オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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三本の矢を探して 旅情篇

2013-05-20 22:31:02 | 独り言

 

史跡巡りが目的の旅ではあるのですが、普段の生活拠点である千葉や東京の市街地ではなかなかに出会うことが少ない風景などとの触れ合いも楽しみの一つです。
何だこんなものを、といったものもあるでしょうが、そこに目がいってしまうのですから今の自分にとっては新鮮なのでしょう。
同じような境遇の方もいらっしゃるかとも思いますので、おつき合いをいただければ幸いです。

羽田空港では卓球の福原愛の像と言いますか、マネキンのようなものがありました。
東京にオリンピックを招致する運動にANAが協賛をしているのだと思われますが、かなり目立つ場所にスペースを占めています。
あまり似ているようには見えませんでしたが、24歳になって大人になった愛ちゃんはまだまだ日本のアイドルなのでしょう。

広島空港には毒舌キャラで復活を遂げた有吉です。
広島県が展開をしている「おしい!広島県」のキャラクターになっているようで、有吉は広島の出身です。
「おしいは、おいしいの、一歩手前。」だそうで、ここで広島の名産などをチェックしましたので自分としては役に立ちました。

そして広島と言えば広島カープですので、マツダスタジアムに表敬訪問です。
まさに線路沿いに位置するような球場ですが広島駅からはその線路沿いに歩いていかなければなりませんので、10分ちょっとぐらいはかかります。
チームは遠征中でしたので静かなものでしたが、さすがに新しいだけあって輝いているような感じでした。

線路のフェンスにはタイトルホルダーである往年の名選手と、現役の選手のタペストリーのようなものがずらっと並んでいます。
幕張でもそういったことをしていた頃があったように思いますので、是非とも広島に倣って盛り上げてもらいたいです。
カープ坊やのマンホールまでありましたので、地元への根付きぶりは12球団でもトップクラスでしょう。

球場の近くのローソンは、カープカラーで染め上げられていました。
店内にはグッズが当たり前のように一番に目立つところに陳列をされていますので、野球観戦のファンが落とすお金は相当なものがあるのでしょう。
ちなみに市街を巡ったところではここしか見当たりませんでしたので、あるいは日本全国で唯一の赤いローソンかもしれません。

がらっと装いを変えて、懐かしい記念メダルです。
最近ではなかなか見かけることは少なくなりましたが、今でも観光地の定番の一つなのでしょう。
遠足のときには必ずと言っていいぐらいに手を出していましたし、名前を刻印するのが難しくて失敗をしたことは苦い思い出です。
写真は左が広島城、右が福山城のそれぞれ天守閣です。

福山城の天守閣には、鳩が住みついていました。
日本全国のどこに行っても鳩はいますが、観光地の鳩は人に慣れているのか余程に近づかない限りは逃げる素振りすら見せません。
糞害などいろいろと問題はありますが、平和の象徴ですので手出しはできずに大目に見てもらっているのでしょう。

北広島町では大量のゲジゲジに遭遇をしました。
写真ではなかなか分かりづらいかもしれませんが、かなり大きいです。
親指よりも太く、中指よりも長く、例えば自宅の側で見かけたら近寄りもしないぐらいの迫力がありましたが、近付いてしまうのはネタ探しが念頭にあるからなのでしょう。
草むらに入ればもっといるような感じでしたが、その勇気はありませんでした。

タンポポも久しぶりに見たような気がします。
綿帽子のような種を吹いて遊んだのは懐かしい思い出ですし、耳に詰まったら聞こえなくなると吹いたらすぐに耳を塞いだことを覚えています。
そう言えば花粉症をかなり警戒をしての今回の旅だったのですが、時期的に既に終わっていたのか風が強かったことで吹き飛ばされたのか、鼻炎薬の出番はありませんでした。

旅と言えばどうしても気がかりなのは天気ですが、安芸高田で通り雨のように降られただけで全体的には晴天に恵まれました。
その安芸高田では吉田郡山城跡に登っているときにパラパラと降りだしたものの小雨程度で、それが大粒の雨になったのは近くにある安田高田市歴史民俗博物館に入った後でしたし、そこで展示物などを見ているうちに雨は上がりましたので大した足枷にはなりませんでした。
もっともそれで油断をして博物館を後にしたら15分ほどであっという間に45度の角度で土砂降りになってしまい、慌てて目についた地元の集会場のような建物で雨宿りです。
ここで30分ほど雨が上がるのを待つことになりましたが、まさに急変でもう数分でもずれていたらずぶ濡れになっていたでしょうからラッキーでした。

そんないつもどおりに自転車で巡る旅でしたが、頼りになるのはカーナビです。
そうなれば信号機にある住所などを意識しての移動となることで、気がついたのはその地名の傾向です。
どういう経緯によるものかは分かりませんが東西南北+詰というものがあちらこちらにあることで、太陽の向きと合わせて方角が分かるのは便利でした。
広島市街を巡ったときに駅から20キロ以上も離れたところでカーナビがバッテリー切れをしてしまい焦ったのですが、この地名と方角と広島駅に向かうバスを追うことで無事に戻ることができましたので、逆に言えばこれが無ければ路頭に迷ったかもしれません。

三原では水車小屋を見つけました。
さして大きなものではありませんが、実物を見たのはおそらくは初めてではないかと思います。
残念ながら廃墟と化していて触ってみましたが動きませんでしたし、そもそも水も枯れていたので回るはずもないのですが、ちょっとのどかな雰囲気になりました。

最後は宮島の鹿です。
以前に、とは言っても20年以上も前の話ではありますが、そのときはフェリー乗り場からかなり離れた奥の方にまとまっていたはずなのですが、今はそのフェリー乗り場からちょっと歩けば我が物顔に鹿王国のような感じでここそこにくつろいでいます。
全くと言っていいほどに人を怖がらないので飼われているのかと思いきや、宮島の鹿の全てが野生とのことでした。
まさに野良鹿といった感じでところ構わず排泄をしていますし、油断をするとカバンなどに特攻をしてきます。
そういった被害もあることで餌をあげないようにと鹿の餌の販売も取り止めているそうで、また漁ってしまうのでフェリー乗り場の近くにしかゴミ箱はありません。
それでも宮島の象徴ですし、また人気者である鹿には自分も含めた観光客が群がっており、上手く共生できることを願っています。


【2013年4月 広島、山口の旅】
三本の矢を探して
三本の矢を探して 旅程篇
三本の矢を探して 史跡巡り篇 広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 安芸高田の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 福山、三原、竹原の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 北広島の巻
三本の矢を探して 史跡巡り篇 岩国の巻
三本の矢を探して グルメ篇
三本の矢を探して スイーツ篇
三本の矢を探して おみやげ篇

 

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大嶺が止まらない

2013-05-20 02:28:43 | 千葉ロッテ

 

地元での交流戦は今日が初戦となりましたが、交流戦グッズの販売や来場者特典がさりげなく姿を消しての地味なスタートとなりました。
そのグッズや特典を目当てに交流戦はコンプをしようと頑張っていたのが例年ですので、肩すかしと言えば肩すかしではあります。
球団としては割の合わないイベントを見送るのは当然なことではあるのですが寂しい気持ちがあるのも正直なところで、24試合から18試合への縮小や交流戦優勝の扱いを取り止めるなんて話がセントラルから出ていることからしても、9年目にして賞味期限が切れつつあるのかもしれません。
それでも今日はあるいは阪神よりも凄いかもしれない広島の応援に圧倒をされましたし、レフトスタンドはもちろんのこと二階席まで三塁側が赤色に染まっているところを見せつけられましたので、各球団の取り組み方によってはまだまだ新しい風が期待できるのではないかとも思いますので安易な決定をしないことを願います。

大嶺が粘り強いピッチングで3年ぶり3度目の完封勝利を飾り、チームの連敗を3でストップしました。
7安打3四球ですからよくぞ零封ができたと驚いていますし、もちろん広島の拙攻や味方の大量援護があってこそではあるのですが、139球の熱投には拍手喝采です。
初回にいきなりツーベースを浴びての一死三塁を凌いだ後も、四回、六回、七回のピンチも落ち着いて抑えたところなどは貫禄すら感じられました。
今日はストレートが今ひとつと判断をしたのかスライダー、フォーク、そしてカーブと変化球中心の組み立てでしたが、適当にばらけていたのがよかったのかもしれません。
前回に中継ぎで大炎上をしてしまったので心配をしていたのですが、やはり大嶺は先発で起用をするのがよいのでしょう。
鈴木や今江が頻繁に声をかけていましたし、チームとして戦っている実感があったのではないかと思います。
この大嶺を一回飛ばしたことをきっとベンチも悔やんでいるでしょうから、また唐川と組ませることでの相乗効果を期待したいです。

打線はサブローをDHで六番あたりに持ってくるのではないかと思いきや、井口をDHで細谷を抜擢する作戦が大成功でした。
初回に荻野貴に送らせる一方で二回は強攻策、そして三回は左腕に強い根元にバントともどかしさもあった序盤だっただけに、そのもやもやを切り裂いた荻野貴のスリーベースに畳みかけるような井口のツーラン、そして細谷のマルチヒットとベンチは大笑いでしょう。
井口は昨年も5月まで7本塁打と突っ走りましたので春井口の一環でしかない今月の6本塁打なのかもしれませんが、それでも春がまだ続いていることは喜ばしいです。
また3点差であれば中盤でしたのでまず1点の作戦だったのでしょうが4点差ともなると広島はランナーを出してもただ打つしかなくなりましたので、地味ではありますが四回の攻撃が試合の流れを決めたと考えれば細谷は隠れたヒーローだと思います。
五回の追加点は詰まった打球ながらも荻野貴でなければ本塁へ送球してのクロスプレーだったでしょうから、こちらも地味ながらもポイントは高かったです。
あれだけ糞詰まり気味だったものが地元に帰ってくれば伸び伸びとプレーをするのですから、やはり選手たちにとってのホームは格別なのでしょう。

明日は二回続けての中5日の西野が、杉内に続いてエース級の前田健に胸を借りる戦いとなります。
そうなればどうしても打線の援護が欲しいのですが、0点台の防御率を誇る前田健ですから厳しい試合になることは確実です。
それでも栗原だけではなく東出、梵までもがいない広島打線ですので今日にダメダメだったルイスが気にはなりますが、西野には普段どおりの平常心で臨んでもらいましょう。
巡り合わせなのか2008年からロッテ戦に投げ続けている前田健は初年度こそ5失点と炎上をしましたが、その後は5戦3勝で防御率は1.38です。
そのプレッシャーにどう立ち向かっていくのか、西野の次のステップを見届けたいと思います。

 

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千葉ロッテ

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◆5月19日(日) 千葉ロッテ-広島1回戦(ロッテ1勝、17時1分、QVCマリン、26,387人)
▽勝 大嶺 4試合2勝1敗
▽敗 中村恭 5試合1勝2敗
▽本塁打 井口7号(中村恭)、今江2号(小野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺―江村
広島 中村恭、小野、今村―會澤

 

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