オリオン村(跡地)

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大嶺が粘ったのか、DeNAがヘボかったのか

2013-05-27 01:43:18 | 千葉ロッテ

取りこぼしてはならないDeNAとの試合は初物の三嶋に苦しめられながらも接戦を逃げ切り、交流戦は初戦以来の貯金生活に入りました。
ここにきて打線が活気づいて投手陣を助けているのが喜ばしく、このままの勢いで前半戦を折り返したいところです。
一日を置いての中日戦はなまじ不振なチームが相手ですから逆に気持ちが悪いのですが、高木監督があんな感じであれば有利に戦えるのではないかと思います。
初戦の西野は決まりでしょうが二戦目に阿部を持ってくるのか中5日で唐川を突っ込むのか、次の巨人戦を睨んでのローテーションから目が離せません。

それにしても大嶺がギリギリで持ちこたえてくれたといった感じで、逆の立場であればこめかみの血管がぶち切れていたでしょう。
7回を4安打無失点ながらも4イニングで先頭打者を出してしまい、三者凡退は僅か1イニングですのでよくぞ零封ができたものだと感心をしてしまいます。
交流戦最多記録の5併殺を喫したDeNA打線の拙攻に助けられたところもありましたが、立ち上がりからボールが抜け気味でしたので4四球で済んだのが不思議なぐらいで、横浜スタジアムの傾向は分かりませんが140キロ台のストレートの威力に思わず手を出してしまったといったところがあったのかもしれません。
これはある意味で益田のピッチングに通じるものであり藤岡に見習って欲しいスタイルでもありますから、ベンチから藤岡が大嶺をどう見ていたのかも気になります。
思い起こせばさりげなく試合を作ってしまうのが西村体制になる前の大嶺の特徴でもありましたので、この16イニング連続無失点を額面どおりに受け止めることにします。

その大嶺が5回で81球も投げていましたので六回の無死一塁で代打が出るかなとも思ったのですが、続投をさせたのが結果的に成功でした。
これはベンチが大嶺を既に主戦の一人と見なしているからこその続投だったのでしょうし、その六回に唯一の三者凡退ですから巡りが良くなっています。
そして2点差の八回にロサを持ってきたことからして松永の体調不良は改善をしないのでしょうが、ここでロサが使えるようになったことは大収穫でしょう。
大嶺と同じく高めに浮きがちではありましたが150キロを超えるストレートは威力抜群で、頼りになるロサが戻ってきました。
そして最後はまた4点差での益田は九回に追加点が入るまでは2点差でしたので準備万端だったからこその起用だったのでしょうが、ここで他の投手を使えないところが今のリリーフ陣の最大の課題であり、やはり大規模な捜索隊を組織して服部を捜すことが早急に求められます。

打線は数少ないチャンスを確実にものにしての4得点で、先制に中押し、そしてダメ押しと効果的な点の取り方でした。
すっかりと四番の風格が出てきた今江の一発が大嶺を勇気づけましたし、打撃好調な荻野貴の六番が活きるのですからベンチはうはうはでしょう。
福浦に元気がないのが気になりますが江村が打率を2割に乗せましたし、復帰の角中もマルチヒットで3割に戻しました。
いつの間にやら得失点差もプラスに転じてチーム打率もリーグトップに躍り出ましたので、春先からおんぶにだっこだった投手陣に今度は恩返しの番です。
ただ打つだけで足を使えていないのが不満ではありますがどこからでも点が取れる打線になりつつありますから、マリングリング打線の今後に期待がいっぱいです。

 

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千葉ロッテ

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 DeNA

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0

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◆5月26日(日) DeNA-千葉ロッテ2回戦(ロッテ2勝、14時1分、横浜、25,343人)
▽勝 大嶺 5試合3勝1敗
▽敗 三嶋 16試合2敗
▽本塁打 今江5号(三嶋)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺、ロサ、益田―江村
DeNA 三嶋、高崎―鶴岡、黒羽根

 

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