オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2015年通信簿 56 チャッド・ハフマン

2016-01-08 00:26:01 | 千葉ロッテ

56 チャッド・ハフマン 外野手 30歳 年俸2640万円

【2015年成績】 6試合 11打数 0得点 1安打 打率.091 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 2四死球 4三振 得点圏打率.000

がむしゃらなプレーをする選手はどうしても応援をしたくなりますから、ハフマンの今季はかなり残念でした。
そもそも契約もぎりぎりまで引き延ばされましたから、戦力としての期待ではなく、球団としては万が一の担保としか考えていなかったのでしょう。
そしてデスパイネの来日が遅れることで春先の攻勢が必須だったところで、オープン戦で結果を残せなかったのですから仕方がありません。
四番を期待されるデスパイネ、クルーズは攻守でアピール、李大恩と陳冠宇は先発ローテーションに入った春先でしたので、そこにハフマンの居場所はありませんでした。

次のチャンスは陳冠宇が二軍に落ちたときだったでしょう。
ようやくの一軍でスタメンでの起用もありましたが、そこでヒットを打てなかったのが痛かったです。
清田の覚醒で外野が満席になっていたこともあり、陳冠宇と入れ替わる形であっさりと浦和に戻されてしまいました。
一時期に数字を残した時期もありましたが、終わってみれば浦和で.286の6本塁打では他の外国人選手を押し退けての一軍とならなかったのは当然とも言えます。
伊志嶺らと同じく使い続ければそれなりの数字を一軍でも残せたのではないかとも思うのですが、それほどに余裕のあるチーム事情ではなく、こればっかりは巡り合わせです。
デトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだとのこと、年齢からして3A、すぐに結果を出さなければリリースをされると思われ、今度こそロケットスタートで頑張ってください。

2014年通信簿


【オリオン村査定】 2640万円 → 戦力外通告 ※10/21に戦力外通告


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (15)

朝の霧

2016-01-08 00:04:30 | 読書録

朝の霧

文藝春秋

このアイテムの詳細を見る

波川清宗、あるいは波川玄蕃、と聞いてピンとくる方はほとんどいないのではないかと、そんな土佐の国衆である波川清宗が主人公です。
あるいは清宗とその家族、妻の養甫と子どもたちのストーリーでもあります。
長宗我部氏に仕えた武将、ということで飛びついたのですが、しかし案に相違をした内容ではありました。

武勇に長け、民心に通ずる清宗は主人公ですので当然の颯爽ぶりで、無益な殺生を好まない、この時代からすれば異質な存在として、そして部下や民衆から慕われています。
元親の妹である養甫との睦まじさ、息子や娘との血の通った繋がり、ほのぼのとさえします。
ただ悪役となる元親を短気で嫉妬深く、また猜疑心の強い狭量に描いているのはそれはそれで構いませんし、香宗我部親泰が凡庸で家臣に支えられる存在でしかないのも我慢をするとしても、大野直昌などの記述は時代考証を疎かに、あるいは無視をしすぎているようで残念ではありました。
長宗我部フリークということもあり面白くない展開だったこともありますが、何を言いたかったのかも今一つ分からず、今も残る波川玄蕃城への思い入れも尻切れトンボで、また各章を最後まで描ききらずに終えたのは余韻をもたらして読み手に考えさせる効果はあったにせよ、しかし中途半端さも否めません。
残るものがあまり無かった、が正直な感想です。


2016年1月7日 読破 ★★★☆☆(3点)


ブログランキング・にほんブログ村へ
明日への活力にクリック応援をお願いします。