつつあるとともに選手としても平準化がされてしまったような、そんな不安もないわけではありません。
あの頭の突っ込む、体をくの字にしながらも内角の厳しいボールをいとも簡単にヒットゾーンに運ぶ、その常人離れをしたバッティングこそが角中の持ち味です。
ある意味で大人になったのでしょうが、いつまでも不思議ちゃんでいて欲しい、心からそう願います。
そんなところまで似なくてもいいのに、とはこれまた三番、背番号9ともに福浦の後継者と言い続けていることもありますが、腰の不安が心配材料です。
もっとも「よく言われるけれども腰は悪くない」とは福浦の弁ですから、角中の実際もよくは分かりません。
ただ盗塁王、とまでは言いませんが、二桁は狙えるだけの脚力がありながらも盗塁の企画が減ったような、もちろん博打とでも考えているのか盗塁に消極的なチームの方針もありますが、どこか判断が遅れての走塁ミスもあり、また積極性を失い前に落ちるヒットが目立った守備も気がかりです。
序盤戦では引っ張った打球がドン詰まりばかり、だったりもして、しんどいシーズンでもありました。
それでもインフルエンザや死球での左手薬指小指骨折などのアクシデントを乗り越えてのリーグ6位の打率ですから、そこはさすがの角中なのでしょう。
しかしこんなところで満足をしてもらっては困りますので、3割は当たり前、秋山や柳田をギャフンと言わせる巧打で首位打者を奪還です!
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【オリオン村査定】 7100万円 → 7800万円 (△10%)