オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

日本人

2013-05-21 23:48:45 | 映画

交流戦は日程が緩いことで試合が無い日がままあるため、時間を他に充てることができます。
早く帰れるのであれば睡眠に没頭することもできますし、旅紀行のまとめもやらなければと焦りつつも、今日は映画館に足を伸ばしました。
月末までに観たい映画が4本ぐらいあるのでネジを巻かなければと思っていましたから、まずはその第一歩です。

モネ・ゲーム

Happinet(SB)(D)

このアイテムの詳細を見る

今日の「モネ・ゲーム」は富豪に仕える絵画の鑑定士が軽んじられ続けたことの腹いせにモネの贋作を売りつけようとする、そんな犯罪コメディです。
冒頭のアニメ、主人公の妄想、そしてメインストーリーと三本立てのような構成がテンポ良く展開をしていきますので、知らず知らずのうちに引き込まれていきました。
ただ残念なことにコメディの部分が全くと言っていいほどに笑えなかったのは劇場内でクスリとも笑い声が聞かれなかったことから自分だけではなかったようで、このあたりは日本人と欧米人の感覚の違いによるものなのかもしれません。
その欧米人が描くステレオタイプな日本人が登場をしたのには辟易とすらしたのですが、蔑視をしていたわけではなかったことが分かりましたのでOKです。
ストーリーとしてはまずまず面白かったのですが笑えなかったので評価は今ひとつで、また配給元の公式サイトが作品をぶち壊していますのでチェックをしないことをお奨めします。


2013年5月21日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 


西野が前田健に投げ勝つ!

2013-05-21 00:18:04 | 千葉ロッテ

 

予報ほどには天気の回復が早くなかったことで船橋駅に着いたときにはかなりの雨が降っていて、それでもレインコートとレインパンツを着込んで球場に向かったのですが、それなりの風があったことで5分ほども走ったところでギブアップです。
仕方なく家に向かって帰宅をしたきにはずぶ濡れと言わずともかなり濡れていましたし、試合中にもそれなりに降ったようですから平日のサラリーマンには高嶺の花でした。
そんな今日に西野が前田健に投げ勝つのですから自分の持っていなさを嘆きたくもなりますが、何はともあれ石垣島で買ったジョッキに翔破のマリーンズ缶を注いでの乾杯です。

西野が球界のエースの一人である前田健に投げ勝っての5勝目は成瀬を抜いてチームの勝ち頭ですから、大きな一勝です。
残念ながら本人の意欲とベンチの配慮による完封勝利へチャレンジは惜しくも成りませんでしたが、胸を張っていい自己最多の8回1/3の143球と12奪三振でした。
九回の続投を打診すべく西野に歩み寄った伊東監督と斉藤コーチの姿が映っていましたが、暫く話した後に戻るその表情には苦笑いに近い笑顔がありましたので、当たり前の答えではあったのでしょうがその西野の意気込みが嬉しかったのでしょう。
中5日でしたので投げすぎが心配ではありましたが、おそらくは次の登板が中7日になるであろうことを考慮に入れてのものだったのでしょうし、そうは言いながらもプロに入ってからこれだけコンスタントに球数を投げるのは初体験でしょうから、そのあたりのケアもしっかりとお願いをしたいです。
今日の西野はやや両サイドのストライクゾーンが甘かったことを上手く利用して打者の意識を外に置いた上での果敢な内角攻めが有効で、その江村の配球に応えたコントロールと勇気と伝家の宝刀があってこその奪三振ショーだったのだと思います。
最終回でも140キロ台のストレートを投げられる西野はロッテにとってはあまりに魅力的ですし、ズボッと決まる重さの感じられるストレートは感動ものです。
大嶺に続いて開幕前には勘定に入っていなかったと思われる西野での連勝は嬉しすぎる誤算ですし、モチベーションが上がっているであろう他の浦和組にも頑張ってもらいましょう。

西野が残したピンチに登板をした益田はあわや同点というヒヤヒヤな締めくくりでしたが、とにもかくにも復活セーブです。
まだ指の引っ掛かりが悪いのか抜けるようなボールも少なくはありませんでしたが、調子を落としていたときに懸念をしていたストレートのスピードも今日は140キロ台後半が普通に出ていましたので間隔が空いたことで疲労は抜けてきているのではないかと、あとは気持ちの問題でしょう。
これで今日に追いつかれていたらどうにもならないところに追い詰められていたかもしれなかっただけに、堂林には感謝の言葉もありません。
明日はお休みですので松永も休養が取れますし、次のカードからは平常運転でよいのではないかと思います。

打線は数少ないチャンスをものにしての3得点で、7戦目にして前田健から初白星です。
攻略の鍵は球数を投げさせることによる四球だと見ていましたので、初回に9球を投げさせて四球を選んだ根元は隠れたヒーローでしょう。
その根元が牽制悪送球に足を滑らせて進塁ができなかった不運がありましたが、それを補って余りある中東の落球と言ってもいいぐらいの打球の見失いは霧雨による濃霧状態の上空によるものだったのかもしれませんので、これもある意味での地の利だったのだと思います。
清田がしぶとく三遊間を抜いた2点目のタイムリーも貴重でしたし、結果的に決勝点となった押し出し四球も前の打席でノースリーから見逃し三振に終わったことの反省を活かしての見極めだったのではないかと、また本来はポイントゲッターであるべき五番の福浦が選んだ2つの四球が地味に効きましたので、昨日に続いてベンチの選手起用が大当たりでした。
八回までに西野が投じた125球を超える前田健の126球目が痛恨の押し出しでしたので、ちょっと不思議な巡り合わせにビックリです。
二回以降は立ち直って貫禄のピッチングだった前田健を攻略しての勝利は、明日以降に繋がる素晴らしい白星でした。

ちなみにQVCマリンの試合を自宅で見ることなどは滅多にないこともあり、西村前監督の解説を聞いたのは今日が初めてです。
もっともそれと気がついたのは「当たり障りのないつまらない解説だな、誰だ?」と確認をしたからで、まさか前年までチームを率いていた監督の解説とはとても思えない内容に驚くとともに、以前に実況から江村について聞かれて二軍だったから知らないと答えたなんて話もあったようですから、NGワードだらけなのかもしれません。
そうなるとロッテ戦で西村前監督が解説をするメリットが何かが分かりませんし、来年の契約がどうなるのかが心配にもなる今日の中継でした。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 広島

0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 7

0

千葉ロッテ

2 0 0

0

0 0 0 1 X 3 6

0


◆5月20日(月) 千葉ロッテ-広島2回戦(ロッテ2勝、18時15分、QVCマリン、11,938人)
▽勝 西野 8試合5勝1敗
▽S 益田 22試合1勝2敗14S
▽敗 前田健 7試合4勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、益田―江村
広島 前田健―石原、倉

 

コメント (43)

三本の矢を探して 旅情篇

2013-05-20 22:31:02 | 独り言

 

史跡巡りが目的の旅ではあるのですが、普段の生活拠点である千葉や東京の市街地ではなかなかに出会うことが少ない風景などとの触れ合いも楽しみの一つです。
何だこんなものを、といったものもあるでしょうが、そこに目がいってしまうのですから今の自分にとっては新鮮なのでしょう。
同じような境遇の方もいらっしゃるかとも思いますので、おつき合いをいただければ幸いです。

羽田空港では卓球の福原愛の像と言いますか、マネキンのようなものがありました。
東京にオリンピックを招致する運動にANAが協賛をしているのだと思われますが、かなり目立つ場所にスペースを占めています。
あまり似ているようには見えませんでしたが、24歳になって大人になった愛ちゃんはまだまだ日本のアイドルなのでしょう。

広島空港には毒舌キャラで復活を遂げた有吉です。
広島県が展開をしている「おしい!広島県」のキャラクターになっているようで、有吉は広島の出身です。
「おしいは、おいしいの、一歩手前。」だそうで、ここで広島の名産などをチェックしましたので自分としては役に立ちました。

そして広島と言えば広島カープですので、マツダスタジアムに表敬訪問です。
まさに線路沿いに位置するような球場ですが広島駅からはその線路沿いに歩いていかなければなりませんので、10分ちょっとぐらいはかかります。
チームは遠征中でしたので静かなものでしたが、さすがに新しいだけあって輝いているような感じでした。

線路のフェンスにはタイトルホルダーである往年の名選手と、現役の選手のタペストリーのようなものがずらっと並んでいます。
幕張でもそういったことをしていた頃があったように思いますので、是非とも広島に倣って盛り上げてもらいたいです。
カープ坊やのマンホールまでありましたので、地元への根付きぶりは12球団でもトップクラスでしょう。

球場の近くのローソンは、カープカラーで染め上げられていました。
店内にはグッズが当たり前のように一番に目立つところに陳列をされていますので、野球観戦のファンが落とすお金は相当なものがあるのでしょう。
ちなみに市街を巡ったところではここしか見当たりませんでしたので、あるいは日本全国で唯一の赤いローソンかもしれません。

がらっと装いを変えて、懐かしい記念メダルです。
最近ではなかなか見かけることは少なくなりましたが、今でも観光地の定番の一つなのでしょう。
遠足のときには必ずと言っていいぐらいに手を出していましたし、名前を刻印するのが難しくて失敗をしたことは苦い思い出です。
写真は左が広島城、右が福山城のそれぞれ天守閣です。

福山城の天守閣には、鳩が住みついていました。
日本全国のどこに行っても鳩はいますが、観光地の鳩は人に慣れているのか余程に近づかない限りは逃げる素振りすら見せません。
糞害などいろいろと問題はありますが、平和の象徴ですので手出しはできずに大目に見てもらっているのでしょう。

北広島町では大量のゲジゲジに遭遇をしました。
写真ではなかなか分かりづらいかもしれませんが、かなり大きいです。
親指よりも太く、中指よりも長く、例えば自宅の側で見かけたら近寄りもしないぐらいの迫力がありましたが、近付いてしまうのはネタ探しが念頭にあるからなのでしょう。
草むらに入ればもっといるような感じでしたが、その勇気はありませんでした。

タンポポも久しぶりに見たような気がします。
綿帽子のような種を吹いて遊んだのは懐かしい思い出ですし、耳に詰まったら聞こえなくなると吹いたらすぐに耳を塞いだことを覚えています。
そう言えば花粉症をかなり警戒をしての今回の旅だったのですが、時期的に既に終わっていたのか風が強かったことで吹き飛ばされたのか、鼻炎薬の出番はありませんでした。

旅と言えばどうしても気がかりなのは天気ですが、安芸高田で通り雨のように降られただけで全体的には晴天に恵まれました。
その安芸高田では吉田郡山城跡に登っているときにパラパラと降りだしたものの小雨程度で、それが大粒の雨になったのは近くにある安田高田市歴史民俗博物館に入った後でしたし、そこで展示物などを見ているうちに雨は上がりましたので大した足枷にはなりませんでした。
もっともそれで油断をして博物館を後にしたら15分ほどであっという間に45度の角度で土砂降りになってしまい、慌てて目についた地元の集会場のような建物で雨宿りです。
ここで30分ほど雨が上がるのを待つことになりましたが、まさに急変でもう数分でもずれていたらずぶ濡れになっていたでしょうからラッキーでした。

そんないつもどおりに自転車で巡る旅でしたが、頼りになるのはカーナビです。
そうなれば信号機にある住所などを意識しての移動となることで、気がついたのはその地名の傾向です。
どういう経緯によるものかは分かりませんが東西南北+詰というものがあちらこちらにあることで、太陽の向きと合わせて方角が分かるのは便利でした。
広島市街を巡ったときに駅から20キロ以上も離れたところでカーナビがバッテリー切れをしてしまい焦ったのですが、この地名と方角と広島駅に向かうバスを追うことで無事に戻ることができましたので、逆に言えばこれが無ければ路頭に迷ったかもしれません。

三原では水車小屋を見つけました。
さして大きなものではありませんが、実物を見たのはおそらくは初めてではないかと思います。
残念ながら廃墟と化していて触ってみましたが動きませんでしたし、そもそも水も枯れていたので回るはずもないのですが、ちょっとのどかな雰囲気になりました。

最後は宮島の鹿です。
以前に、とは言っても20年以上も前の話ではありますが、そのときはフェリー乗り場からかなり離れた奥の方にまとまっていたはずなのですが、今はそのフェリー乗り場からちょっと歩けば我が物顔に鹿王国のような感じでここそこにくつろいでいます。
全くと言っていいほどに人を怖がらないので飼われているのかと思いきや、宮島の鹿の全てが野生とのことでした。
まさに野良鹿といった感じでところ構わず排泄をしていますし、油断をするとカバンなどに特攻をしてきます。
そういった被害もあることで餌をあげないようにと鹿の餌の販売も取り止めているそうで、また漁ってしまうのでフェリー乗り場の近くにしかゴミ箱はありません。
それでも宮島の象徴ですし、また人気者である鹿には自分も含めた観光客が群がっており、上手く共生できることを願っています。


【2013年4月 広島、山口の旅】
三本の矢を探して
三本の矢を探して 旅程篇
三本の矢を探して 史跡巡り篇 広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 安芸高田の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 福山、三原、竹原の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 北広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 岩国の巻
三本の矢を探して グルメ篇
三本の矢を探して スイーツ篇
三本の矢を探して おみやげ篇

 

コメント (8)

大嶺が止まらない

2013-05-20 02:28:43 | 千葉ロッテ

 

地元での交流戦は今日が初戦となりましたが、交流戦グッズの販売や来場者特典がさりげなく姿を消しての地味なスタートとなりました。
そのグッズや特典を目当てに交流戦はコンプをしようと頑張っていたのが例年ですので、肩すかしと言えば肩すかしではあります。
球団としては割の合わないイベントを見送るのは当然なことではあるのですが寂しい気持ちがあるのも正直なところで、24試合から18試合への縮小や交流戦優勝の扱いを取り止めるなんて話がセントラルから出ていることからしても、9年目にして賞味期限が切れつつあるのかもしれません。
それでも今日はあるいは阪神よりも凄いかもしれない広島の応援に圧倒をされましたし、レフトスタンドはもちろんのこと二階席まで三塁側が赤色に染まっているところを見せつけられましたので、各球団の取り組み方によってはまだまだ新しい風が期待できるのではないかとも思いますので安易な決定をしないことを願います。

大嶺が粘り強いピッチングで3年ぶり3度目の完封勝利を飾り、チームの連敗を3でストップしました。
7安打3四球ですからよくぞ零封ができたと驚いていますし、もちろん広島の拙攻や味方の大量援護があってこそではあるのですが、139球の熱投には拍手喝采です。
初回にいきなりツーベースを浴びての一死三塁を凌いだ後も、四回、六回、七回のピンチも落ち着いて抑えたところなどは貫禄すら感じられました。
今日はストレートが今ひとつと判断をしたのかスライダー、フォーク、そしてカーブと変化球中心の組み立てでしたが、適当にばらけていたのがよかったのかもしれません。
前回に中継ぎで大炎上をしてしまったので心配をしていたのですが、やはり大嶺は先発で起用をするのがよいのでしょう。
鈴木や今江が頻繁に声をかけていましたし、チームとして戦っている実感があったのではないかと思います。
この大嶺を一回飛ばしたことをきっとベンチも悔やんでいるでしょうから、また唐川と組ませることでの相乗効果を期待したいです。

打線はサブローをDHで六番あたりに持ってくるのではないかと思いきや、井口をDHで細谷を抜擢する作戦が大成功でした。
初回に荻野貴に送らせる一方で二回は強攻策、そして三回は左腕に強い根元にバントともどかしさもあった序盤だっただけに、そのもやもやを切り裂いた荻野貴のスリーベースに畳みかけるような井口のツーラン、そして細谷のマルチヒットとベンチは大笑いでしょう。
井口は昨年も5月まで7本塁打と突っ走りましたので春井口の一環でしかない今月の6本塁打なのかもしれませんが、それでも春がまだ続いていることは喜ばしいです。
また3点差であれば中盤でしたのでまず1点の作戦だったのでしょうが4点差ともなると広島はランナーを出してもただ打つしかなくなりましたので、地味ではありますが四回の攻撃が試合の流れを決めたと考えれば細谷は隠れたヒーローだと思います。
五回の追加点は詰まった打球ながらも荻野貴でなければ本塁へ送球してのクロスプレーだったでしょうから、こちらも地味ながらもポイントは高かったです。
あれだけ糞詰まり気味だったものが地元に帰ってくれば伸び伸びとプレーをするのですから、やはり選手たちにとってのホームは格別なのでしょう。

明日は二回続けての中5日の西野が、杉内に続いてエース級の前田健に胸を借りる戦いとなります。
そうなればどうしても打線の援護が欲しいのですが、0点台の防御率を誇る前田健ですから厳しい試合になることは確実です。
それでも栗原だけではなく東出、梵までもがいない広島打線ですので今日にダメダメだったルイスが気にはなりますが、西野には普段どおりの平常心で臨んでもらいましょう。
巡り合わせなのか2008年からロッテ戦に投げ続けている前田健は初年度こそ5失点と炎上をしましたが、その後は5戦3勝で防御率は1.38です。
そのプレッシャーにどう立ち向かっていくのか、西野の次のステップを見届けたいと思います。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 広島

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7

0

千葉ロッテ

0 0 3

1

2 0 1 0 X 7 8

1


◆5月19日(日) 千葉ロッテ-広島1回戦(ロッテ1勝、17時1分、QVCマリン、26,387人)
▽勝 大嶺 4試合2勝1敗
▽敗 中村恭 5試合1勝2敗
▽本塁打 井口7号(中村恭)、今江2号(小野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺―江村
広島 中村恭、小野、今村―會澤

 

コメント (49)

九人の侍

2013-05-19 03:28:59 | 千葉ロッテ

 

今季初の二軍戦の観戦でしたが、鎌ヶ谷スタジアムのスコアボードが電光掲示板になっていました。
選手の紹介も映像たっぷりで一軍戦に見劣りはしませんし、従来のスポンサーを活用してのファンサービスは学ぶべきところが多いと思います。
毎度のことながらここがロッテのファーム施設だったらとは繰り言でしかありませんが、とにかく羨ましてくなりません。

今日の先発は小野でしたが、5回を3失点と微妙なピッチングでした。
序盤はベテランらしい巧みさで芯を捉えさせることなくファールでカウントを稼いでゴロで打ち取るという小野らしさがあったものの、しかし50球ぐらいからコントロールがばらけたのは疲れからなのか強風が影響をしたのかは分かりませんが、今日を見る限りでは一軍で先発というのは難しいように思います。
先日の渡辺も5回で炎上をしていましたので、ベテラン勢が生き残るためには中継ぎへの転向を考える必要があるかもしれません。
小野はその経験が豊富ですし精神的な支柱にもなれる存在ですので、一日でも早く一軍に合流ができることを願っています。

二番手は藤岡でそのコールでスタンドが沸きましたが、あっと言う間に溜息に変わりました。
ストレートは140キロが出ていたものの相変わらずにカウントを悪くして相手の土俵でのピッチングとなってしまい、一軍に戻るには時間がかかりそうです。
同じボール先行でも攻めている感じがあればいいのですが、二軍戦でも苦しそうな表情の藤岡にかなりのショックです。
本来であれば見下ろすぐらいの雰囲気で投げてもらいたいのですが、どなたか高畑メンタルトレーナーの行方を捜してください。

孤軍奮闘で密かに期待をしてきた橋本には昨年のロッテ化で裏切られたのですが、今日で完全に見切りをつけました。
140キロ台後半のストレートはおろかそのほとんどが変化球で、このピッチングであれば橋本である必要は感じられません。
神戸の拙い守備もありましたがマウンドで面白くなさげな素振りがあったことも悪かったのか、スタンドからの野次とにらみ合いまでやっていましたので本人も苛ついているのでしょう。
二軍ではそれなりの結果を残せますので重宝はするのでしょうが、それで一軍を望めるかどうかは全くの別問題です。

おそらくは映像ではない黒沢を見るのは初めてだと思いますが、3桁の背番号がかなり重く感じられました。
力押しのタイプではないにせよボールに力強さが感じられず、あるいは今日は調子が悪かったのかもしれません。
テークバックまではいいのですがリリースのときに腰が落ちすぎているような気がしますし、このタイプでコントロールが今ひとつなのはちょっと苦しいように思います。
西野が派手な活躍をしていますので黒沢にも思うところがあるでしょうから、年齢的にラストイヤーですのでとにかく頑張ってもらいたいです。

野手も相当にやばいです。
故障者が多いこともありますが試合前の練習で各ポジションを守っていたのは捕手を除けば全てが一人で、二人が守っていた日本ハムとは好対照でした。
30代が4人もいて平均年齢が27.9歳のロッテに対して赤田だけが30代で平均年齢が23.6歳の日本ハムとの差は、5年後に大きく開くのではないかと心配になります。
もちろん若ければいいというものではありませんし、故障者が復帰をすれば様相も変わるのでしょうが、さすがに今日のこれは無いなと思わざるをえません。

そんな交代要員すらいない九人の侍は、しかし残念ながらバッタバッタと敵を切り捨てるとはなりませんでした。
工藤はポップフライが目立ってこれでは一軍は厳しいでしょうし、堀のような打撃フォームになっていた翔太はそろそろ一軍を経験させたいとは思いつつもアスリートのような動きが見られなかったのが残念で、逆に高濱は昨年にややぎこちなかった足の動きがスムーズになっていたのが収穫です。
大松は格の違いを見せつけなければならないところが簡単に料理をされていましたので、このままでは冗談抜きでオフには厳しい現実が待っているでしょう。
左方向へ柔らかいバッティングでタイムリーを放った神戸と天秤にかければ、今の状態であれば間違いなく神戸です。
同じく厳しいのは青野で直線的なスイングでは率を残せそうにもありませんし、塀内も特徴を出せないままに終わりが近づいています。
経費節減の方針が変わらない限りはオフに大量の野手補強とはならないでしょうから生き残れるかもしれませんが、とにかく二軍では無双な成績を残すしかありません。
また内野転向をしてミットと決別をしたはずの青松がチーム事情から再びマスクを被っているのは気の毒ではありましたが、試合前の打撃練習ではパワフルぶりを見せてくれました。
やはりこの打撃を活かすためには守備の負担が軽いところでプレーをさせたく、試合前の練習では普通に守っていたものの今日はDHだった小池の状態がどうなのかが気になりますし、里崎に連れられるように行方が不明となった田村の消息が気がかりです。

完敗に近い負け方でしたので投打ともに悪いところがどうしても目についてしまいましたが、勝てばまた雰囲気も変わるのでしょう。
ただやはりそれなりに一軍経験があり年数も経ている選手が、言葉を選ばなければ中途半端に浦和でくすぶっている感が否めません。
鈴木や加藤などが即戦力を期待されている大卒とは言いながらもルーキーイヤーから一軍でプレーをしている現状を考えれば、もちろんこのまま終わってもらっては困る選手も少なくはないのですが、一軍を望めないままに頭数と化しているところもあるのではないかと思います。
それは選手にとっても不幸なことですので、資金力に劣る中でそれを求めるのが無理な話とは分かっていますが今オフこそ野手を優先して大型補強をして欲しいと、あるいは望まれるのであれば薹が立つ前に他のチームに活躍の場を求めるなどして血の入れ替えをすべきではないかと、そう痛感をした今日の試合でした。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 7

0

日本ハム

0 0 0

0

3 1 2 0 X 6 10

0


◆5月18日(土) 日本ハム-千葉ロッテ7回戦(ロッテ5勝2敗、13時、鎌ヶ谷、949人)
▽勝 屋宜 8試合1勝3敗1S
▽敗 小野 3試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、藤岡、橋本、黒沢―青松
日本ハム 大塚、屋宜、糸数、齋藤勝、河野―近藤

 

コメント (14)

懐かしの成瀬

2013-05-19 01:54:23 | 千葉ロッテ

被弾王の名に恥じるような安定をしたピッチングが続いていた成瀬でしたが、狭い神宮でいきなりの花火炸裂です。
今季の初観戦がビジターという重光ジュニアに派手な野球を見せたかったわけでもないのでしょうが、自己ワーストの1試合4被弾ですから伊東監督もさすがに苦言を呈したようで、初球の入り方が甘かったことはバッテリーとしての反省材料でしょう。
何はともあれ豪快なアーチ合戦を繰り広げればロッテに勝ち目が薄いのは仕方のないところですので、明日から地元で出直すしかありません。

成瀬は5回で4安打のその全てがホームランとはもう笑うしかありませんし、中5日の甲斐もなくの敗戦ですからベンチとしても誤算だったでしょう。
これで勝利の方程式の無駄遣いと同じく先発陣のフル回転がいくら何でも時期的に早すぎることに気がつく、と言うよりは考えを改めるきっかけとなって欲しいものです。
そうなればこの悔しい連敗にも少しは意味が出てきますし、無理矢理にでも明日に繋がる敗戦と割り切ることもできます。
首位になったことで昨年と同じような過程で坂道を転げ落ちそうな雰囲気が出てきたのが不安でなりませんし、軌道修正をするのであれば今しかないでしょう。
成瀬としては言い訳にもならない今日の敗戦ではありますが、バブルな夢から醒めるための必要な躓きだったとシーズンを終えたときに思いたいものです。

打線は残塁の山を築きながらも最終回の一発攻勢でそれなりに試合を作ったのは皮肉なものですが、まあこんなものでしょう。
やや調子を落とし気味だった鈴木が交流戦に入ってから持ち直したことは喜ばしいですし、今日の3安打猛打賞で昨年のヒット数を超えました。
今江は意外にも四番らしい風格が出てきましたし、今日もマルチヒットだった清田がようやくにクリーンアップに定着できるようなところまでくれば万々歳です。
荻野貴や伊志嶺も調子を上げてきていますし、その一つの起因であったであろう加藤が続かないのが残念ではありますが、このまま激しく競い合ってもらいましょう。
野手はいいバランスで全員野球ができていますので、苦しい台所事情の先発陣を助けられるような攻撃となるよう頑張ってもらいたいです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 10

0

ヤクルト

0 1 1

1

2 0 0 0 X 5 6

3


◆5月18日(土) ヤクルト-千葉ロッテ2回戦(ヤクルト2勝、18時、神宮、25,862人)
▽勝 小川 7試合4勝1敗
▽S ロマン 14試合1勝2敗1S
▽敗 成瀬 7試合4勝1敗
▽本塁打 バレンティン13号(成瀬)、14号(成瀬)、中村3号(成瀬)、比屋根1号(成瀬)、早坂1号(山本哲)、根元2号(山本哲)、井口6号(山本哲)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、上野―金澤、江村
ヤクルト 小川、石山、松岡、山本哲、ロマン―中村

 

コメント (32)

血圧が上がる

2013-05-18 01:09:21 | 千葉ロッテ

 

雨も降らずに里崎も不在な神宮での試合がどういった展開になるのかに注目をしていましたが、あまりに劇的な負け方に唖然呆然です。
今日はCS以外に中継が無かったようなのでYahoo!の一球速報を見ていたのですが、それでもかなりの落胆でしたので球場に足を運ばれたロッテファンの脱力ぶりが目に浮かぶようですし、無事に家までたどり着けたかどうかが心配になるぐらいの幕切れでした。
ちなみに今日は世界高血圧デーとのことで、血圧は興奮をしてもストレスを溜めても上がりますので野球観戦は体に毒なのかなと、そんなことを思ったりもしています。

それにしても文字どおりに天国から地獄でした。
八回にロサが三者三振で流れを引き寄せたかと思いきや、最終回に松永が一死も取れずの満塁被弾でのサヨナラ負けですから出来すぎでしょう。
これはもう野球の神様が「初心に返れ」と言っているのではないかとすら思えてきますので、伊東監督と斉藤コーチが明日以降にどういった継投をするかに注目です。
とにもかくにも映像を見ていないので何とも言えませんが、前日に完投を目指すと口にしていた唐川を3点リードの七回で代える必要があったのか、98球でしたから実際問題として完投は難しかったかもしれないものの、試合後の唐川のコメントからはかなりの悔しさがにじみ出ていました。
この唐川の心根が見られたこととロサのピッチングが今日の大きな収穫でしたので、ただ躓いただけではなく何かを掴んだと思いたいです。

打線は12安打を放ちながらも攻めきれなかったことが敗因の一つなのでしょうが、それでも5点も取りましたから責めることはできません。
これが神宮の怖さと言わんばかりのホームランの応酬に打ち負けたのだと、そう思うしかないでしょう。
盗塁死が多かったのは積極性の裏返しですし、春井口の終焉に待ったをかけるアーチであれば打線にとっては朗報であり、また四番の今江が形になりつつあることは喜ばしいです。
ここにきてようやく外野陣の争いのレベルが上がってきましたし、首位にこだわらなければいい野球ができるのではないかと思います。
誤解を怖れずに言えば3位ぐらいに一旦は落ちた方がよいのではないかと、好ダッシュに舞い上がってやるべき野球を見失った前任者の轍を踏まないよう願います。

最終回は服部でいって欲しかった、など思いはいろいろとあるのですが、愚痴でしかありませんので止めておきます。
松永が乱れた原因の一つに疲労を挙げた斉藤コーチのようですので、確信犯的なところがあると公言をしたことが抑止力になることを願ってやみません。
また西野に続いての成瀬の中5日は合点がいきませんし、今日に服部が打たれてのサヨナラ負けであったとしてもそうであるように、それで負けるのであればある意味で本望です。
力のある選手を使い倒すだけであれば昨年までと何も変わりませんので、野手だけではなく投手も全員野球でいきましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 1 2 0 0 0 2 0 0 5 12

0

ヤクルト

0 0 0

2

0 0 0 0 4X 6 6

0


◆5月17日(金) ヤクルト-千葉ロッテ1回戦(ヤクルト1勝、18時、神宮、17,934人)
▽勝 正田 9試合1勝
▽敗 松永 22試合1勝1敗
▽本塁打 伊志嶺2号(石川)、井口5号(石川)、今江1号(石川)、バレンティン12号(唐川)、畠山5号(松永)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、ロサ、松永―川本
ヤクルト 石川、ロマン、押本、正田―中村

 

コメント (46)

有言実行でお願いします

2013-05-17 00:28:32 | 千葉ロッテ

今のチームに一番に求められているのは、中継ぎ陣の休養でしょう。
そのためには左うちわの展開で勝利の方程式を温存するか、あるいは先発が完投をするしかありません。
それは選手たちも分かっているようで、明日に先発をする唐川が完投宣言をしてくれました。

唐川が救援陣を救援!完投宣言 (5/16 日刊スポーツ)

17日の交流戦ヤクルト戦に先発予定のロッテ唐川侑己投手(23)が16日、QVCマリンで調整した。
2位西武と0.5差で、負ければ首位陥落のおそれもある1戦。
唐川が神宮のマウンドに立つのは、11年6月19日以来2度目となる。
前回は8回6安打3奪三振1失点で勝利投手になっており、「チームとして今季完投はまだ成瀬さんの1つしかない。後ろ(の投手)に負担をかけているので、完投したい気持ちはあります」と宣言した。

よくよく読んでみると宣言と呼べるほどに力強いものではありませんからタイトルに偽りありといった感じではあるのですが、その気持ちは買いたいです。
今季は今ひとつのようですが腐っても石川が相手ですから大量点での援護は難しいと考えた方がよいと思われますので、そうなれば唐川が踏ん張るしかありません。
ただ抑えるのではなく打たれる雰囲気すら感じさせないピッチングでなければブルペンは準備をせざるをえませんから、のらりくらりではなくビシッとした攻めが求められます。
そのためには川本でも金澤でもなく、唐川が引っ張る意識を持てるであろう江村とのバッテリーが好ましいのではないかと思います。
何にせよ間違っても「初回から炎上をしたので益田を休ませられた」なとどいうことにならないよう、唐川の有言実行を期待しましょう。

 

コメント (24)

探偵はひとりぼっち

2013-05-16 21:55:58 | 読書録

探偵はひとりぼっち

早川書房

このアイテムの詳細を見る

先週末に公開をされた「探偵はBARにいる2」の原作とされている作品です。
映画も当然のごとく観に行くつもりですので先に読むか後で読むかを迷ったのですが、今回は先に読むことにしました。
吉凶どちらに出るかは映画を観てからの判断となりますが、公式サイトを見る限りでは豪快に登場人物がアレンジをされているようですから問題はないかなと思っています。

オカマのマサコちゃんが念願だったTVの手品ショーに出演をして準優勝をした二日後に、鈍器のようなもので撲殺をされたところから事件が始まります。
以前に愛人だった大物政治家との関係が取り沙汰をされる中で「俺」が事件を探り始めますが、いろいろな妨害が入って思うようにはいきません。
しかも政治家の影響を怖れてかススキノの友人たちが「俺」との関係を断つかのような素振りを見せたことに凹みながらも、持ち前の行動力で真相に迫っていくというストーリーです。

孤立無援でマサコちゃんの敵討ちをする「俺」だからこそのタイトルなのでしょう。
親身になって手伝ってくれたのは高田ぐらいでしたが序盤で消えてしまいましたし、そのタイトルどおりにひとりぼっちな「俺」です。
しかし表面的にはそうでも火の粉がかからない距離から支援をしてくれることが中盤以降は分かり始めましたのでホッとするとともに、この人間関係と言いますか人情が一つのテーマとなっているのではないかと、あるいは謎解きよりもそちらに重きが置かれているのかもしれません。
肝心のその謎は想像をしていたものとは違った結末を迎えますがシンプルと言えばシンプルで、張りまくった伏線を拾いきれていない中途半端さがあります。
そのあたりで評価が分かれそうですがテンポの良さが抜群なので、軽快に読み進めていくことができました。
そして衝撃のラスト一行が次の作品にどう繋がるのか、後ろ髪を引かれる思いでススキノを暫く留守にすることにします。


2013年5月16日 読破  ★★★★☆(4点)

 

コメント (2)

益田と松永を休ませるきっかけにしよう

2013-05-16 00:21:21 | 千葉ロッテ

あのまま逃げ切れていれば最高の勝利ではあったのですが、世の中はそこまで甘くはなかったようです。
立岡の打球はベース寄りの難しいバウンドでしたので捕っていればファインプレーだったでしょうが蹴飛ばしたのは余計ながらも根元は責められませんし、今月の12試合のうち11試合に投げている益田にはお疲れ様、気にするなとしか声のかけようがありません。
同じく9試合に投げている松永もかなり不安定になってきましたし、連勝中に勝利の方程式の出番が増えるのは当然としても無駄としか思えない起用もありましたから、この敗戦が過負荷の軽減を真剣に考えるきっかけとなれば意味が出てきますし、是非ともそうあってもらいたいです。
それこそ次のカードはベンチから外すぐらいの思い切りがあってもよいのではないかと、服部や上野を代役に充てるのも手ではないかと思います。

相手にもミスや拙攻がありましたから1勝1敗で終わって御の字だとまでは思いませんが、ここまで接戦に持ち込めたのですから徐々にではあっても地力が付いてきているのでしょう。
挟殺プレーのミスや二度の満塁のチャンスを逃すなど大敗となってもおかしくはない展開でしたので、よくぞ粘ったといったところです。
先日に打球をふくらはぎに当てたことで春井口の終焉が近づきつつあるのが不安材料ではありますが、プロ初の四番をしっかりとこなした今江やマルチヒットの清田に荻野貴、3安打猛打賞の鈴木と打線としての調子は悪くありませんので、今日も大幅に打順を組み替えましたがどうなっても湿りっぱなしという流れにはならないでしょう。
ベンチスタートの選手も出番をもらえば仕事をしっかりとこなしてくれていますし、全員野球での一丸の勝利に今後も期待です。

今季初登板となった先発のグライシンガーは二回に乱れた以外はまずまずのピッチングで、肩の不安さえ再発しなければローテーションを守ってくれそうです。
ただヤクルトでバッテリーを組んだことがあるからこそスタメンだったのであろう川本との呼吸は今ひとつだったのか、サインに首を振るシーンも目立ちましたしテンポももう一つで、それこそグライシンガーメモに「サトザキハドコニイルノ?」とでも書いていたかもしれません。
リーグ戦であれば続投だったのでしょうから5回で3失点はギリギリで及第点といったところで、次の登板に期待です。
そのグライシンガーの後を継いだ中郷が2イニングをピシャリと抑えたことが実のところは今日の一番の収穫だったかもしれず、浮き沈みの激しいシーズンではありますが中継ぎ陣に占める中郷の意味合いは小さくありませんので、攻めの気持ちを忘れないよう頑張ってもらいたいです。
松永と益田は抜けるボールが目立っているのは疲労から指の引っ掛かりが思い通りになっていないのではないかと、明日はノースロー、明後日も休養日にしましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 4 0 0 0 4 13

2

 巨人

0 2 0

0

1 0 0 0 2X 5 10

0


◆5月15日(水) 巨人-千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時、東京ドーム、44,962人)
▽勝 高木京 10試合3勝
▽敗 益田 21試合1勝2敗13S
▽本塁打 阿部10号(グライシンガー)、根元1号(澤村)

▽バッテリー
千葉ロッテ グライシンガー、中郷、松永、益田―川本、江村
巨人 澤村、笠原、高木京―阿部

 

コメント (52)

三本の矢を探して 旅程篇

2013-05-15 22:59:11 | 独り言

 

今回は広島に4泊、岩国で1泊の5泊6日の旅で、そして電車にバスに自転車を駆使しての史跡巡りはいつもと同じです。
吉田郡山城跡と吉川元春館跡がバスで1時間以上もかかる場所にあったために効率が今ひとつだったのが日程が間延びした理由の一つですが、広島から意外に近いことに気がついて欲を出して岩国まで足を伸ばしたことも地味に影響をしています。
何はともあれフェリーやケーブルカーにも乗りましたし、かなりバラエティに富んだ移動手段でした。

初日は毎度のルートでT-CATからリムジンバスで羽田空港に向かい、ANAで1時間弱の広島空港からバスで広島駅まで移動をして終了です。
二日目は広島市街を自転車で終日に走り回って終わりました。
そして三日目は広島バスセンターからバスで吉田病院で降車をしての吉田郡山城攻めで、広島市街に戻ってからは前日に取りこぼした史跡を巡ったのですが、就寝が早いのか16時半に門を閉ざしてしまっていたところがあったのでそれは後日に繰り越しです。
四日目は珍しくも新幹線で広島駅から福山駅に向かって福山城を攻略し、三原駅では三原城跡と沼田小早川氏の墓所を、竹原駅では竹原小早川氏墓所を訪れました。
広駅を経由して広島に戻ったのですが、残念ながら時間が遅かったことで取りこぼしの拾い直しは翌日に延期です。
五日目は再び広島バスセンターから千代田、千代田インターチェンジを経由して海応寺に行き着くのに2時間半ほどかかっての吉川元春館跡と吉川氏墓所を巡り、広島に戻ってようやくに取りこぼしを拾い予定よりも時間があったので計画外の厳島神社にフェリーで訪れて、廿日市駅に寄り道をした後はホテルに預けていた荷物を引き上げての岩国駅ですからかなり無駄な移動ではありながらも、大きな荷物を持ち歩くのは避けたいので仕方がありません。
最終日は岩国をぐるっと巡って最後の上深川駅は広島駅を挟んで1時間半ぐらいの距離ですからこれまた無駄な動きではありましたが、吉川興経と出会えましたので満足です。
帰路は逆方向で広島駅からバスで広島空港、ANAで羽田空港、そしてまたバスで西船橋駅、JRで船橋駅と移動をして旅が終わりました。

自転車での移動距離は5日間で208.3キロですから走った方かなとは思いますが、二日目の90キロオーバーがやはり一番のトピックスです。
冬に鈍った体にいきなり刺激を与えたということもありますが、かなりのアップダウンに両足が悲鳴を上げて一歩も動けなくなったときには相当に焦りました。
押して歩こうにも太ももは膝を曲げないと激痛が走り、それならばと頑張って自転車を漕ごうとするとふくらはぎが攣るというどうにもならない状況で、マッサージをしたりガンガン叩いたりして騙し騙しやっているうちに何とか体が慣れてくれたのには自分を誉めたいぐらいです。
福岡での100キロ超えには至りませんでしたがこれまでで最高に辛かった経験はきっと次に活きるだろうと、今後もママチャリとの戦いは続きます。


【2013年4月 広島、山口の旅】
三本の矢を探して
三本の矢を探して 旅情篇
三本の矢を探して 史跡巡り篇 広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 安芸高田の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 福山、三原、竹原の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 北広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 岩国の巻
三本の矢を探して グルメ篇
三本の矢を探して スイーツ篇
三本の矢を探して おみやげ篇

 

コメント (3)

コブラを忘れた根元

2013-05-15 00:09:57 | 千葉ロッテ

交流戦の開幕戦となる箱庭での巨人戦はパセの首位同士の激突となりましたが、逆転のロッテの名に相応しい見事な粘り腰での勝利です。
お互いにミスはありましたが見事な攻防は映像越しであっても手に汗握る展開でしたので、球場に足を運ばれた方は心身ともにヘロヘロだったのではないかと思います。
そんな薄氷の勝利は今季のロッテの象徴のような勝ち方ではありましたが中継ぎ陣の青息吐息を何とかしなければならず、そろそろ左うちわでの試合が待ち遠しくてなりませんので、明日は今季初登板のグライシンガーに打線の大量援護でゆったりとした気分での白星を願いましょう。

とにかく昨年までとは打って変わった全員野球が伊東ロッテの持ち味ですが、今日も総動員でしたので伊東監督も苦しいながらも充実感を味わったのではないかと思います。
交流戦のビジターはDHが使えないためにどうしても中継ぎ陣がぐるぐると回ることになりますし、よって野手も出番が増えますので監督の能力が問われるところが大きくなります。
そんな中で慌てることなく西野をしっかりと五回まで投げさせてからの継投はある意味で大胆でもありましたし、代打攻勢も全てピタリと決まりました。
途中出場の伊志嶺と清田が激しい外野陣の争いからこぼれまいと必死に食らいついている姿には頬が緩みますし、これも一つの加藤効果なのでしょう。
一死二塁、一死満塁、二死一二塁と序盤のチャンスをことごとく井口とサブローが潰しただけではなくバッテリーミスや荻野貴が打球の処理を誤るなど流れを掴み損なった展開ながらも、今ひとつの調子だった杉内を波に乗せることなく球数を投げさせてマウンドから引きずり降ろしたことが地味ではありますが勝因の一つだったと考えます。

ヒーローとなった根元は左腕に対して29打数14安打と打ちまくっての.483の数字どおりに、粘り強く選んだ押し出し四球に決勝タイムリーと獅子奮迅な活躍でした。
福浦のヒットもそうでしたが野手にとっての際どいジャッジが今日はロッテに有利に働いたところもありましたが、それも自信に満ちた立ち振る舞いがもたらしたものなのでしょう。
嬉しさのあまりにコブラを忘れてガッツポーズを繰り返す根元に思わず拍手喝采でしたし、ようやく背番号2が板に付いてきた感じです。
ゴールデングラブ賞の夢は遠く手の届かないところにいってしまいましたが、それならば核弾頭として3割を目指してもらいましょう。
そして同じく左腕を17打数7安打の.412と得意としている清田も四球と同点タイムリーですからしてやったりですし、チャンスを広げた細谷の四球も貴重でした。
今江もあわやスタンドインだったツーベースで反攻への狼煙を上げましたし、線で見れば今日の打線は100点に近い攻撃ができたと思います。

中5日で先発の西野は5回を6安打3失点とほろ苦い交流戦デビューとなりましたが、それでもヒーローの一人と言ってもいいでしょう。
3点目を失った後の無死三塁のピンチを抑えたことが試合が壊れなかった理由の一つですし、江村とともにいい経験を積めたのではないかと思います。
西野はカーブなどが手前でバウンドをしすぎてしまい、またそれを捕球し損ねるシーンが目立った江村ではありましたが、それでも攻めの姿勢を崩さなかったことが嬉しかったです。
足して1000万円でしかないバッテリーが大観衆を前に臆することなく立ち向かってくれた姿勢に、心が震えたロッテファンも多かったことでしょう。
また荒っぽいながらも力押しのロサと強気の江村とのバッテリーで生き返るのではないかと期待をしたい南が中盤を抑えたことも大きく、今後もよろしくお願いします。
そして関西国際大リレーは仲良くリーグトップの20試合目の登板となり劇場な締めくくりではありましたが、今はとにかく勝てたことが一番でしょう。
益田が二死からのピンチでデジャブに飲み込まれることなく凌ぎきったことで自分を取り戻してくれるのではないかと願いたいですし、結果的にチームの顔である阿部を三振に切って取っての幕引きでしたから明日に繋がるセーブになったと思いたく、そう信じることにします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 2 0 3 0 5 11

1

 巨人

1 0 0

0

2 0 0 0 0 3 10

0


◆5月14日(火) 巨人-千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、18時1分、東京ドーム、45,953人)
▽勝 南 10試合2勝
▽S 益田 20試合1勝1敗13S
▽敗 山口 18試合1勝1敗2S

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、ロサ、南、松永、益田―江村、川本
巨人 杉内、マシソン、山口、一岡、笠原―阿部

 

コメント (43)

ホープたちの祭典

2013-05-14 00:49:22 | 千葉ロッテ

 

スポーツ紙の一面コレクションの今季の一発目は加藤の劇的なプロ初打席初アーチで、日刊スポーツが届けてくれました。
この快挙は史上7人目ながらもルーキーイヤーに限れば2人目で、しかも野手としては史上初ですので文字どおりに歴史に名を刻んだことになります。
これで一気に世間に名を売った加藤はスタメンを暫くは確約をされるであろうメリットと、目立ちすぎたことで僅か4打席でスコアラーに警戒をされるというデメリットのどちらに振れるかが今後の注目点で、一発屋で終わるのか歴史的な一歩目となるかの別れ道に立たされたと言ってもよいでしょう。
次世代のホープが捕手は江村、内野は鈴木、外野は加藤と言われる存在になれるよう、とにかくがむしゃらに頑張ってもらいたいです。

投手のホープはもちろん西野です。
二日連続の先発に続く試練ともなる中5日での起用はセントラルで圧倒的な強さを誇る巨人が相手ですから、楽しみと言うよりは怖いと本音を漏らすのも分かります。
ただその本音を隠さないところこそが西野の持ち味ではないかと、根拠のない自信は無意味な大怪我に繋がりかねません。
西野には臆病ではなく慎重に、無謀ではなく大胆であることを願いますし、440万円が5億円を負かすというマスコミが喜びそうなネタを提供できるよう熱投を期待します。
明後日も日刊スポーツだけではなく機関紙もロッテを一面に持ってこれるような、明日がそんな一日であることを願いましょう。

 

コメント (22)

加藤が鮮烈なデビューを飾る

2013-05-13 01:15:10 | 千葉ロッテ

 

昨日の雨天中止を取り戻すかのように長時間の野球を見せてくれたわけでもないのでしょうが、5月の半ばにしてかき氷が人気になるぐらいの日差しにおでこが痛いです。
そんな今日の試合は今季4度目のサヨナラ勝ちは逆転のおまけ付きで、坂道を転げ落ちそうなところで何とか踏みとどまった感じです。
今季の4時間超の試合はこれで4度目ですから全てがサヨナラ勝ちとは縁起がいいと喜ぶべきなのか、危うく5時間ゲームかと覚悟をしただけに今江には感謝の言葉もありません。

そんな劇的な勝利ではありましたが、やはり今日は加藤でしょう。
負傷で登録抹消となった角中の代わりに昇格をして即スタメン、その初打席の初球をいきなりのホームランですからスタンドの興奮は一気に最高潮に達しました。
真ん中高めの甘いボールではありましたが初球から振っていく積極性があってこその快挙だと思いますし、栄光のドラ4の最初の一歩に拍手喝采です。
その後も脚力を活かした内野安打を2本で3安打猛打賞ですから伊東監督も大喜びでしょうし、今後も出場機会が増えることは確実です。
守備では守備位置を岡田やベンチの指示を受けて右左というぎこちなさはありましたが打球への反応は悪くはありませんでしたし、強肩ぶりも披露してくれました。
もちろんこれでとんとん拍子にレギュラーとなるほど甘くはないでしょうが、オープン戦での挫折から這い上がってイースタンでリーグトップの46安打に4本塁打、9盗塁とパンチ力を秘めた走攻守の三拍子が揃った加藤への期待はいやがうえにも高まるでしょうから、今後の活躍を楽しみに見守りたいと思います。
ちなみにプロ初打席初アーチは54人目で、ロッテでは戸倉、バチスタ、林、ボーリック、塀内に続く6人目です。
初球を打ってのそれは史上7人目でロッテでは初で、しかしそのうち4人がその1本で現役を終えていますし最高でも6本らしいので大幅に記録を塗り替えてもらいましょう。

先発の成瀬はここぞというところでは三振を奪ってピンチを凌ぎましたが6回を107球も投げての7安打ですので、零封でも満足感は無いでしょう。
ベンチの思惑もあったのでしょうが先発としては物足りないイニング数での降板ですから、リリーフ陣が打たれて5勝目をフイにしても文句は言えません。
さほどに悪い感じはありませんでしたが前回とは違ってボールが中に集まりすぎていたのか、あっさりと外野まで運ばれていましたので調子は今ひとつだったのでしょうし、よっこらしょと声が聞こえてきそうな動きにも見えましたのでそろそろ疲れも溜まってきているのでしょう。
それでも点を失わないのがエースの成瀬たる所以でしょうから、両リーグで唯一の0点台の防御率を誇って交流戦でも存在感を出してチームを引っ張ってくれることを願います。

そんな成瀬を六回で代えるほどに中継ぎ陣に余裕があるわけでもなく、松永がベンチから外れた理由が発熱であることは試合後に知ったのですが、そうなれば尚更に成瀬には意地でも七回まで投げさせるのではと思いきやここから継投に入ったのが地獄の一丁目でした。
斉藤コーチは大忙しで、あるいは両手では足りないぐらいにマウンドに足を運んだかもしれません。
これで交流戦の初戦は中5日で西野になることが濃厚となりましたが、なぜにここでそんな焦ったような起用としなければならないのかが理解できませんし、これでは昨年の繰り返しですから伊東監督をしても首位という魔力には抗えないのかと溜息が出てしまいます。

どうやら大嶺は一回飛ばされるようで、そうなると間隔が空きすぎることでの調整登板だったのでしょう。
そんなこともあって成瀬を早めに代えたベンチは大嶺に八回ぐらいまで投げてくれることを期待したのでしょうが、一死も取れずにのKOですからこれが躓きの始まりです。
まるでルーキーイヤーの大嶺を見るかのように全くと言っていいほどにストライクが入らず、それでもそれなりに際どいところにも投げていましたのでこれまでのピッチングであるいは欲が出たのかもしれず、気持ちを引き締めるにはいいきっかけになるかもしれません。
もっともこれで弱気の虫が大嶺に取り憑くようであればベンチの失態としか言いようがなく、次の登板でどういったピッチングとなるかに注目です。
また以前に大嶺に抑えをやらせるのも面白いかなと思ったこともありましたが、残念ながら他人様のリードを守るのは苦手のようですので撤回します。

ただ一人だけ健闘をしたのが服部で、その勢いが止まりません。
犠牲フライこそ打たれましたが次の打者はしっかりと三振に切って取り、今日に笑顔でマウンドを降りたのは服部だけです。
特筆すべきはその奪三振力で、130キロ台半ばのストレートとスライダーのコンビネーションで1試合平均8.22個、ここまで対戦をした左打者20打席で7個もの三振を奪っていますから、ようやくに待望久しい左の中継ぎの誕生といったところでしょう。
もちろん松永も頑張っていますが右打者よりも左打者を苦手にしているところがありますので、今後も服部に負うところが増えるでしょうから頑張ってもらいたいです。

中郷は先日に出番が無く立場の低下が心配をされましたが、見慣れた服部の後を投げる姿に一安心です。
ただどうにも攻めきれないところが気がかりで、無駄な四球に今後も苦しみそうな予感があります。
それでも最後はしっかりと打ち取ってギリギリのところで踏み留まりましたので、交流戦でも貴重な中継ぎとしてフル回転を願います。

松永の不在で八回を任されたのが伊藤でしたが、まだまだ復調には時間がかかりそうです。
ストレートにスピードはありながらも押し込むような球威が感じられず、それもあってか江村もスライダーに頼りすぎたような気がします。
あそこまで投げ続けると打者も慣れてくるでしょうし、結局は最後に甘く入っての同点打はバッテリーの失敗でしょう。
そうは言いながらも交流戦では中継ぎ陣の出番はどうしても増えますので伊藤にも粘ってもらうしかなく、めげずにやっていってもらいたいです。

そして益田です。
先日のショックを引きずっているわけでもないでしょうが、ピリッとせずに連日の失点ですからベンチも心配をしていることでしょう。
もっとも森山の内野安打はどう見たって誤審ですし、またしても橋本がやってくれたとスタンドからはブーイングの嵐でした。
益田に何か恨みでもあるのかと思いたくもなるような連日の酷いジャッジはさすがに一軍で審判をやっていいレベルには無いですから、NPBには早めの手当てを願います。

打線は10安打でのサヨナラ勝ちと頑張ってはくれましたが、やはり迫力不足は否めません。
好調だった角中が登録抹消となっただけではなく大丈夫と報じられていた春井口までもがスタメンから外れましたので、今日はオーダーを大きくいじってきました。
核弾頭は根元と荻野貴で、七番よりは二番の方が荻野貴は活きるでしょうから結果オーライと思うことにします。
加藤の活躍に触発をされたのか九回のツーベースがサヨナラ劇を呼びましたので、このマルチヒットがきっかけとなればと思います。
また根元もノーヒットながらも地味に2四球にバントと貢献をしましたので、新核弾頭の今後に期待をしましょう。

そして三番に抜擢をされたのが鈴木で、プロ初のクリーンアップでのスタメンです。
一時期の勢いが衰えつつあるのは各チームとも主力打者としてのマークが厳しくなったこともあるのでしょうから、鈴木としてはあまりタイミングのよくない抜擢だったかもしれません。
それでもここを乗り越えてこそレギュラーをしっかりと手にできるのですから、いいチャンスだと思って精一杯のプレーを期待します。
打てずともファールで粘ってバッテリーを疲弊させるのが鈴木の真骨頂ですので、嫌らしいタイプの打者として謳われるような存在になってもらいたいです。

久しぶりにタイムリーを放った福浦ですが調子はまだ今ひとつのようですから、四番はサブローに頑張ってもらうしかありません。
こちらも久しぶりに鋭い打球を連発していましたので、あとは凡ゴロでもきちんと走る気力と体力との相談でしょう。
もっとも交流戦のビジターともなればDHがありませんので使いどころが難しく、今日にスタメンから外れた井口は実戦でのプレーができるかどうかを確かめるかのようにどうでもいい場面での代打でしたが動きを見る限りではやばそうな感じで、その井口次第では福浦とともに一塁で四番となるのか代打の切り札として控えるのかが決まるのだと思います。
そうなるとキーマンとしての今江の顔を思い浮かべてしまいますが、今月に.324と当たっているミスターロッテの暴れぶりを見せてもらいたいです。

そんなこんなで辛うじて勝ちはしましたが、徐々に勢いが落ちつつあることは否めません。
中継ぎ陣がお疲れ気味ですし、ここのところの中途半端な岡田に代表をされる走塁ミスが目立つのも気になります。
一瞬の躊躇が命取りとは岡田も当然のごとく分かってはいるでしょうが、七回には最初から突っ込むか躊躇したなら止まるかのどちらかにすべきだったでしょう。
それなりに打席はありながらもかれこれ一ヶ月ほどもヒットが無い金澤は力ないゴロの連発ですし、伊志嶺は地蔵になりつつあります。
ここからベンチがどうチームを引き締めていくのか、首位の魔力に足を取られることなく普通の野球に立ち返ってくれることを願います。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 楽天

0 0 0 0 0 0 2 1 1 4 15

1

千葉ロッテ

0 0 1

1

1 0 0 0 2X 5 10

0


◆5月12日(日) 千葉ロッテ-楽天8回戦(ロッテ5勝3敗、13時1分、QVCマリン、20,849人)
▽勝 益田 19試合1勝1敗12S
▽敗 青山 14試合1敗8S
▽本塁打 加藤1号(永井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、大嶺、服部、中郷、伊藤、益田―金澤、江村、川本
楽天 永井、片山、斎藤、金刃、小山伸、青山―嶋

 

コメント (51)

角中の穴を埋めろ、加藤!

2013-05-12 00:29:31 | 千葉ロッテ

昨日に負傷で途中交代をした角中は左大腿二頭筋の筋膜炎と診断をされましたが、今日には左太もも裏痛と見た目は軽めに変わったものの登録抹消となりました。
こうなれば弁当の呪い、角中勝也・勝利BOXを販売したことが悪かったのではないかとロッテファンに囁かれそうな流れですが、伊東監督も本人も軽症であることを強調して最短の10日間で戻ってこれるだろうとコメントをしているようですから、今はただそれを信じて待つしかありません。
そんなこんなで今日の中止はチームにとっていろいろな意味で大きかったのではないかと、故障と疲労をしっかりと癒して明日に臨んでもらいましょう。

その明日の先発は大嶺ではなく、スライドの成瀬と発表になりました。
そうなれば交流戦の初戦に大嶺がくることになりますからそれはそれで箱庭でどんなピッチングを見せてくれるかに興味があるものの、もっともその大嶺を飛ばして中5日で西野を持ってくるのではないかとの不安が無いわけでもないのですが、いずれにせよ昨年の相性を考えれば成瀬を持ってきたかったのが正直なところです。
ただそうなると中9日となって間隔が空きすぎることを考慮したのかもしれず、またしっかりと順番を守る、そして昨日の負け方が嫌な感じだっただけにエースで勝つことでその雰囲気を一掃することが目的であれば、伊東監督の判断を支持したいと思います。
ここまできたのですから首位で交流戦に入りたいですし、成瀬には最多勝争いからこぼれないよう5勝目をしっかりと手にしてもらいましょう
また角中の代わりにルーキーの加藤が昇格との報道もあり、心痛のロッテファンにとってこれ以上の朗報はありません。
真っ当にいけば明日の外野陣は左から荻野貴、岡田、清田なのでしょうが、ここでいきなり加藤をスタメンで使う伊東監督に期待をしたいです。
オープン戦の出足に好調だった加藤もプロの壁にぶつかったのか開幕一軍を逃してしまい、浦和でも開幕から暫くはなかなか調子が上がりませんでしたが、気がつけば打率を3割に乗せて盗塁も9と俊足ぶりを見せていますから、スイッチヒッターでもありますので角中の穴をそのまま埋める二番での起用も面白いのではないかと思います。
松永、西野の新人王争いかと思っていたら加藤が殴り込んできた、そんな夢を見させてくれる第一歩の明日であることを願います。

 

コメント (29)