オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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三本の矢を探して

2013-05-11 23:11:35 | 独り言

年が明けてからかなり忙しくなったために、今年は石垣島キャンプに行くことができませんでした。
しかしロッテがANAと提携をしていたときのMポイントは年度替わりの1月31日にマイルに交換をしていたために、容赦なく1月末にその期限がやってきます。
そんなこんなで3月上旬に旅をすることにして飛行機の予約をしたものの、休むどころかどんどんと振休だけが増えていく現状に3月下旬、4月上旬と変更を繰り返して、ようやくに予約の期限が切れるぎりぎりの4月中旬に旅立つことができました。

昨年までに四国、九州と制覇をしましたので、次のターゲットは中国地方です。
まずは順当に西から攻めることも考えましたが、しかし中国の雄であった毛利氏に挨拶をするのが先決かなと方針を変更しました。
毛利と言えば三本の矢の訓話が有名ですが、もっともこれは世界各地に似たような寓話があるとのことですから後世の創作との説が有力とのことで、元就が三人の子である隆元、元春、隆景に宛てた三子教訓状からしても兄弟仲はあまり良くなかったとも言われているようです。
とにもかくにも元就と三子の墓所に参ることが最大の目的だったのですが、交通の便が今ひとつだったためになかなか効率のいい旅程が組めず、当初は3日程度で考えていたものが欲を出して隣県の岩国まで足を伸ばしたこともあって5泊6日の大型ツアーとなってしまいました。
そうなると心配だったのは天気ですが前日までの予報では晴れマークが並んでいたので安心をしていたのですが、それに裏切られる突然の雨もありましたが全体的にはまずまずお天道様には恵まれたのではないかと、春先から日焼けをした顔でサラリーマンをやっている今日この頃です。


【2013年4月 広島、山口の旅】
三本の矢を探して 旅程篇
三本の矢を探して 旅情篇
三本の矢を探して 史跡巡り篇 広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 安芸高田の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 福山、三原、竹原の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 北広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 岩国の巻
三本の矢を探して グルメ篇
三本の矢を探して スイーツ篇
三本の矢を探して おみやげ篇

 

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益田が炎上で連勝ストップ

2013-05-11 01:21:30 | 千葉ロッテ

明日は午後の降水確率が80%ですし夜に入ればさらに雨足が強くなるようですので、無理をしてまで試合をやる必要はないでしょう。
これが今日に勝っていれば9連勝の勢いに水を差すことにもなりかねませんので悩ましいところではありましたが、残念ながら負けてしまいましたので気にすることはありません。
営業サイドとしては平日の客入りが悪いために前売りが売れているであろう土日は石にかじりついても開催をしたいのでしょうが、現場サイドからすればむしろ中止の方がありがたいのではないかと、そう思えるような材料がここそこに転がっているようにも感じられます。
中6日を堅持すれば交流戦の初戦となる巨人戦に先発をする投手がなかなかに見当たらず、秋季キャンプから期待をされながらも先日にようやく浦和での1勝目を手にした植松を抜擢する胆力がベンチにないのであれば、ゴンザレスか渡辺ぐらいしかその候補が思い浮かびません。
これが明日が中止となれば昨年にその巨人から2勝をした成瀬を持ってくることができますので一石二鳥ですし、今月の10日間で服部は5試合、松永は7試合、益田に至っては驚きの8試合に投げていることを考えればフル回転のリリーフ陣の休養という意味合いも出てきます。
そして今日に角中が左大腿二頭筋の筋膜炎で途中交代となり、井口も左ふくらはぎに自打球を当てて途中で退きましたから、野手陣としても一息をつきたいところでしょう。
もちろん明日を楽しみにしている方も少なくはないでしょうし、自分としてもそれなりの手間暇をかけてチケットをゲットしましたので声高に中止を叫ぶことに抵抗が無いわけではありませんが、ここは連勝が止まったことで激闘からの水入りと洒落てみるのもよいのではないかと思います。

それにしてもあと一人というところから益田が炎上をしての連敗ストップですから、野球はまさにドラマです。
球場に足を運ばれたロッテファンの落胆ぶりが手に取るように分かりますし、しかしここまで無失点だった益田が打たれての逆転負けですから諦めもつきます。
これは相手も同じ条件ではありますがかなりの強風だったようですから投げるのも大変だったでしょうし、あまりに低めに厳しいと言うよりは腹立たしいジャッジも影響をしたでしょうから、ここは悪い夢を見たとでも思って忘れるにしくはありません。
唐川も好投と絶賛をするほどではなくともらしさを見せたようですし、服部の躍動は止まらず、松永もしっかりと仕事をしただけに残念ではありますが、逆に言えばこの一敗でベンチが焦って浮き足立つような敗戦でもありませんので、伊東監督がコメントをしたように「いつかは止まる」と淡々と受け止めたいと思います。

打線は「またしても呪いか」とロッテファンが騒ぎ出しそうな角中の長期離脱にも繋がりそうな故障が痛かったですし、井口の交代も想定外でした。
三度目の正直とばかりに則本を攻め立てたものの、結果的には終盤の七回、八回の二度の満塁のチャンスを逃したのが最大の敗因でしょう。
それでも今日はサブローがチャンスメイクにタイムリーと四番として活躍をしてくれましたし、9安打9四死球が残塁の山に変わるもったいなさもランナーが出るだけマシです。
荻野貴の盗塁にスタンドが盛り上がったところが目に浮かびますし、また最後まで諦めずに応援をする声が聞こえてくるかのようです。
たかが一敗、されど一敗、負けは負けですが敗因をしっかりと分析して次に繋げれば意味が出てきますので、明後日にしっかりとした野球で答えを出してくれること期待します。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 楽天

 0 0 0 0 1 1 0 0 3 5 13

1

千葉ロッテ

0 0 1 0 1 1 0 0 0 3 9

0


◆5月10日(金) 千葉ロッテ-楽天7回戦(ロッテ4勝3敗、18時15分、QVCマリン、11,282人)
▽勝 片山 13試合1勝1敗
▽S 青山 13試合8S
▽敗 益田 18試合1敗12S

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、服部、松永、益田―江村、川本
楽天 則本、金刃、小山伸、片山、青山―嶋、岡島

 

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粘り粘って首位奪取

2013-05-10 01:27:40 | 千葉ロッテ

 

明日は間違いなく試合終了のときにはまだ会社にいることが確実なために、何だかんだと理由をつけて今日は試合開始に間に合うように球場に向かいました。
不本意ながらも寒さ対策でスーツの上着を着込んでの重装備が結果的に正解だった4時間2分の長丁場は、最後は劇的なサヨナラ勝ちで7年ぶりの8連勝ですから寒さも吹っ飛ぶような幕切れで、まさかまさかの首位奪取ですから日本中のロッテファンが沸き返っていることでしょう。
しかしこれで浮かれたり勘違いをしたり油断をしたりすれば足元が揺らぐのはすぐでしょうから、くどいようですが伊東ロッテの野球をぶれずに続けてくれることを願います。

それにしてもロッテからすれば笑いが止まらない、西武からすれば何かに当たりたくもなるであろうサヨナラ劇でした。
四球、死球、バント、敬遠、そしてワイルドピッチですから大石の顔が引き攣っているのも当たり前の話ですし、渡辺監督が何かを蹴飛ばした苛立ちもよく分かります。
ずっと首位を走っていた西武がこのカードではミスのオンパレードでしたので勝手に相手がこけてくれての首位という側面がかなり強いものの、そのミスをしっかりと見逃さずに得点に繋げたのですからチームとしてはいい勝ち方ができていると、そう素直に受け止めています。
よく分からなかったのが最後の西武ベンチからの抗議で、ボールを二塁に投げてベースを踏んでいましたからあるいはワイルドピッチではなく死球での押し出しと思ったのかもしれず、一塁ランナーの鈴木が二塁まで行かなかったことを訴えていたのかもしれません。
盛り上がるナインの中で江村がまず異変に気がつき、そして井口が鬼の形相で何かを叫んでいたのが印象的でした。

そんな今日の白星ではありましたが、反省すべき点も多々ありました。
目立ったのは走塁ミスで、厳しいようですがもう少し何とかならなかったかなとは正直な思いです。
難しい打球判断ではありましたが三回に角中のツーベースで三塁止まりだった根元はしまったという表情をしていましたから、その判断をミスったとの自覚があったのでしょう。
あの追い方であれば仮に捕られていても一塁に戻る余裕はあったでしょうから、そこを悔いていたのかもしれません。
また五回の無死一三塁から根元の一塁ゴロでホームでアウトになった江村はゴロゴーのサインが出ていたのかもしれませんが、巧みな走者であれば三塁ベース付近でフェイントをかけて併殺を防いで一死二三塁、あるいは一三塁といった形にできたのではないかと、あまりに愚直に突っ込みすぎたような気がします。
そんな絶好のチャンスを逃した焦りからか七回の岡田の走塁死はあまりに無謀に過ぎましたし、勝ったからチャラにするのではなく次に活かしてもらいたいです。
また昨日に続いて大ブレーキとなった福浦ですので明日の四番をどうするのか、今頃は勝利の余韻から落ち着いたであろう伊東監督も頭を悩ませていることでしょう。

先発の藤岡は5回を5安打2失点ですから滅多打ちにされたわけではありませんが、印象としてはそれに近いものがあります。
いつもながらのテンポの悪いピッチングで、4四球とコントロールに苦しんだこともありましたが5回で105球も投げているようではお話になりません。
ストレートが走らないために変化球で仕留めることもできず、いたずらに球数を増やした挙げ句にストライクを取りにいったところを見透かされたように栗山やヘルマンに痛打されるという繰り返しで、こういったピッチングがずっと続いていますので交流戦を前に登録抹消をすべきではないかと思います。
幸いなことにグライシンガーの復帰の目処が立ちそうですから先発陣の頭数は足りていますし、このまま藤岡を一軍で使い続ければそれなりの結果は残すでしょうが長い目で見ればマイナス面の方が大きいのではないかと、早いうちに軌道修正をかけるべきではないかと考えます。
それなりに試合をまとめているところはさすがですがファンが望んでいる藤岡はそんなことで満足をするようなレベルではないと思いますので、伊東監督の英断を願ってやみません。

藤岡が早々に姿を消したことで中継ぎ陣が総動員での火消しとなりましたが、6回を2安打零封としたことが今日の最大の勝因だと考えます。
もっとも同点の場面で松永と益田を使ったことは自分としては面白くはないのですが、連勝中ということで多少の無理は承知の上での起用だと思うことにします。
それもこれもこれまでの継投がそう思えるに足るものであるからこそですから、今後にこういった流れが続くようであれば考えを改める必要が出てくるでしょう。
今季初登板のロサはぽっこりのお腹が気になりましたがやはり150キロオーバーのストレートは魅力で、一昨年ほどとまでは言いませんがロサが調子を上げてくれば勝利の方程式の負荷が著しく軽減ができるでしょうから、何とかものになってくれることを期待します。
服部は自信がみなぎるマウンド上でのピチピチぶりが健在で、やはりスピードが増したことがピッチングの幅を広げているのではないかと思います。
そして上野は気合いが入っていることは見て取れましたが簡単に四球を与えているようではベンチの信頼を勝ち得るのは難しく、まだまだといった感じです。
また2年ぶりの白星を手にした伊藤は数字ほどにはスピードが感じられなかったのが気がかりですし、痩せたと言うよりはやつれたと言った方が正しいのではないかと思えるような体つきが心配ではあるのですが、今の伊藤に一番に必要なのは結果だと思いますので今日の白星がきっかけとなってくれればと願います。

ボールを体でしっかりと止める江村や強肩ぶりを見せつけた鈴木、広い守備範囲で投手を助けた岡田など、打棒が爆発した試合もあれば今日の井口のように値千金のアーチが飛び出したりもしましたが、基本的にはこの連勝は守り勝っているとの意識がベンチにも選手にもあるはずです。
とにかくつまらないミスをすればどうなるかは目の前に反面教師がいたわけですから、そこをしっかりと学んでもらいたいです。
随所にいいプレーがありながらも試合の流れからすれば負けてもおかしくはなかった展開であり、だからこそ勝てたことを喜んでいるのですが、先日に続いてバントを失敗した伊志嶺は藤岡とともに浦和に送られても仕方がないと思うぐらいに反省をしてもらわなければなりません。
勝ち試合ながらも反省点の方が多かったのではないかとはどちらかと言えば本音であり、また勝って兜の緒を締めるためにも普段以上に辛口でまとめてみました。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

 西武

1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 7

2

千葉ロッテ

0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 1X 3 6

0


◆5月9日(木) 千葉ロッテ-西武8回戦(4勝4敗、18時15分、QVCマリン、9,346人)
▽勝 伊藤 7試合1勝
▽敗 大石 13試合2敗5S
▽本塁打 井口4号(野上)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、ロサ、服部、上野、松永、益田、伊藤―江村
西武 野上、サファテ、ウィリアムス、大石―炭谷

 

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西野が4勝目で連勝は二巡目に突入

2013-05-09 02:02:09 | 千葉ロッテ

 

スーツの上着を着るのが嫌いなのでクールビズになれば気温が低かろうとワイシャツ一枚になってしまうのですが、さすがに5月上旬のナイターにはちょっと寒すぎました。
もちろん警戒をしてホカロン、水筒に熱いお茶を持参してのQVCマリンでしたが、五回を過ぎたあたりから肌寒さが増してちょっぴり後悔です。
まさか斉藤コーチが同じことをやらかしての発熱というわけでもないでしょうが今日はベンチ外で、マウンドに向かったのはプルペン担当の川崎コーチでした。
トップの写真はその川崎コーチで、今日の始球式のために球場を訪れた立川志の輔でないことは言うまでもありません。

先発の西野は六回まで僅か1安打に抑える快投で、成瀬に並ぶチームトップの4勝目をマークしました。
テンポよく140キロ台のストレートを軸に攻めのピッチングで西武打線を翻弄し、自らがスタートだった連勝を伸ばして5年ぶりの7連勝です。
とにかく重そうなストレートが小気味よく決まり、そろそろ打たれるのではないかとの心配をよそに課題のコントロールはむしろ精度を増してきましたし、スピードも80球を超えてからも140キロオーバーを記録するなど投げながら進化をしている感じがあります。
七回はややボールが浮き気味になったところをそのストレートを狙われたのか連打を浴びての3失点で防御率を落としてしまいましたが、今日で規定投球回に達して2.15でリーグ7位にランクインをしましたので文句のつけようがありません。 
この勢いがどこまで続くのかが楽しみで仕方がなく、実質的なルーキーイヤーと考えれば唐川にリーチ、藤岡にイーシャンテンですから西野の躍進はまだ始まったばかりです。

八回にはまたしても4点差で松永の投入で、これはもう過負荷の一歩手前まできた感じです。
これでチームの試合数の半分を超えるリーグトップの17試合目の登板ですので、いくら何でも投げさせ過ぎでしょう。
結果的にコントロールがバラバラだった中郷が燃え上がったために正解だったかもしれませんが、長いシーズンを考えればそれは結果論でしかありません。
あまりに中郷が燃えさかったために益田を突っ込んだのは当然の結末ですが、こうなるとやはりもう一枚の信頼できる中継ぎが欲しいところです。
阿部を抹消してロサを引っ張り上げたのですから今の布陣で言えば上野、服部が候補でしょうが、服部は左打者へのワンポイントとしての役割を期待されていますから上野が妥当ではないかと、長いイニングも投げられますからまずまず適任ではあります。
安定感に欠けるところがありますが上野にせよ他の投手にせよ多少のことは我慢をしてでもそのポジションに充てて育てなければ勝利の方程式が疲弊して崩壊をしかねませんので、交流戦ではさらに中継ぎ陣の起用が増えますから転ばぬ先の杖の準備を是非ともお願いしたいと痛感をした今日の継投でした。

打線は月間MVPを受賞して活字となった牧田をあざ笑うかのように11安打6得点でノックアウトし、西野のリベンジをアシストしました。
詰まったようなヒットが多かったことが牧田、そして西武ベンチの判断の遅れをもたらしたのではないかとも思いますし、エラーがあったことも継投が遅れた理由の一つでしょう。
その金子のエラーを誘引したのは荻野貴の驚くような快足ぶり、は言い過ぎかもしれませんが、あの打球で既にあの位置を走っていることに金子は驚いたのではないかと、次の打席でもやや深めではあったものの平凡な内野ゴロが内野安打となりましたし、今宵の金子は荻野貴にうなされているかもしれません。
七番という打順が荻野貴の持ち味を引き出すとは思えませんので四番をどうするかという課題とともに検討の余地はありそうですが、戻ってきた荻野貴が停滞気味の外野陣への一石となってくれることを願いますし、まずはマルチヒットと快調なスタートを切ったことを喜んでいます。
何にせよ浦和で数字を残しながらも開幕が一ヶ月以上も遅れたことでよからぬ噂も流れましたが、しかし今日の荻野貴を迎えるロッテファンを見れば球団としてもうかつな動きができないことは明々白々ですので、スピードスターの完全復活をここQVCマリンで見届けられる日が一日でも早いことを祈るばかりです。

とにかく今日は打ちも打ったり17安打に二死からの効果的な追加点と理想的な攻撃に、珍しくも西武らしからぬミスのオンパレードまでもがあったのですから一方的な試合になってもおかしくはありませんでしたが、さすがの西武の底力にやや押し戻された感じです。
明日が藤岡ですので一気に寄り返される可能性が高く、しかし昼間のグライシンガーの好投で藤岡の退路は断たれた感がありますので、死に物狂いでやってもらいましょう。
そのためにも打線の援護が求められますが、先月末に2割5分を切った角中が僅か7試合で3割まで戻し、春井口は花盛り、今江も一進一退を繰り返しながらも右肩あがりの傾向で、また鈴木も落ちそうで落ちませんから暫くはいい流れが続くのではないかと期待をしています。
その流れを今季に2戦2敗の野上に断ち切られないよう、電光石火の先制点が理想でしょう。
今日に一人だけ蚊帳の外だった福浦が明日も四番を任されるのであれば汚名返上を願いたいですし、やや恥ずかしげに一瞬しか見せてくれなかった井口のコブラがまた明日も多く見られることを、そんなことを思いつつ明日も球場に行けるよう頑張って仕事をこなすことにします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 西武

0 0 0 0 0 0 3 0 1 4 7

2

千葉ロッテ

0 4 0 2 0 0 1 1 X 8 17

0


◆5月8日(水) 千葉ロッテ-西武7回戦(西武4勝3敗、18時15分、QVCマリン、10,517人)
▽勝 西野 6試合4勝1敗
▽S 益田 16試合12S
▽敗 牧田 6試合3勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、松永、中郷、益田―江村
西武 牧田、武隈、岡本篤、長田―炭谷、上本

 

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千葉vs埼玉

2013-05-08 01:48:11 | 千葉ロッテ

ロッテと西武が共同をしての企画が発表となり、関東ダービーのようなイベントが行われるようです。
お互いに県名を冠したユニフォームをまとっての試合が開催をされますので、両県ともに東京のベッドタウンとして地元意識が薄いとも言われているだけに、これが一つのきっかけとなって郷土を盛り上げようとの流れになれば協賛をする自治体としても万々歳でしょう。
所沢では7月に、そして幕張では9月にという時期が微妙ではありますが、楽しみに待ちたいと思います。

明日からはその西武との三度目の首位攻防戦が2連戦で行われます。
先発は西野で牧田と対しますので厳しい試合になるでしょうが、自らが発した「次も勝てるようにやってくれたら嬉しいと思う」の言葉どおりにチームは連勝街道をひた走っていますので、西野で始まったその連勝を西野で止めるわけにもいきません。
先日は大技と小技が噛み合った西武打線にプロ初黒星を喫しましたので、大嶺に続くリベンジ第二弾といってもらいましょう。
お立ち台で「まだまだ連勝は続きます!」と先輩連中にプレッシャーをかける、そんな天然の西野のヒーローインタビューが聞かれることを願います。

そして明日にホワイトセルの代わりに誰が登録をされるのか、そこも注目をされます。
もったいぶったかのように今日はスルーをされましたのでいろいろと思いを巡らせてみたものの、伊東監督の胸の内はよく分かりません。
大砲の穴埋めを考えればオーソドックスに浦和で3割まで打率を持ち直した大松なのでしょうが、これまでの性向からすれば一筋縄ではいかないような気がします。
大嶺や阿部の好投に「2軍から上がってきて、すぐ結果が出る。いい風が吹いている」とコメントをした伊東監督だけに、新しい顔の抜擢も充分に考えられるでしょう。
そうなれば外野陣にもたもた感がありますので加藤だったら面白いのですが、ここは無難に本命大松、対抗荻野貴、穴加藤とでもしておきます。
その浦和では消息を絶った里崎だけではなく田村、小池までもが故障でもしたのかここ数試合は内野手登録となったばかりの青松がマスクを被るなど必ずしも順調とばかりとも言えないのですが、若手だけではなく今日に小野が投げるなどベテラン陣もそろそろ出番だと腕をぶしているでしょうから、より一層の活発な入れ替えを期待しましょう。

 

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向う端にすわった男

2013-05-08 00:11:02 | 読書録

向う端にすわった男

早川書房

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ススキノ探偵シリーズの短編集です。
5作品から構成をされていますが各々に繋がりはなく、完全に独立をしたストーリーです。
シリーズの特徴であるテンポの良さとどこか物悲しい雰囲気はそのままに、しかし短編だけにコンパクトにまとめられているところは評価が分かれるでしょう。
自分としては物足りなさを感じてしまったのが正直なところで、せめて連作のような形で紐付いていればよかったかなとも思います。

もう一つの特徴は最近に覚えた言葉で表現をしてみれば、リドルストーリーのような終わり方をしているところです。
なぜそんなことをしたのか、この後はどうなるのか、といったところがぼかされており、読者に想像をさせるような締めくくりになっています。
それを作者が意識をしてのものかどうかは分かりませんがしかし自分からすればそれはもどかしさでしかなく、そこに至るまでの「俺」の心情の移ろいこそがテーマであり、持ち味ではあるのでしょうが、どうもすわりの悪い感じが残った「向こう端にすわった男」でした。


2013年5月7日 読破  ★★★☆☆(3点)

 

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阿部がプロ初勝利

2013-05-07 00:37:37 | 千葉ロッテ

こどもの日と同じぐらいにNHKの全国中継がある日に勝てないとはロッテファンでは常識なジンクスですが実際のところはどうなのかはよく分からず、交代をした野手のところに打球が飛ぶ、と同じように負けた試合の印象が強く残っているだけのような気がしないでもありません。
何にせよ今日の6連勝で強い伊東ロッテが全国に広められたことは喜ばしく、その全てが先発投手に勝利がついての白星ですから素晴らしいの一語に尽きます。
これでGWは7勝2敗と大きく勝ち越して貯金を6まで伸ばしましたので、気持ちよく交流戦に臨めるでしょう。
その前の5連戦に欲を出さずに普段着の野球で乗り越えれば次への道が見えてくるでしょうから、明後日からの三度目の首位攻防戦を気負わずに戦ってくれればと思います。

ようやくに阿部がプロ初勝利を手にしました。
これまで勝ち投手の権利がありながらもリリーフ陣が打たれて掌中からこぼれた試合が3度もありましたので、3年越しの4度目の正直といったところです。
立ち上がりからコントロールに苦しんで何度もピンチを迎えましたが注文どおりの併殺などで凌いでの6回1/3を4安打無失点ですから、胸を張っていい白星だと思います。
130キロ台後半のストレートにスライダー、シュート、チェンジアップと阿部らしい組み立てで、ボールがばらけ気味だったのがむしろ功を奏したのかもしれません。
内心がどうだったかは分かりませんがこれまでと同じく勝ち投手の権利のかかった五回も淡々と投げていましたし、この落ち着きぶりこそが阿部の武器なのでしょう。
さすがにマウンドを降りた七回は不安げな表情で服部、中郷のピッチングを見守っていましたが、ヒーローインタビューでは涙を見せることなくしっかりとした受け答えをしていましたので、既に気持ちは次の登板に向かっているのだと思います。
その次の登板は交流戦に入ることで先発ではなく中継ぎでの起用となるかもしれませんが、阿部には89年組での席次を一つでも上げられるよう頑張ってもらいたいです。

その阿部の白星を紡いだのは服部、中郷、松永、益田の勝利の方程式でした。
服部はついに今季初ヒットを許しましたが動じることなく長谷川にスイングをさせずに三振で切って取り、これで次のステップに進むことになります。
左打者の外角に見事なまでにコントロールされたスライダーが素晴らしく、ただあまり使いすぎると本多のように反対方向に狙い打ちをされて中後の二の舞にもなりかねませんので、内を攻めたりストレートを使ったりと捕手陣にはバランスのいいリードをお願いしたいです。
また中郷は満塁のピンチでボール先行も焦ることなく攻めのピッチングで流れを断ちきり、七回は俺に任せろといったところでしょう。
ちょっと不満だったのが5点リードで八回から松永を起用したことで、勝ちパターンにこだわったのか阿部の白星のために石橋を叩き割ったのかは分かりませんが、登板過多の嫌いがある松永ですから前の試合で8球しか投げていなかったとは言いながらも中郷の続投なり上野なりを使って欲しかったです。
その松永は久しぶりの失点ながらも粘られた松田をボール球で仕留めるなどまだまだ勢いがありますので、とにかく疲労蓄積だけが気がかりです。
そして最後は3点差になったことで益田が登場しての僅か6球で締めくくり、どうもこの三連戦はソフトバンク打線の早打ちに助けられての3タテといったところでしょう。
内川には苦しみましたがラヘア、松田を抑えたのが大きく、これはこのカードになるまでは打ち勝っての5連勝だったソフトバンクの勢いを止めた成瀬のピッチングが大嶺、阿部に流れをもたらしたところもあったのでしょうし、ラヘアが12打数1安打、松田は12タコだったことが勝敗の帰趨を決めた感があります。
ラヘアや松田が凡退をしたときの秋山監督の仏頂面が、このカードを象徴しているかのようでした。

打線は今宮の好守備に阻まれるなど思ったように得点を挙げることはできませんでしたが、それでも真綿で首を絞めるかのようにじわじわと点を取って阿部を援護しました。
25球を投げてから中2日での先発の森福ですからいかに球数を増やすかがポイントでしたが、ボール球に手を出した川本を除けば各打者がしっかりとボールを見極め、ファールで粘ったことで2回で56球も投げさせて早々にマウンドから引きずり降ろすことができましたので点ではなく線の勝利でしょう。
そもそもが五回どころか四回、あるいは三回ぐらいまで投げてくれれば御の字ぐらいのソフトバンクベンチだったでしょうが、それにしても二回での降板は誤算だったはずです。
清田の4三振を筆頭に12もの三振を喫したのですから繋がりがよかったとは言えませんが、根元のヘッドスライディングやしっかり走っての内野安打などベテランも若手も一生懸命にプレーをしていることが映像からでも見て取れることが伊東ロッテの成果の一つではないかと思います。
鈴木はサイドスローの左腕から粘ってのツーベースを放ち、伊志嶺も逆方向に久しぶりのヒット、細谷もセンター返しに押し出しと若手がしっかりと仕事をする一方で、サブローが2つの四球を選び井口がアーチを放つなどベテランも負けてはいません。
そしてホワイトセルと今江が欠場をして、ホワイトセルは登録抹消となりましたので四番にポッカリと穴が空くこととなりましたが、そのホワイトセルの代わりに大松を持ってくるのか他の選手を抜擢するのかで伊東監督の現在のチーム状況の見方が分かるでしょうから、おそらくは明後日になるであろう公示を楽しみに待ちたいと思います。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 1 1 1 0 0 1 1 0 5 12

0

ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 8

0


◆5月6日(月) ソフトバンク-千葉ロッテ9回戦(ロッテ5勝4敗、13時1分、ヤフオクドーム、33,841人)
▽勝 阿部 1試合1勝
▽S 益田 15試合11S
▽敗 森福 13試合1勝2敗
▽本塁打 井口3号(金無英)

▽バッテリー
千葉ロッテ 阿部、服部、中郷、松永、益田―川本
ソフトバンク 森福、金無英、江尻、二保、金澤―細川、山下

 

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痛快至極

2013-05-06 01:48:17 | 映画

昨日が昨日だっただけにスカッとする作品は何かと探して選んだのが「ラストスタンド」で、アーノルド・シュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事を退任してから初の主演作です。
逮捕された麻薬王が護送の途中で仲間の助けで脱走をして、アメリカからメキシコに逃走するのをFBIが追跡をします。
しかし軍隊並みの兵力で警官隊やSWATを蹴散らして時速300キロを誇るスーパーカーで南下をする麻薬王、その最後の砦(ラストスタンド)となるのが国境の町でかつての敏腕麻薬捜査員だったシュワルツェネッガーの演ずるレイ保安官で、素人のような副保安官を引き連れて立ちはだかるといったストーリーです。

ラストスタンド

ポニーキャニオン

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こういう単純明快な作品は大好きです。
R15+らしいスプラッタなところはちょっとあれでしたが、勧善懲悪が分かりやすいとスクリーンに引き込まれます。
さすがに御年65歳となるシュワルツェネッガーですから派手なアクションシーンというわけにはいきませんし、作中でも皮肉のように自らを評した中年太りにも見える体つきはどうにもならないところはありますが、やはりその存在感はピカイチでした。
町のおじいちゃん、おばあちゃんを相手にコミカルなところもありましたし、グロさを差し引けばなかなかの作品ではないかと思います。
もっともこれは興行面を意識したのでしょうがさしてかけていなかったサングラスをターミネータよろしくポスターにしちゃっているのはどうなのかなと、もちろん僅か5人で軍隊並みを相手にするのですからスーパーマン的な活躍をするのですが、ターミネーターな力押しではなく奇策と泥臭さが前面に出ますのでちょっと違和感がありました。
そんなこんなで先入観を裏切られる一面もありますので機会があれば是非、シュワルツェネッガーの年寄りぶりを観ていただければと思います。


2013年5月5日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 

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大嶺が武田にリベンジ!

2013-05-06 00:45:38 | 千葉ロッテ

ロッテがこどもの日にこども扱いをされるのは有名な話ですが、それでも2007年からの連敗を昨年に唐川が止めて、今年も大嶺が勝利しましたのでもうお蔵入りでしょう。
チームも5連勝で出足は絶好調だった昨年と同じだけの貯金5を積み重ねていますし、しかしその昨年とは違って一部の選手での勝利ではありませんから今後に期待が持てます。
今季は勝利よりもチームの足固めが優先をされると考えていますので目先の勝敗に一喜一憂をしたくはありませんが、それでも負けるよりは勝ちながらチームを作っていく方がいいに決まっていますので、しっかりと新陳代謝をしつつのGWの連勝にチームのムードは盛り上がっていることでしょう。
これで明日に阿部が勝つようであれば上を下への大騒ぎになりそうで、しかし自分を見失わずに伊東ロッテの野球をやり続けてくれればと願います。

大嶺が3年ぶりの、実に1040日ぶりの勝利を手にしました。
ベンチでリリーフ陣に声援を送っている姿には落ち着きがありましたし、試合が終わった後は笑顔で握手をするなど大人の余裕が感じられましたが、しかしヒーローインタビューの途中で感極まったのか涙声になったのを見て復活を信じて期待をしてきた自分も目頭が熱くなる白星です。
前回と同様に今日も140キロ台のストレートに伸びがあり、また低めに集めようと意識をしていたとのコメントどおりに大嶺らしからぬコントロールされたボールにソフトバンク打線も手も足も出ないといった感じで、相性もあるのでしょうが光原にならずに同じ相手を牛耳った大嶺に拍手喝采でしょう。
とにかく大嶺にはストレートのスピードを取り戻すことが第一で、コントロールは「あの辺りにドーン」で充分だと言い続けてきましたが、そのスピードとコントロールを兼ね備えた大嶺を見ることができるとは驚きとしか言いようが無く、スリーボールになっても慌てないところなどは別人を見るかのようです。
「ピッチャーは打たれるものだ」と割り切れる心境になれたことが大嶺にとっての成長の証しなのかもしれず、そうであればやはりメンタル面は大きいなと思わざるをえません。
立ち上がりこそ長谷川に粘られて歩かせたところでカーブが高く入っての内川の先制タイムリーと不安定なところがありましたが、その後は危なげないピッチングで球数も少なく、また同点に追いついてくれた直後のピンチに崩れることなく粘りきったところが今日の試合の最大のポイントでした。
もちろん今日も60球ぐらいで抜けるボールが目立ち始めましたのでスタミナが課題であることは明白ですし、先発が六回途中で降板をするようでは中継ぎ陣はたまったものではないのですが、それでもかつては完投、完封をしたことがある大嶺ですから焦らずに一歩ずつでも階段を昇ってくれればチームとしては大きな助けとなります。
打線の援護によるものではなく武田との投げ合いを制しての僅差での勝利は大嶺にとって大きな自信になるでしょうから、今後の飛躍が楽しみです。

その大嶺のピンチを凌いで白星に繋げたリリーフ陣は、今日は100点満点でしょう。
大嶺と同じく別人モード全開中の服部は今日も左打者に対して絶妙のコントロールで三振を奪い、また前回に大嶺の足を引っ張った中郷はこれまたリベンジとばかりにアンラッキーなヒット1本に抑えての1回1/3を零封ですので肩の荷が下りたのではないかと思います。
松永はもはや貫禄の僅か8球で三者凡退に切って取り、益田もMAX148キロのストレートと抜いた落ちるボールとのコンビネーションで完璧なリリーフでした。
各投手とも大嶺に白星をとの気持ちもあったでしょうし、チーム一丸となった勝利にベンチに笑顔の花が咲いていたのが喜ばしいです。
自分が出るべき場面で投げるという役割が明確になっていることも中継ぎ陣が好調な理由の一つではないかと、今後も是非ともそうあり続けてもらいたいです。

打線は例によって武田のカーブに苦しめられましたが、前回とは違って球数を投げさせたことが中盤での逆転に繋がりました。
これまでの対戦で武田が80球前後で乱れるのはベンチも分かっていたでしょうから、円陣を組んだ直後の同点、そして逆転にしてやったりといったところではないかと思います。
もっとも大嶺を助けるべき川本のバントミスはいただけませんし、映像を見る限りではベースをかすりもしていなかったボールではありながらも際どいコースではあったので根元にはカットをしてもらいたかったかなと、岡田が粘りのタイムリーを放ったからよかったものの危うくロッテな攻撃で終わるところでした。
それは無死一三塁からボール球を振って三振のホワイトセルと今江も同様で、今日は粘って武田に3打席で18球も投げさせての1安打1四球の鈴木が隠れたヒーローでしょう。
その鈴木の躍動感のある強肩な守備を見せられればセカンド推しの自分としてもショートでいくべきだと思わざるをえませんし、七回の細川のスリーバント失敗をもたらしたカーブを要求した江村など、地味ではありましたが守備面でのバックアップも今日は効果的でした。
そして何よりベンチに左の中継ぎがいない、その左の中継ぎの森福を明日に先発させなければならないソフトバンクの苦境があってこその連勝との側面もありますので、叩けるときにしっかりと叩くべく明日も投打が噛み合う試合となることを、いい加減に阿部に打線の援護があることを期待します。

 

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◆5月5日(日) ソフトバンク-千葉ロッテ8回戦(4勝4敗、13時、ヤフオクドーム、36,796人)
▽勝 大嶺 2試合1勝1敗
▽S 益田 14試合10S
▽敗 武田 6試合2勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、服部、中郷、松永、益田―川本、江村
ソフトバンク 武田、金無英、千賀―細川

 

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ポップコーンがうるさい

2013-05-05 03:45:47 | 映画

前から気になっていたのですが、とにかく映画館での定番にポップコーンがあるのが不快でなりません。
原価が安いので利ザヤを稼ぐのが目的なのかもしれませんが、とにかくボリボリゴソゴソと上映中にうるさくて腹が立ちます。
今日も三列ぐらい前がうるさくて隣の人と諍いになっていましたし、そもそも劇場内に飲食物を持ち込むこと自体が大反対です。
落ち着いて映画が観たいのであれば映画館には来るなと言わんばかりの現状が嘆かわしく、またマナー向上が進むことを願ってやみません。

ジャッキー・コーガン

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そんな今日の映画は「ジャッキー・コーガン」でしたが、これまた腹立たしい出来でした。
賭場を襲った犯人をブラッド・ピットの演ずる殺し屋が追い詰めていくのですが、何がどう「優しく殺す」のかが全く理解ができません。
ダラダラと下品な会話をするだけの犯人も汚らしいだけでしたし、何がテーマだったのかも分からずじまいでした。
全編を通して大統領選がテレビやラジオで流れていましたのであるいはアメリカ人からすれば何か訴えるものがあったのかもしれませんが、残念ながら生粋の日本人でアメリカの政治にも疎い自分には何ら響いてくるものがなく、これは観る者を選ぶ作品なのかもしれません。
全米での評価は高かったようですが日本でのレビューを見れば散々なものが多いのにも頷けますし、久しぶりに完璧に無駄な時間を費やした97分でした。


2013年5月4日 鑑賞  ★☆☆☆☆(1点)

 

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成瀬が仁王立ちで4連勝

2013-05-04 22:45:27 | 千葉ロッテ

ここまで勝っているのは成瀬だけで2勝4敗と負け越しているソフトバンクが相手ですし、明日からは大嶺に阿部、あるいはゴンザレスとローテーションとしてはかなり苦しくなってくるだけにどうしても勝ちたいカードの頭だったのですが、その期待に応えて成瀬がエースの名に相応しい完投勝利でリーグトップの4勝目です。
5連勝で首筋に息づかいが感じられるところまできたソフトバンクを叩いたこの一勝は大きく、さすがは成瀬と日本全国のロッテファンはスタンディングオベーションでしょう。
これで明日の大嶺は少しは気が楽になって武田とのリベンジマッチに臨めるでしょうし、かつてソフトバンクキラーと呼ばれた片鱗を敵地で見せる快投を期待です。

それにしても成瀬が素晴らしかったです。
やや高めに浮くボールもありましたがコーナーのコントロールが抜群で、球数も少なく3安打8奪三振ですから文句のないピッチングです。
競っているところでの先制点となるアーチを内川に浴びたところなどは成瀬らしくもありましたし、三回に今宮を簡単に歩かせてピンチを広げた軽率さには思わず溜息も出ましたが、逆に言えばそれ以外は危なげのない左うちわで見ていられるぐらいの安定感でした。
ペーニャの打球が左膝に当たったときにはヒヤリとしましたがバウンドをしてのそれだったのが幸いしたのか大事には至らなかったようで、まるで他人事のような口調でそれでピリッとしたとヒーローインタビューで語れるぐらいに気持ちに余裕があるのが喜ばしいです。
左膝は明日ならないと本当に無事かどうかは分かりませんし、あまりに打球を当てるイメージがついたことでゴールデングラブ賞も遠ざかったでしょうが、その根性には拍手です。
清田のファインプレーなど外野陣の守備に助けられたところもありましたがそれも球威で押し込んでいたからこそであり、打球を当てた直後にイヤらしくバントで揺さぶってきた細川を三振に切って取ったシーンには快哉を叫ぶだけの頼もしさが感じられました。
気がつけば79勝目で黒木の76勝を抜きましたし、今季で28歳ながらも若い投手が伸びてきたことを喜び、またここ一週間で4試合の登板の松永や三連投の益田を休ませることを意識するなど選手会長としての自覚もたっぷりな成瀬ですから、今季こそシーズンを通してロッテのエースとして君臨をしてくれるものと信じています。

打線は今季初登板の大場の落ちるボールに手こずって六回までゼロ行進でしたが、ワンチャンスを活かした見事な逆転勝利です。
前日に続いて七回に勝ち越しタイムリーを放った角中は今日もマルチヒットとエンジンがかかってきたようで、3四球は相手にもその好調ぶりが伝わったからこそでしょう。
一死一二塁の場面で左打者が続くところで藤岡に代わったのもラッキーで、前日に打ち込まれて25球を投げた森福がベンチ外だったのは結果的にソフトバンクとしては誤算だったかもしれず、際どいところをしっかりと見送って四球を選んだ福浦のベテランの味も見逃せません。
サブローもそうでしたが四番としてはちょっと軽いながらも代打で出てくれば顔で勝負できるところがありますので、本人たちはまだまだスタメンでと気負っているでしょうがチームとしては切り札として控えてくれている方が心強く、そのためにも大場を乗せるきっかけとなったノーツーからの併殺打と今日は今ひとつだった井口や3タコのホワイトセルに頑張ってもらうしかなく、明日は右が相手ですので今日と同じオーダーでしょうから今度こそヘラヘラ王子を撃ち落としてもらいましょう。
やや調子が落ち気味の鈴木も強肩ぶりで成瀬を助けましたし、セーフティーバントを決めるなどマルチヒットの岡田が調子を上げてくればさらに勢いがつきますので、チーム内の激しい競争を勝ち抜いた選手たちがピチピチと跳ね回る伊東ロッテの戦いを今後も楽しみにしています。

 

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千葉ロッテ

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◆5月4日(土) ソフトバンク-千葉ロッテ7回戦(ソフトバンク4勝3敗、13時1分、ヤフオクドーム、38,561人)
▽勝 成瀬 5試合4勝
▽敗 大場 1試合1敗
▽本塁打 内川3
号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬―金澤、川本
ソフトバンク 大場、藤岡、金無英、金澤、江尻―細川

 

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唐川の両目が開く

2013-05-04 12:13:20 | 千葉ロッテ

寝たのが7時過ぎだったので覚悟はしていたのですが、最初に目が覚めたときには既に試合が終わっていました。
そのまま二度寝に入ったら次に目覚めたのが21時、ここで起きて夜更かしをしたら昼夜逆転の最悪ストーリーだと三度寝はさすがになかなか寝付けなかったのですが、我ながら体力があるなと感心をするような気がつけば今日の9時ですので26時間も寝ていたことになります。
せっかくの4連休をもったいないことをしたとは思うのですが、月曜日が急遽に出社となったことで普通の土日と考えれば質がいいかどうかはともかくとしてもたっぷりの睡眠をとったと思えば悪くはないかなと、そう無理矢理にでも思い込んで残りの2日間を充実したものにするしかないでしょう。

そんなこんなで映像はざっくりとしか見ていないのですが、5月の上旬にしてようやく唐川の両目が開きました。
いろいろな意味で唐川らしいピッチングでしたので点の取られ方が本人が反省をしていたように最悪なものではありましたが、まずまずな出来だったのではないかと思います。
森脇監督からすれば攻めきれないイライラ感があったでしょうし、そこはオリックス打線の各打者の同様でしょう。
それこそが唐川の持ち味でもありますので、あとはいかにメリハリのあるピッチングに仕上げることができるのか、やっとのことで勝敗をタイに持ち直しましたので唐川にとっては二度目の開幕と言えなくもありませんから、ここから白星を積み上げられるよう頑張ってもらいたいです。

八回に一死一三塁のピンチに登板をした松永は、右打者でこの日も逆転ツーランを放った天敵のバルディリスのところでの起用でしたので、ここまで積み上げてきた実績で右左に関係なく勝利の方程式の二番手、中継ぎとしての筆頭にのし上がったということなのでしょう。
内心はともかくとしてもマウンド上でのふてぶてしさはベンチや守っている野手に安心感を与えるでしょうし、ベテランの貫禄すら漂います。
あっさりとそのバルディリスを1球で併殺に料理してのホールドはリーグ3位の7個目で、タイトルを目指して順調に数を伸ばしています。
もっとも登板数も増えてきましたので後を継いで9セーブ目を手にした益田とともに、関西国際大リレーの無駄遣いが減ることを願ってやみません。
松永は勝っている場面で連投まで、三連投は翌日に試合がないケースのみ、益田はセーブがつく展開のみ、長いペナントレースですので翔破のためには必須です。

打線は粘り強い逆転勝ちはリーグ最多の9度目で、先行逃げ切りができればそれに越したことはありませんが、ひっくり返せる底力があることは素直に喜びたいです。
しかも点を取った直後に追いつかれる、逆転をされるという最悪な流れにめげずのものですので、金澤を残してのベンチ総出の勝利に拍手喝采です。
前日のリベンジとばかりに松本から逆転の2点タイムリーの角中はようやくエンジンが温まってきたのか.270まで戻ってきましたし、不安先行だった井口の四番も左腕限定ということもあってか上手く機能をしていますので、整い始めてきた先発陣と歩調を合わせるかのように打線も上向き加減になってきました。
各々の選手の数字だけを見れば物足りなさが爆発ではありますが、点ではなく線で対することができていますので投打の歯車が噛み合い始めてきたのだと思います。
この流れを断ちきらないよう得意のソフトバンクを相手に蹴躓かない成瀬であることを願って、パ・リーグTVの前に鎮座をすることにします。


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◆5月3日(金) オリックス-千葉ロッテ6回戦(ロッテ5勝1敗、13時1分、京セラドーム、30,338人)
▽勝 唐川 5試合2勝2敗
▽S 益田 13試合9S
▽敗 海田 5試合1勝3敗
▽本塁打 井口2号(海田)、バルディリス4号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、松永、益田―江村、川本
オリックス 海田、松本、比嘉、岸田―伊藤

 

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藤岡はパッとせず

2013-05-03 07:03:49 | 千葉ロッテ

何でこのGWにタクシー帰りなんだよ、なんて思っていたら、無事に電車で帰ることができました。
見上げる空が黄色く見えるのはきっと気のせいですし、日が変わっているのも何かの間違いなのでしょう。
そんなこんなで体がやたらと重いのは年齢からくるものだと自分に言い聞かせて、この最悪なGW後半戦のスタートを忘れるべく布団にもぐりこむことにします。

一方でチームは好調なGW後半戦の出足で、最下位に沈むオリックスに足元をすくわれることなく連勝で勝ち越しを決めました。
単に巡り合わせなのでしょうが金子、西、ディクソンとぶつからないこの三連戦は白星を稼ぐ絶好のチャンスですので、まさに期待どおりの展開です。
もっとも藤岡は相変わらずに苦しげな表情で快勝の雰囲気はなく、ボール先行で球数も多くテンポも悪いピッチングに反省をしてもらわなければなりません。
今日に見下ろすような投球ができないようであれば接戦で耐えられるとは思えず、今や立ち位置は昨日の西野よりもかなり下でしょう。
江村と組ませたベンチの意図は強気のリードが藤岡を引っ張る効果を期待したのでしょうが内を攻めても攻め切れなかった感じで、報道を見る限りでは勝てたことで藤岡はホッとしているようですが、むしろ悩みが深くなったというのが正直なところです。
ストレートで押すほどにボールがきていなかったのか江村もカーブを多用して緩急で凌ぐリードで、むしろ江村にとって意味があった試合だったように思います。
ただ藤岡はメンタル的な弱さがピッチングに悪影響を及ぼしているところが大きいように感じていますので、この白星で何かが変わってくれることを願ってやみません。

藤岡の球数が多かったことで七回から継投に入りましたが、昇格をしたばかりの伊藤が乱調で面倒なことになってしまいました。
僅か2打者9球での交代ですので余程に悪いとベンチが判断をしたのでしょうし、遠征中ですので即降格は無いとしても次にミスれば暫くは戻ってこれないかもしれません。
その伊藤を救った服部はボークをやらかしたものの昨年にあれだけ打たれた左打者を手玉に取るピッチングで、別人モードが続いています。
こうなれば右左に関係なく今後も出番は増えるでしょうから、大器晩成の遅れてきたドラ1が大きな花を咲かせるシーズンとなることを期待しましょう。
また中郷が球数少なく終えたので最終回の益田はもったいない起用だったように思いますし、ここぞという場面はいくらでもありますから耐えてもらいたかったです。

打線は東野、山田がボロボロだったとは言え効果的なタイムリーが続き、上手く繋がっての9安打6得点です。
井口とホワイトセルのクリーンアップで4打点が喜ばしく、また角中の3安打猛打賞が上昇へのきっかけとなってくれればと思います。
その角中を鈴木と入れ替えて二番に戻した理由は今ひとつ分かりませんが、下位打線を厚くするには鈴木の方が適任との判断をしたのかもしれません。
岡田も久しぶりの盗塁を決めてエンジンがかかってくれば上位打線への繋がりがスムーズになりますし、そろそろ右左によって動くのでしょうが一定の型を作りたいところです。
そのためにも軸となるクリーンアップがどっしりと構えることこそが肝要ですから、今日は欠場となった福浦らも含めてクリーンアップ周りを固めていってもらいましょう。
軸がしっかりとすれば枝葉は自然と生い茂りますので、初夏に向けて健やかに育っていく新生ロッテ打線を期待します。

 

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千葉ロッテ

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◆5月2日(木) オリックス-千葉ロッテ5回戦(ロッテ4勝1敗、18時1分、京セラドーム、15,065人)
▽勝 藤岡 5試合2勝3敗
▽敗 東野 4試合1勝2敗
▽本塁打 ロッティーノ1号(藤岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、伊藤、服部、中郷、益田―江村
オリックス 東野、山田、小松、平井、松本―斉藤、伊藤

 

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次も勝てるようにやってくれたら嬉しいと思う

2013-05-02 00:54:03 | 千葉ロッテ

伊藤と早坂が一軍登録をされました。
吉見の代わりはタイミング的に中継ぎだろうとは思っていましたが、抹消をされてから半月ちょっとでイースタンで2試合しか投げていない伊藤ではなく14試合でチーム最多登板のロサではないかと予想をしていただけに、ちょっと意外な感じがしています。
それよりも驚いたのは規定打席には達しているものの打率が2割に満たない早坂で、神戸を落としたのはサブローが不振なだけに代わりの右打者を上げることが目的だと思っていましたから、早坂に何を求めて引っ張り上げたのかがよく分かりません。
スイッチヒッターではあるものの打撃に難がありますからサブローの穴埋めになるはずもなく、根元の守備固めと言うほどに守備に秀でているわけでもありませんし、脚力という点では岡田を使い切れていないところでの早坂をどうするつもりなのか、伊東監督の思惑は毎度のことながら難解です。
何にせよ加藤はともかくとしても荻野貴が複雑な心境であることは想像に難くありませんので、早坂にはしっかりと結果を残してくれることを願います。

そんな今日の先発は育成枠から5年目にして這い上がった西野で、同い年のドラフト1巡目入団である松葉に投げ勝ったのは嬉しかったでしょう。
ヒーローインタビューでもそのことを口にしていましたし、そういったハングリー精神も西野の魅力の一つです。
今日はやや高めにいくボールが目立ちましたが力があったことでねじ伏せるとまでは言わずとも大怪我にはならず、自己最長の7回1/3を4安打無失点で8奪三振も自己最多で、武器のフォークの切れ味も抜群で100点をつけてもいいぐらいのナイスピッチングでした。
ジリジリとした投手戦に崩れることなく「先に点をやらない」気持ちが表に出ていましたし、金子の対抗馬として新人王争いに殴り込みをかけたと言ってよいでしょう。
西野の「次も勝てるようにやってくれたら嬉しいと思う」「次も勝ちましょう」との言葉のバトンを藤岡と唐川がどう受け取るのか、高給取りの意地を見せてもらいたいです。

その西野をリードしたのは江村で、強気の配球が功を奏しました。
ストレート中心で攻めの気持ちを忘れずに、序盤はカーブやスライダー、中盤からはフォークを上手く使って豪華な名前が並ぶオリックス打線を足して42歳のバッテリーが翻弄したのですから痛快でしたし、フル出場は初めての経験ですので江村にとっても大きな白星だったと思います。
西野のピンチに糸井をストレートで切って取った松永の強心臓ぶりも、江村の攻撃的なリードが引っ張り出したとも言えます。
益田もビシバシとストレートを投げ込んでの三者凡退でしたし、硬軟を使い分けるのが捕手としての引き出しの多さに繋がるのでしょうが、今日の江村の愚直とも言える姿勢は勝ったからこそ言えるのかもしれませんが清々しさのようなものを感じました。
今後に躓くことはいくらでもあるでしょうが、20歳の捕手が一試合を任されて勝利に貢献をした今日が嬉しくてなりません。

打線はさすがにサブローを外して井口を四番に、細谷を一塁で起用する布陣で臨みましたが、危うく千葉ロッテアカデミーズになるところでした。
初物に弱いのはお家芸ではあるのですが、それなりに攻め立てながらも攻めきれなかったのはここのところの悪い流れによるものなのでしょう。
そんな中で前進守備だったからこそではあるもののリーグトップの4本目の三塁打で虎の子の1点をもぎ取った鈴木は、地元での試合であれば文句なしのお立ち台です。
ガッツポーズも板に付いてきましたし、不動のレギュラーとしての貫禄すら感じられる劇的な一打でした。
新打線としては今日は機能しませんでしたが顔ぶれとしては現時点でのベストとは言わずともベターなものですので、右左によって打順の入れ替えはあるでしょうしホワイトセルや福浦を混ぜつつも、基本的にはこの感じで暫くは戦っていくのがよいと思います。
いろいろな面で読めない伊東監督と仲間たちを楽しみつつ、千葉ロッテフレッシャーズの今季はまだ始まったばかりです。

 

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◆5月1日(水) オリックス-千葉ロッテ4回戦(ロッテ3勝1敗、18時、京セラドーム、14,465人)
▽勝 西野 5試合3勝1敗
▽S 益田 11試合8S
▽敗 岸田 7試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、松永、益田―江村
オリックス 松葉、岸田、比嘉―伊藤

 

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消えた少年

2013-05-01 21:50:22 | 読書録

消えた少年

早川書房

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ススキノ探偵シリーズの三作目です。
主人公の「俺」がひょんなことから知り合った女教師に頼まれて不良の溜まり場からその教え子を連れ戻したものの、数日後にまた行方が分からなくなります。
一緒に行動をしていたと思われる親友が惨殺死体で発見をされたことで女教師や高田、腐れ縁のヤクザである桐原や相田らとともに捜し回りますが、その先々で怪しいグループが立ちふさがり、また障害者施設の建設にかかる反対運動が絡み合いつつ事件は意外な展開をしていくといったストーリーです。

まだ三作目ではあるのですが、一番の出来と言ってよいと思います。
原作に忠実であろうとすれば無理な相談ではあるのでしょうが、それでも是非とも映像化をして欲しいぐらいです。
これまでが思っていたほどにぐっとこなかったことでちょっと距離を置いていたのですが、今月に別の原作による映画の第二弾が公開をされるので舞い戻ってみたのが正解でした。
相変わらずに「俺」の周りは雑然とした雰囲気が漂っていることで性格的に感情移入がしづらかったものの、「俺」だけではなく高田や桐原の似つかわしくない一面が見られるなどただのハードボイルドではなく心情面にやや軸足を置いているところがよかったのかもしれません。
トリックのようなものがあるわけではないのですがストレートな流れのテンポが軽快で、しかもヒーローが強くて大活躍というわけでもない泥臭さもいい感じです。
せっかくですのでススキノに暫く滞在をしてみることにします。


2013年5月1日 読破  ★★★★★(5点)

 

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