オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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交流戦がスタート

2008-05-19 22:47:18 | 千葉ロッテ

明日から交流戦が始まります。
開幕を飾るのはメシア唐川になると思われますが、天候が微妙です。
午前中まで降水確率は100%なのですが、18時までは60%、18時以降は10%と急速に回復に向かうようです。
個人的には明後日にSS席で観戦予定なので明日は中止で明後日にスライド登板が希望なのですが、こればっかりはお天道様のご機嫌次第でしょう。

ところで唐川について、調整方法についての希望があります。
登板日前日からは1軍に帯同する必要があるでしょうが、それまでは2軍で調整させて欲しいと思います。
他の先発投手と同じように登板日以外にもベンチ入りをして、1軍の試合を見ることも勉強の1つであることは理解しています。
しかしそれ以上に、唐川には体作りと投げ込みが必要な時期だと考えます。
どうしても1軍に帯同すると練習量が減りますので、登板明けから4日間は2軍で他の選手と一緒にトレーニングやピッチングを行う方が唐川にとってはプラスではないかと思います。

交流戦の最初のカードは因縁の巨人戦です。
おそらくは高橋尚と内海という左腕がくると思います。
そうなると苦戦必至で、唐川と小林宏の踏ん張りに期待するしかありません。
打線のキーマンはズレータと今江、この2人の活躍が勝敗の鍵を握るのではないかと思います。
マスコミも注目するであろうこのカードで見事な勝ちを収めて、やはり交流戦はロッテとの印象をセントラル各球団に植え付けることが大事です。
スタートダッシュが命と思って、頑張って欲しいと思います。

 

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左対左の拘り、そして監督の職域

2008-05-19 02:09:13 | 千葉ロッテ

プロ野球での常識とも言われている「左対左」神話は果たして本当なのか、最近よく考える機会にぶつかります。
バレンタイン監督にその傾向が強く、左腕が先発をする試合では大松や根元がスタメンから落ちるケースが多いからです。
本来はきっちりと数値を持って語りたいところですが、おそらくは私の思い込みを裏付ける数値は取れないと思いますし、数値では語れない部分にも踏み込むつもりですので、今回は割愛させていただきたいと思います。
ですから論理的ではありませんし、常識に近い話を改めて語っているだけのところもありますので、あまり期待されると失望されるかもしれません。

左対左は打者から見れば不利である、この考え方が間違っているとは思いません。
現実的に左腕を苦にする左打者が多いのは周知の事実で、左打者へのワンポイントで左腕が登板することは戦術としては普通のことです。
ではなぜ不利なのか、それは球筋によるものだと思います。
左打者にとって左腕からの投球は背中越しから逃げていくような球筋となり、右腕からの向かってくる球筋に比べると見づらいことが理由の1つであることは間違いないと思います。
ただそれは右腕に対する右打者も同じはずですが、右対右の不利が語られることはあまりありません。
それは左腕に対して右腕の絶対数が多いこと、要は慣れの問題が右対右の不利を緩和しているのだと思います。
例えばサイドスローやアンダースローといった絶対数が少ないタイプの右腕に対しては、右打者も苦労するケースが多いこともまた周知の事実かと思います。

ではやはり左腕に対しては右打者を起用した方が得策なのか、私の答えはNOです。
正確には一部制約付きのNOです。
例えば杉内の様にクロスファイヤーを高い確率で決められる左腕や、和田の様にボールの出所が見づらい左腕に対しては左打者の不利は拭えませんので、右打者の起用も仕方がないと思います。
しかしただ左腕だから、という理由で右打者を並べる事に対しては強く反対します。
それにはいくつかの理由があります。

まず左腕であっても制球がアバウトな投手であれば、左腕の有利さを活かせない可能性が高くなります。
先日の試合で根元らが吉野や清水といった左腕からヒットを放っていましたが、打ったボールは真ん中よりの甘いものでした。
要は左腕としての特性を充分に活かすフォームやコントロールを持たない投手に対しては、右左を意識する必要はないと考えます。

次に右打者を並べることで投手に楽をさせることがある、という点にも注意したいと思います。
右打者と左打者との攻め方には当然違いがあり、右打者だけを並べるとリズムを崩されることなくピッチングをすることが可能となりますし、調子がいいボールがあれば同じ様な攻めで牛耳ることも可能となります。
右打者と左打者をジグザグに並べるオーダーはワンポイントで投手を投入しづらくさせることだけが目的ではなく、投手に同じテンポでピッチングをさせないことも目的の1つです。
帆足などに同じ様なテンポや攻めで軽くあしらわれた試合を思い出せば、右打者を並べる愚がわかるかと思います。

そして最大の理由が、左腕に対して調子のいい左打者と調子がイマイチの右打者では、左打者の方が確率は高いであろうと考えるからです。
.326の根元と.278のオーティズであれば微妙なところですので昨日はまだ我慢できましたが、16日に.196の堀を起用したことに納得できなかったのはこの考えによります。
逆の見方をすれば、例えば昨年のCS最終戦で、8回裏3-3の同点の場面で日本ハムが二死満塁のチャンスをつかみ打者は稲葉といったケースで、先発投手に代えてリリーフを起用するとすれば藪田と藤田のどちらを選ぶのか、という問いかけになります。
左対左に拘れば藤田の起用でしょうが、調子を考えれば間違いなく藪田です。
今の左腕に対するロッテのオーダーは、このケースで藤田を起用するのと同じ愚を犯しているのだと思います。

もう1つ挙げるとすれば、慣れないことが苦手の理由の1つであれば、慣れさせることを考えるべきです。
苦手だからと言っていつまでも左腕から遠ざけていれば、いつまで経っても問題は解決しません。
それが控えならまだしも、大松や根元らはこれからのロッテを支えてもらわなければならない人材で、苦手だからで済まされては困ります。

ここで監督の職域とは何か、について考えたいと思います。
メジャーについてはわかりませんが、こと日本のプロ野球での監督の職域には、選手を育てて中長期的なチーム作りをすることが含まれていると考えます。
ですからチームの主力として期待する選手に対しては、多少のことは目をつぶっても経験を積ませることも監督の仕事の1つであるはずです。
左打者に対する左腕対策もそうですし、堅実な野球をするためのバントもそうです。
そして自分のやりたい野球を選手にこんこんと教え込むことも同様です。
私がバレンタイン監督の采配に批判的なのは、この部分について第三者的な姿勢が強くなっているように見えるからです。
年初の番組でヒルマン監督と対談した際に、「バントが上手い選手がいればサインを出す」というような発言をしたと聞きました。
バントが上手い選手を育てることや、下手であれば上達させるためにバント特打をさせたり、失敗を繰り返す選手に対しては厳しい態度で臨むことも監督の仕事であるはずだと、私はそう考えます。
もちろん我々ファンの見えないところでそういった仕事をしているのかもしれませんが、残念ながらそういった姿が私には想像できないのが今のバレンタイン監督の采配です。

左腕を苦にしない左打者を育てる、バントの上手い選手を育てる、こいつだと見込んだ選手を多少の事は我慢してでも使い続けて育てる、バレンタイン監督はそういったことが出来る監督のはずです。
今江や西岡、そして成瀬が主軸に育ったのは彼ら自身の努力があったとは言え、バレンタイン監督の抜擢と辛抱がなければありえなかったと思います。
だからこそ、昨年あたりから辛抱が足りなくなったように見えるバレンタイン監督の采配が歯がゆくてなりません。
長期政権の弊害、イエスマンしかいない周辺、これらに膿み始めたのではないかと危惧しています。

そうは言ってもバレンタイン監督以上の人材がおいそれと見つかるとは限りませんし、絶大なるファンの支持を得るバレンタイン監督を切る勇気はフロントにはないでしょう。
しかしその判断がますますバレンタイン監督を裸の王様にしてしまうのではないか、そんな心配をしてしまいます。
今必要なのはバレンタイン監督にモノを言えるコーチを置くこと、その内容が正しいかどうかは別にして、監督が議論できる素地を作ることが大切だと考えます。
そういう意味では高橋コーチに期待をしていたのですが、むしろ適任は小宮山かもしれません。
バレンタイン派の印象が強い小宮山ですが、言いたいことを我慢するタイプとも思えませんので、彼を投手コーチにすることが現時点での最適な処方箋かもしれません。
もっとも現場の投手陣と反目する危険性をはらんだ、劇薬の可能性も高いことは言うまでもありません。

長々と書いた割にはたいしたことは書けませんでしたが、これが私の左対左の拘りへの考え方であり、バレンタイン監督の采配に対する見方です。
大松と根元はフル出場させること、全選手に毎日のバント練習を必須とすること、バントを続けて失敗した選手にはペナルティを課すこと、これらを実践すればチーム成績が上がるなどと単純には考えてはいませんが、手をこまねいているよりはマシであることは力一杯に主張したいと思います。
もちろんそんなことは素人に言われなくても既にやっている、それでも選手が動かずにうまくいかないんだ、というのが真実である可能性を否定するわけではありませんので、最後に念のため付け加えて終わりにしたいと思います。

 

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清水の奮闘は報われず

2008-05-18 20:54:08 | 千葉ロッテ

昨年までオールドユニフォーム着用に踏み切らなかったのは、球団40周年の今年まで温存したかったのが理由だったのでしょうか。
あの懐かしいオリオンズのユニフォームが8/13~18の6連戦に登場することが発表され、今日はそのユニフォームを身にまとった有藤とバレンタイン監督による始球式でした。
レプリカユニフォームも明日から発売とちゃっかり商売もするようですが、まずは試合に勝つことを優先に考えて欲しいところです。

終わってみれば大敗でしたが、清水は孤軍奮闘で頑張ったと思います。
前回の登板に比べるとボールが高めに浮き気味でしたが、それでもストライク先行で自分の土俵でのピッチングが出来ていたと思います。
ストレートを決め球にと思わせて変化球を交えたり、金澤も工夫したリードをしていました。
外角のストライクゾーンが広かった今日の主審の癖も利用していましたし、今日の敗戦に先発バッテリーの責はないと考えます。
また5点を失いながらも降板の際にスタンドから送られた拍手が、清水の奮闘をファンが理解していたという証左であったと思います。

12安打も放ちながら3点しか取れなかった打線が、今日の大きな敗因でした。
立ち上がりに制球がイマイチの中山を捕らえきれず、そしていつもの中盤以降はのらりくらりとかわされるパターンにはまり、気がついたら試合が終わっていたという感じです。
ここぞという場面で1本が出ないのには慣れていますが、今日は清水が頑張っていただけに、非常にもったいない負け方をしてしまいました。
これが今のロッテの力と言ってしまえばそれまでですが、悔しくて仕方がありません。

根元をスタメンから落としたのは代わりがオーティズだったので我慢するにしても、そのまま欠場というのはどういう理由なのでしょうか。
昨日2回1/3を投げた神田に連投をさせて、小宮山は打者2人で交代にはどういった意味があるのでしょうか。
負け試合ですので言いたいことはいろいろありますが、これ以上書いても虚しくなるだけですので、今日はこのぐらいで終わりにします。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 1

0

0 0 5 4 1 11 15 0
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 0 1 0 1 3 12 0


◆5月18(日) 千葉ロッテ-オリックス11回戦(オリックス7勝4敗、13時、千葉、24,622人
▽勝 中山 3試合1勝2敗
▽敗 清水 8試合4勝4敗
▽本塁打 大引3号(清水)、濱中5号(相原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、相原、高木、小宮山、神田、根本―金澤、新里
オリックス 中山、山口、加藤―日高

 

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川崎、荻野が揃い踏み

2008-05-17 19:03:33 | 千葉ロッテ

 

今日は「高血圧の日」とのことで、昨年に引き続き血圧測定のギネス挑戦イベントがありました。
どうやら測定者数は大幅に記録を更新したらしいですが、泥仕合にまみれた両球団のファンの血圧の高さも記録更新だったのではないかと思います。

よくぞ勝ったと言える試合でしたが、喜んでいいのかどうかは極めて微妙です。
まさに最下位決定戦に相応しいような低レベルの打撃戦で、それでも負けるよりは勝つ方がいいに決まっているとは言え、3時間半を越える試合が終わった後には疲れしか残らなかったのもまた事実です。
連日の序盤の大量失点に気落ちすることなく逆転した打撃陣は見事でしたが、それもオリックス投手陣の体たらくに助けられただけです。
2度にわたる執拗なコリンズ監督の抗議や、負けているのにロッテの投手交代に「はよやれコール」を繰り返すレフトスタンド、暑い中で不快感バリバリでした。

昨日の渡辺俊と同じく今日の小野も序盤に大量失点で、2回も持たずにKOされました。
これまた同じくストライクが入らずに苦し紛れに置きいったボールを痛打されるという最悪のピッチングで、中6日も休養をもらっていながらどんな調整をしていたのかと膝詰めで小一時間ほど問い詰めたい気分です。
小野に限らず神田にしても根本にしてもボール先行のピッチングが自分を苦しめることは承知しているはずで、同じ打たれるなら最初から勝負して打たれろと言いたいです。
コーナーを突いていると言えば聞こえはいいですが、単に逃げのピッチングをしているようにしか思えません。
その時点で気持ち的に負けているわけで、打てるものなら打ってみろ!ぐらいの攻撃的な攻めをして欲しいと思います。
それで打たれるのであれば力がないだけで、逃げ回った挙げ句に打たれるよりはマシです。
こりゃ仕方がないや、マウンドを降りる時にそういった気持ちでいられるような、そんなピッチングを心がけて欲しいと切に願います。

昨日今日と長いイニングをカバーすることになった中継ぎ陣が、打たれながらも何とか最後の最後で踏みとどまりました。
神田は例によって被弾しましたが、2回1/3を1失点で切り抜けて2年ぶりの白星です。
2回の裏に無死満塁のチャンスを迎えた時、勝つには「この回で追いつくこと」「次の回を0点に抑えること」だと感じたのですが、見事に逆転したもののすぐに追いつかれてしまい、イヤな雰囲気になってしまいました。
しかし再度逆転した後の4回を3者凡退に抑えたこと、これが今日の試合の流れを決めたと言ってもよく、白星に値するピッチングを神田がしてくれたと言ってもいいでしょう。
あとは惰性ではありましたが川崎と荻野が3人で抑えたことも、気分的には明日に繋がるいい結果であったと思います。

今日の試合を決めたのは、オリックスの油断でしかないと思います。
2試合連続して2回で先発をKOしたので仕方がないのかもしれませんが、ベンチに戻ってくる選手たちが調子に乗りすぎていました。
特に北川、普通に追っていれば捕れたファールフライをあさっての方向に走って捕球できず、その時もニヤニヤ笑って真剣みが感じられませんでした。
その後の致命的な落球も、おそらくはこのプレーの延長線上にあったと思われます。
今日はラッキーだったと思って終わるのではなく、あの浮かれっぷりが勝負を決めたという事実を、ロッテの選手たちは肝に銘じて欲しいと思います。

これで交流戦前の最下位はなくなりました。
正直ベースで言えば昨日書いたとおり最下位に落ちて泥を舐めた方がよいのではとの思いもあったのですが、交流戦の頭を飾る唐川に無用なプレッシャーを与えないで済んだという意味では、今日の勝利は大きなものであったと言えるかもしれません。

今日は15安打12得点に先発全員安打と久しぶりに打ち勝った試合でしたが、明日も同様にいけるとは限りませんし、むしろ厳しいと思った方がいいかもしれません。
なぜならば明日は左腕の中山が先発で、またしても右打者を並べて苦戦する可能性があるからです。
今日の根元や福浦が左腕からヒットを放ったことを、果たしてバレンタイン監督がどう受け止めているかが明日の勝敗の大きな鍵だと思います。
また明日に限った話ではなく、もし明日のスタメンに根元の名前がなければ、バレンタイン監督とそのスタッフにチームを預けることの愚を真剣に考えるべきだと思います。
早川の好走塁、福浦の綺麗な流し打ち、ズレータの一発といった今まで待ち望んできたプレーが見られた今日の流れを切ることなく明日に繋げるためにも、左対左に拘ったオーダーとならないことを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 2 4 1

0

0 0 0 0 0 7 13 2
千葉ロッテ 0 7 2 0 0 2 0 1 X 12 15 0


◆5月17(土) 千葉ロッテ-オリックス10回戦(オリックス6勝4敗、14時1分、千葉、25,853人
▽勝 神田 3試合1勝
▽敗 吉野 18試合2敗
▽本塁打 ローズ11号(小野)、日高5号(神田)、ズレータ2号(菊地原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、神田、根本、アブレイユ、川崎、荻野―金澤
オリックス オルティズ、吉野、ヤング、清水、本柳、菊地原―日高

 

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金澤のリードが問題なのか

2008-05-16 23:26:00 | 千葉ロッテ

 

今日の来場者プレゼントは成瀬と村田兆治のビックリマンシールでした。
監督やコーチとしてはご遠慮いただきたい村田ですが、投手としての村田であれば若返って復活して欲しいと思いたくなるような、そんな悲惨な今日の試合でした。

先発投手が打ち込まれても先発としての責任を果たさせるべく80球程度は投げさせるのが常のバレンタイン監督が、珍しく2回の途中で交代を決断しなければならないほど今日の渡辺俊はダメダメでした。
緩急とコーナーを突くことで打者を翻弄するのが持ち味のはずが、いくら何でも今日はコントロールが悪すぎました。
ただ四球を出したというだけではなく、ボールとストライクがはっきりとしている上にストライクがど真ん中にいってしまうようでは、あれだけ打ち込まれても仕方がないでしょう。
本人も唖然としたようにヒットを打たれ続け、いったい渡辺俊に何が起こったのかと思うような惨劇です。

初めて組んだバッテリーの呼吸が合っていなかった、そう考えるのが簡単なのかもしれませんが、本当にそうなのかが私には疑問として残ります。
サイン交換で意思の疎通が取れていなかったようには見えませんでしたし、サインに首を振ることもありませんでした。
捕手が誰であろうとその指示に従うとのポリシーを渡辺俊が持っているのかもしれませんが、かと言って金澤のリードに不満があるような素振りも見られませんでした。
それは渡辺俊が大人だから、なのかもしれませんが、確かに交代の時に不満げな表情をしているようには見えましたが、北川の2発はともにど真ん中に投げ込んでしまった自分自身のコントロールミスですから、その責を金澤に求めていたとも思えません。

ただ金澤のリードが清水や小林宏の時と同様に、ストレート中心であったことは間違いないと思います。
今日は3塁側S指定の最前列のホーム寄りの席であったため、右打者の背中ごしに見るという臨場感はあふれるものの投手の球筋を確認することが難しい場所でした。
よって球速での判断になりますが、120キロ弱のボールが全てストレート、あるいはやや落ちるボールもあったのでシンカーも含まれていたのかもしれませんが、これらが8割近くはあったのではないかと思います。
ここまでカーブの比率が低い渡辺俊を見るのは珍しいような気がしますし、もっと緩いカーブを交えていればタイミングを外すことができたのかもしれませんが、それも今日の渡辺俊のコントロールでは厳しかったかもしれません。
よって私の判断としては金澤のリードに問題があったのではなく、単に渡辺俊のコントロールが悪すぎたことが乱調の原因である、との結論に至りました。

打線については序盤にこれだけビハインドとなると作戦もへったくれもありませんから、まあ今日はどうしようもなかったでしょう。
しかし例によって右打者を並べた打順には不満が残ります。
大松を3番に起用したのはいいとしても、なぜ調子のいい根元を外すのかが理解できません。
実際、左腕の山本が打たれた7安打のうち左打者が放ったのが3安打で、打数比率から言えば左打者の方が打っています。
調子のでない右打者と調子のいい左打者のどちらが左腕を打てるのか、いい加減に理解して欲しいと思います。
6回以降に試合を捨てたかの様に選手を交代させ、その交代した選手の方が活躍したという皮肉な結果が、今日のオーダーの全てを表現していると思います。

そうそう、堀を守らせちゃだめです。
今日はヒットを打ちましたし、初回にサードランナーとして投手を牽制する動きをしたり、牽制で釣り出された竹原の挟殺プレーの間にホームを陥れた走塁などはベテランらしい働きでしたが、とにかく何度も言っているように肩の衰えは隠せません。
ただの併殺に必死に一塁に送球している堀の姿は哀れみさえ感じさせるもので、長年のファンとしてはあまり見たくないものでした。

あと余談ですが、高知東生は高木の方が似ているような気がしてきました。
しつこいようで申し訳ありませんが、高知がバッテリーを組んでいると、試合そっちのけでひとり悦に入っていました。

まあ試合としては糞ゲームでしたが、左腕からヒットを打った金澤や神戸、好調を維持する根元、新里のプロ初ヒット、久しぶりの登板ながら貫禄すら見せ始めた根本と、最後までいて良かったと思えるシーンがあったからよしとしましょう。
これで明日負ければ見事な最下位、ここまできたら落ちるところまで落ちた方がいいのかもしれません。
同じく変化球を武器とする小野を金澤がどうリードするのか、大松と根元はスタメンに名を連ねるのか、そんなところを明日は注目したいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 2 6 0

0

0 2 0 0 0 10 14 1
千葉ロッテ 1 0 0 1 0 0 0 0 1 3 10 0


◆5月16(金) 千葉ロッテ-オリックス9回戦(オリックス6勝3敗、18時15分、千葉、17,415人
▽勝 山本 11試合4勝
▽敗 渡辺俊 8試合3勝3敗
▽本塁打 北川2号(渡辺俊)、3号(渡辺俊)、今江3号(山本)、ベニー2号(本柳)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、高木、神田、根本、川崎、小宮山―金澤、新里
オリックス 山本、本柳―日高

 

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待ちに待ったRD-X7が登場

2008-05-16 04:23:53 | 独り言

待ちに待った東芝のフラッグシップモデル、RD-X7が発売となります。
HD DVDでの失敗を挽回すべく起死回生のマシンとなるのか、非常に楽しみです。

東芝、フラッグシップDVDレコーダ「VARDIA RD-X7」 (5/15 AV Watch)

当然と言ってしまえば当然ですが、HD DVDの機能は搭載していません。
従来のDVDレコーダーの最高峰としての発売です。
HDDは1Tの大容量、私的には殻付きDVD-RAMに対応していることが嬉しいです。
東芝のアドバンテージである編集機能も健在のようで、東芝ファンにとっては非常に楽しみなマシンであることは間違いないと思います。

気になるのは動作が機敏になったかどうかです。
RD-X5は電源ONの起動こそ時間がかかりますが、起動した後は再生、録画、予約、編集の全てにおいてテキパキと機敏な動きをしてくれます。
RD-X6の在庫がなかったために仕方なく購入したRD-XD92Dは起動も遅いし起動後の動きもイライラするぐらいモッサリとしたもので、とても使い物になりませんでした。
今回のRD-X7がXシリーズの血脈なのか、あるいはVARDIAの血脈なのか、ここが購入に踏み切るかどうかの別れ道になりそうです。

店頭予想価格が16万円前後というのが、マニアをターゲットにしていることを意味しています。
私がDVDレコーダーとして最初に購入したRD-X1ですら13万円前後でしたから、この価格設定が市場にどう受け止められるかが注目されます。
一般家庭向けには低価格機種を発売している東芝ですから、いいものは高くても売れるはずとのポリシーがあるのかもしれませんが、果たして今の不景気な状況で受け入れられるのかどうか微妙に思います。
勝ち組の人たちはブルーレイに走ると思われ、DVDレコーダーでこの価格設定が逆に東芝の息の根を止めることにならなければいいのですが、このあたりに注目して市場の動向をチェックしていきたいと思います。

とにかく今後の使用レポートなどを横目で見つつ、購入に踏み切るかどうかの判断をしたいと思います。
ブルーレイにもいつかは手を出さなければならないのでしょうが、いまだアナログ放送中心の生活をしている私にとっては垂涎のRD-X7が、失敗マシンでないことを願っています。

 

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川崎の奮起に期待

2008-05-15 22:06:26 | 千葉ロッテ

今日はどんな形でもいいから勝たなければならないと昨日書きましたが、勝つどころか昨日と同じぐらいダメージの深い負け方をしてしまいました。
風邪をひいて頭痛がする中で熱がぶり返しても困るので、今日は手短にいきます。

8回の一死二三塁の場面で川崎を投入したこと、データを重視するバレンタイン監督としては異例の起用であったと思います。
成瀬は田中に対して過去の対戦で完璧に抑えており、前日にその田中にヒットを打たれた川崎に代える必要があったとは思えません。
そのことはバレンタイン監督は承知していたはずで、それでも敢えて川崎を使ったことは川崎の立ち直りを期待しての判断であったと考えたいと思います。
そうでも思わなければ納得がいかず、単なるヘボ采配となってしまいます。
この2試合連続サヨナラ負けのきっかけを作ったとも言える川崎には、この措置に対して奮起してもらう義務があります。
こんなことで凹まれては、小林宏や成瀬に顔向けができないでしょう。
あの屈辱がバネとなって復活することができた、シーズンが終わった時にそう回顧できるよう、川崎の奮起に期待します。

今日は左腕に対して右打者を並べるというバレンタイン監督らしいオーダーでしたが、昨日ミスをした金澤はスタメンでしたから、竹原ら右打者にもチャンスを与える必要がありますので、このオーダーについてダメダメだと言うつもりはありません。
ただ起用された右打者が期待に応えられず、結果的に起用ミスとなってしまったのは結果論でしかありません。
その中で唯一と言っていいほど結果を残した竹原を右腕が出てきたらあっさりと代えるところもバレンタイン監督らしく、このあたりはもう諦めるしかないでしょう。
残念だったのが堀がベテランらしからぬバッティングであったこと、序盤のチャンスに堀にバントをさせなかったのは悪くても走者を進めるバッティングをしてくれるだろうとの期待があったと思われ、その期待を完全に裏切った堀には失望しました。

今日の成瀬は悪くはなかったと思いますが、味方が点を取ってくれた直後に失点するというタイミングの悪さが自分の首をしめた形となりました。
もう少しテンポ良く投げられていれば8回に交代させられることもなかったと思われますので、ベンチで不完全燃焼の表情をしていましたが、次の登板でその残り火を燃やし尽くして欲しいと思います。

昨日のミスで凹んでいると思いきや不敵な表情でプレーをしているロッテの高知東生こと金澤が、汚名返上の2打点で神経の太さを見せつけてくれました。
リードでも昨日に比べて内角も使えていましたし、橋本らも1軍に復帰すればレギュラーポジションが待っていると思って油断をしていると、痛い目にあうかもしれません。
また2軍の捕手が足りないので今シーズンに即ということはないでしょうが、ドラフトでの捕手補強の状況によっては、田中雅の完全なる内野手転向が実現するかもしれません。

もうダメダメの雰囲気がおそらくチーム内に漂っていると思います。
9回に同点タイムリーが二遊間を抜けていった時の西岡の素振りが、投手陣に対する呆れっぷりを表していたように思います。
こんな時こそ闘将早川の出番で、6回の飛び込む必要のない打球に頭から飛び込んで捕球したのは、あの苦笑いとスタンドに向かって盛り上げるようにグラブを動かしたところを見ても、間違いなくチームにカツを入れるためのパフォーマンスであったと思います。
こういう時こそうつむくのではなく、空元気でもいいので声を出して体を動かして欲しいと思います。

またしてもオリックスとの最下位決定戦に挑む週末は新だんだらにすがることになりそうですが、交流戦前の最後のカードを勝ち越して交流戦に突入したいところです。
明日も左腕に対しますが頼りにならない右打者を並べるのではなく、大松と根元だけはスタメンで起用すること、これだけは是非ともお願いしたいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 1 0

0

1 2 0 1 0 5 9 0
日本ハム 0 1 0 0 2 0 0 2 1X 6 11 0


◆5月15日(木) 日本ハム-千葉ロッテ12回戦(日本ハム7勝5敗、18時、東京ドーム、17,368人)
▽勝 建山 14試合1勝
▽敗 アブレイユ 15試合1勝1敗
▽本塁打 西岡4号(吉川)、鶴岡1号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、川崎、アブレイユ―金澤
日本ハム 吉川、星野、宮西、
坂元、建山―鶴岡、小山

 


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T.J GrosNetの損害補償に楽天も動く

2008-05-15 01:20:37 | 独り言

常にヤフーの数日遅れで動く楽天が、一昨日のヤフーの補償発表に遅れること2日で同じく補償について発表しました。
ただ単にヤフーに比べて動きが遅いだけなのか、ヤフーの動向を見て自社の方針を決めるポリシーなのかはわかりませんが、結果的には歓迎すべき動きです。

日頃は楽天市場をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様にご利用いただきました店舗「T.J GrosNet楽天市場店」(株式会社T.J GrosNet)は、経営が破綻し和歌山地方裁判所(後に大阪地方裁判所に移送)に民事再生開始手続きの申立を行いましたが、請求が棄却されております。
同社におきまして、未納となっている商品を発送すること、あるいはお支払済みの代金を返金することが困難な状況でございます。
このような状況を鑑み、弊社といたしましては、商品未着のクレジットカード決済のご注文に関しましては店舗に代わり、弊社にてご注文のキャンセル処理を実施させていただくことといたしました。

ヤフーと違って楽天はクレジットカード決済に限っての補償のようです。
ただ銀行振込で支払いをした顧客は対象外に見えますが、銀行振込の場合は商品入荷の連絡があってから手続きをするのが普通ですから、ヤフーと同様に実質的にはほぼ全てのケースが対象になるものと思われます。
ヤフーも楽天も商取引上の義務はおそらくない補償を、道義上の観点から決断したことは顧客にとっては歓迎すべきことです。

ただ私の場合、一部補償されない可能性がある注文があります。
複数商品を注文した場合の発送は全ての商品が入荷した後となりますが、昨年10月に注文した商品のうちの1つが発売延期を繰り返したため、その商品だけを残して他は2月に先行して発送してもらいました。
その後の倒産ということを考えるとナイスな判断だったのですが、結果的にこの注文が発送済の扱いになっているようで、楽天から届いたメールに記載されている補償対象の注文にこの注文が含まれていません。
経緯を書いたメールを返信して補償の依頼をしましたが、補償方法がクレジットカード決済のキャンセルですから難しいような気がします。
困ったことに、その発売が遅れた商品の代金がかなり高額なんですよね(苦笑)

今回の件でヤフーも楽天も、安心して注文をして大丈夫だとのアピールを世間に対して行えたのではないかと思います。
ただ今後も同様かと安心するのではなく、商品発送前にクレジットカード決済をするショップを敬遠する、高額な商品は代引きにする、などの自衛策を講じる必要がありそうです。
自分だけは大丈夫、そんな甘い考えが通用しないことを身をもって経験したことを無駄にすることなく、今後の糧にしたいと思います。


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よく頑張った小林宏

2008-05-14 22:14:58 | 千葉ロッテ

天国と地獄とは今日のような試合のことを言うのでしょう。
小林宏の力投に延長戦での大松の勝ち越しツーラン、誰もがロッテの3連勝を確信したでしょう。
しかし最後の最後に今年のロッテを象徴するプレーが続いてのサヨナラ負け、これ以上の凹む展開はなかなかありません。 

小林宏、見事でした。
痙攣で降板した開幕戦も良かったですが、今日が今季ベストピッチングでしょう。
MAX148キロはいつもの眉唾のスピードガンとしても、ストレートに伸びがありました。
そのストレートを軸に変化球もコントロールできており、9回の敬遠が唯一の四球ということが小林宏らしいピッチングであったことを物語っています。
9回の先頭打者である稲田に13球粘られても歩かせなかったこと、これが小林宏の自信に繋がってくれればと思います。
自分としても手応えがあったのか、小林宏の今季の特徴であるマウンド上での苛立つ姿も見られませんでした。
残念ながら勝ち星には繋がりませんでしたが、今日の150球が復活へのきっかけになってくれることを願っています。

その小林宏のナイスピッチングを引き出したのは、金澤のリードであったと思います。
確かに外角中心の安全志向の傾向はありましたが、左打者に対しては内角をえぐっていましたし、橋本と同様に試合を重ねていくうちにストライクゾーンを広く使ったリードをする心の余裕も生まれてくるでしょう。
何より彼のリードの特徴であるのは、ピッチングの基本はストレートとでも考えているのではないかと思えるようなストレート中心の配球です。
先日の清水の時もそうですが、ストレートを決め球としてのリードは里崎や橋本にはあまり見られなかったものです。
小林宏が今日はフォークをワンバウンドさせるケースが少なかったのも、投げた数が少なかったこともありますが、ストレート中心のピッチングで握力の低下が少なく済んだことも理由の1つであると考えます。
普通に考えれば投げすぎで次の登板が心配になるような150球を投げてもストレートは143キロをマークしたことが、効率のよい力配分ができていたことの証左だと思います。
変化球中心のピッチングがストレートの力を落としていたとまでは言いませんが、金澤のリードで各投手のストレートが蘇ってきたように感じますし、金澤がロッテ捕手陣に新しい風を吹き込んでいることは間違いないでしょう。
痛いミスでサヨナラ負けの原因を作ってしまいましたが、これも経験と前向きに考えて、めげずに頑張って欲しいと思います。

もったいない試合を落としました。
内ダルであるのに調子がイマイチなダルビッシュを攻めきれませんでした。
制球に苦しみながらもここぞという時には力のあるストレートを投げ込むダルビッシュですから点を取るのは難しかったとは言え、先日の時と同様にもう少し何とかなったのではないかという思いを拭えません。
打線を珍しく3試合連続同じオーダーとし、序盤からバントをさせるなど采配には問題はなかったと思いますが、選手がその采配に応えることができませんでした。
ボール先行で自らを苦しめるピッチングをしてしまう川崎と荻野、最初からバントの構えをせずに失敗する神戸と西岡、こういった基本的なプレーをきっちりとこなせないことが今のロッテの下位低迷の理由でしょう。
この展開で勝てないということはチームとしての力が足りていないということで、そのことを選手もファンも今日は身をもって実感したのではないかと思います。

それでも小林宏や金澤のバッテリーの粘りや、勝負強い大松のバッティングなど、各選手は見所のあるプレーを見せてくれています。
大松や神戸のファインプレーを見て、選手が一生懸命にやっていることもわかります。
ですからスライディングで送球をやめた西岡や、ためらいがちなスイングをする神戸、相変わらず走りながらのバッティングの早川などへの不満はありますが、それらはメンタル面の問題であるような気がします。
今のロッテに必要なのは、自分に対して自信を持つことではないかと思います。
私が言うのも何ですが、ポジティブシンキングでプレーをすれば持てる力を発揮できるのではないでしょうか。
とにかくオーティズの今にも泣きそうな気弱な顔つきが、今のロッテを象徴しているような気がします。

このイヤな雰囲気を、明日の成瀬の快投で振り払って欲しいところです。
左腕の吉川に対して打線をいじってくることが濃厚ですが、とにかくどんな形でもいいので明日は勝つことが大事です。
金澤にメンタルケアをして明日に引きずらないようにして欲しいですし、今日の悔しさを明日爆発させてくれることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
千葉ロッテ 0 0 0

0

0 1 0 0 0 0 2 3 6 2
日本ハム 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3X 4 10 0


◆5月14日(水) 日本ハム-千葉ロッテ11回戦(日本ハム6勝5敗、18時、東京ドーム、22,265人)
▽勝 MICHEAL 15試合2勝10S
▽敗 荻野 14試合1勝3敗5S
▽本塁打 大松6号(MICHEAL)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、アブレイユ、川崎、荻野―金澤
日本ハム ダルビッシュ、武田久、MICHEAL
―鶴岡、小山

 

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末恐ろしい唐川

2008-05-13 23:09:28 | 千葉ロッテ

客先から20時ぐらいに会社に戻ると、巨人ファンの同僚が「唐川スゲー」と唐川の好投を教えてくれました。
そして「来年からでいいから巨人にクレクレ」とすっかりクレクレタコラ状態で、おそらくは日本中のプロ野球ファンが唐川の凄さに驚いていることでしょう。
ちなみにこの同僚は、昨年も「青野クレクレ」「成瀬クレクレ」と連呼していました(笑)

初勝利、初完投と順調に階段を登っている唐川が、今日は初完封を期待させる出足を見せてくれたようです。
残念ながら稲葉にプロ初被弾をし、終盤はやや疲れたのか完投も逃しましたが、全くもって何の問題もない素晴らしいピッチングであったと思います。
映像を見ていないので携帯速報メールのご贔屓情報のみですが、ファールで粘られて球数を増やしながらも根負けせずに四球で歩かせることをしなかったことは、まさに唐川の唐川たる所以である精密機械の様なコントロールがあってこそでしょう。
今日はカーブとスライダーに加えてチェンジアップとフォークも投げたようで、キレのあるストレートに加えて思うように制御された変化球を交えてのピッチングですから、日本ハム打者が翻弄されるのも仕方がないでしょう。
出来過ぎとも言える船出をした唐川ですが、果たしてこれが本当に出来過ぎなのかどうか、底が見えない末恐ろしさすら感じさせてくれます。
あどけない笑顔を見せながらも投げれば快刀乱麻の活躍、まさにメシアとして幕張に降臨してくれたと言ってもいいでしょう。
18歳の投手にあまり大きな期待を背負わせたくはないのですが、これだけのピッチングが続くとどうしても期待してしまいます。
ですから何度も同じ事を書いて申し訳ないのですが、球団にはくれぐれも野球以外の無用な負荷をかけないで欲しいと思います。
ファンが望んでいるのは唐川の勝利であり、サイン会やイベントに引っ張り出される唐川ではないはずです。
また唐川の体調に目を配って少しでもおかしな素振りがあったら根ほり葉ほり聞くような、それこそ過保護なケアをするぐらいの配慮をして欲しいと思います。

試合は勝手にグリンが自滅してくれたおかげで、難なく試合の主導権を握ることができました。
これで唐川が登板した試合は6点、10点、8点と、凄まじいばかりの打線の援護があったことになります。
とは言え、これは打線がゴールデンルーキーのために奮起したなどという単純な理由ではないでしょう。
テンポのいいピッチングが打線にもテンポをもたらした、つまり唐川が打線の援護を引き出したと言ってもいいと思います。
昨年の成瀬、2005年の渡辺俊と、不思議と打線の援護に恵まれる投手がいます。
これも思い起こしてみれば、ストライク先行のテンポのいいピッチングで守備の時間が短いことが、打者にいい影響を与えたという効果によるものであったと思います。
そして勝ちが続くことで「彼が投げる試合は勝てる」という確信が相乗効果となり、いつしか連勝街道に繋がっていきました。
マウンド上で苛立ちを表現したり、意味のない動きをしている小林宏やアブレイユに、このことをしっかりと肝に銘じて欲しいと思います。

その小林宏が、またしても目前で唐川の好投を見た直後にマウンドに登ることになります。
唐川と対した相手打者からすれば唐川に比べると楽な投手が出てきたと映るでしょうから、小林宏としてもやりにくいと思います。
ただ彼の場合はそんなことよりも、持てる力を振り絞った悔いのないピッチングができるかどうかが重要です。
唐川に触発されたのか大嶺も2軍で好投していますし、先日頑張った呉も虎視眈々と再昇格を狙っていると思います。
もし明日も不甲斐ないピッチングをすれば今度こそ2軍での調整を決断することになる、いや決断すべきだと思いますので、小林宏には復活の芽が見られるようなピッチングをしてくれることを期待したいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 1 0

5

0 2 0 0 0 8 10 1
日本ハム 0 0 0 0 1 0 1 0 0 2 5 1


◆5月13日(火) 日本ハム-千葉ロッテ10回戦(5勝5敗、18時、東京ドーム、19,828人)
▽勝 唐川 3試合3勝
▽敗 グリン 8試合1勝6敗
▽本塁打 早川1号(グリン)、稲葉6号(唐川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、アブレイユ―金澤
日本ハム グリン、宮本
、坂元、歌藤、星野―小山、鶴岡

 

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T.J GrosNetの損害をヤフーが補償

2008-05-13 01:50:38 | 独り言

結局は倒産した「T.J GrosNet」ですが、ヤフーが銀行振込とsuica支払いについて全額を補償することを発表しました。
クレジットカード払いについても取消処理を進めているとのことで、実質的に全てのケースについて補償がされることになりそうです。

いつもYahoo!ショッピングをご利用いただきまして、ありがとうございます。
Yahoo!ショッピングカスタマーサービスでございます。
株式会社T.J Grosnetの件につきまして下記のとおりご案内申し上げます。
既にご承知のことと存じ上げますが、株式会社T.J Grosnetにつきましては民事再生法適用申請が棄却され、破産手続きに移行する予定となっているとのことです。
弊社サービスにおいて、このような事態に至ったことは遺憾であり、お客様に多大なるご迷惑をおかけしておりますことを、改めておわび申しあげます。
この事態を受けまして、弊社といたしまして、銀行振込またはモバイルSuica (全額または一部にYahoo!ポイントをご利用の場合を含みます)にて代金をすでにお支払い済みにもかかわらず、商品が届いていないお客様に対し、商品代金と送料相当額を補償させていただくことにいたしました。

これは非常に素晴らしい判断であると思いますし、正直なところ補償をしてくれるとは予想外でした。
購入者の自己責任と言い逃れをしようと思えばできるわけで、実際にそういって補償をしないというケースも多く見られます。
今回のヤフーの決定は自らのサービスを介しての取引については責任を持つとの態度を明らかにしたもので、サービスを利用する顧客に非常な安心感を与えることになります。
損して得取れとはちょっと違うかもしれませんが、企業としてのイメージがアップしたことは間違いないと思います。

さあ、楽天はどうするのか?

「商品未着あんしん制度」などという制度を持ちながらも何だかんだ理由をつけて補償をしないとの評判のある楽天が、このヤフーの動きに対してどういった態度を示すのか、世間は大きな興味を持って注目しているはずです。
ヤフーが補償を発表したことをマスコミはこぞって報道するでしょうから、ここで楽天が選択を誤ると多くの顧客を失うことになるでしょう。
私も楽天が補償をしてくれないのであれば、両方のサービスに出店しているショップであれば間違いなくヤフーで購入します。
ポイント還元などは楽天の方がいいですが、まさかの時のことを考えれば、トータルではヤフーの方がプラスになるはずです。

もちろん補償をしてもらいたいという希望自体が、リスク管理ができていなかった私の勝手な願いであることは言うまでもありません。
ですから「こんなショップを出店させやがって」と思いながらも、まあ仕方がないかと諦めていました。
そんな中でのヤフーの決断は驚きを持って受け止めており、こうなると欲が出て楽天の動きに注目したくなります(笑)

ショップと連絡が取れなくなっていること、倒産が決定したこと、常にヤフーに比べて数日遅れで連絡をしてきた楽天が、今回のヤフーの発表を受けてどういった行動を取るのか、期待半分で待ちたいと思います。


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補強に動くべきか否か

2008-05-12 23:50:01 | 千葉ロッテ

怪我人と不調の選手が続出して下位に低迷するロッテですが、もうすぐ得意の交流戦がやってきます。
もっとも昨年は終盤に失速してV3を逃したように、あまり楽観はできません。
開幕前にオープン戦の不出来から開幕ダッシュは難しく、何とか交流戦まで5割をキープして脱落しないようにして欲しいと書きました。
ただ正直なところ自分自身の心に保険をかけたような予想で、まさか本当にこんなペースで負け続けるとは思っていませんでした。
だからこそ交流戦で負け越すようですと、心が折れてしまうような気がしてなりません。
何としても浮上のきっかけをつかんでもらう必要があります。

そのために補強に動くべきか否か、ここは考えどころです。
まず最初に思いつくのは捕手の補強、これはロッテファンならずとも気がつくウィークポイントです。
ここ数年はリーグでも最少人数だった捕手陣ですが、かく言う私もそうですが、全日本クラスの里崎と2005年に実績を残した橋本がいれば余程のことがなければ何とかなるだろうと高をくくっていたところがあったと思います。
まさかその余程のこと、里崎と橋本、さらには第三の捕手である田中雅までが故障で1軍から抹消されるなどという可能性を懸念していた人は、日本全国津々浦々を探し回っても誰ひとりとしていなかったはずです。
確かに編成とは万が一のケースを想定すべきで、また少ない捕手陣に手をこまねいていた感はあるものの、誰かを責められる性質のものとは思えません。
よって大事なのは今後をどうするかです。

次世代の正捕手と目される金澤を軸に起用し、万が一のために新里をサポートとする今の布陣で突っ切るという選択が、ロッテらしい一番穏やかなシナリオです。
足首という場所が気がかりではありますが、橋本も早ければ最短の10日で、悪くても半月程度で戻ってこれるのではないかという楽観論がベースにあります。
金澤が早晩リードも含めて行き詰まる可能性があるとは言え、千載一遇のチャンスで貪欲に張り切ってくれるでしょうし、その程度の期間であれば何とか乗り切れるのではないかという期待も込められています。
逆に言えばこのぐらいの期間を乗り切れないようでは、金澤の今後に大きな期待はできないという冷めた見方でもあります。

次に考えつくのは、トレードで他球団から捕手を補強するという選択です。
シーズン中に同一リーグから捕手を獲得することはまず不可能ですので、必然的にターゲットはセントラルの球団となります。
また主戦を張れるクラスではなく、あくまで金澤をサポートしてくれるポジションに適したクラスの選手を対象としたいと考えます。
これは金澤に経験を積ませたいという意味と、主戦を張れるクラスを狙えるほどの選手を放出する余裕はないという現実的な問題を含んでいます。
いずれにせよ橋本の復帰に時間がかかるケースに考えなければならないシナリオです。
選手名鑑をひっくり返して今季に出番がほとんどない捕手を探してみると、対象は巨人の村田と実松、中日の小山と清水将、横浜の新沼、ヤクルトの小野といったところでしょうか。
ただ巨人は阿部が故障がちですので捕手を放出する余裕があるとは思えませんので、残りの4選手をターゲットとすることになります。
望ましいのは清水将であることは衆目の一致するところでしょう。
ロッテ出身ですからチームにもリーグにも馴染みがありますし、1軍での経験も豊富ですから若手のサポート役としては最適でしょう。
かつてレギュラーを務めたチームでサポート役に徹することができるかどうかが問題になりますが、そこをクリアできれば彼以上の適任者はいないと思います。
清水にとってもわだかまりを捨てさえすればコーチとして球団に残れるという道もあるため、願ったり叶ったりではないでしょうか。
鉄平や田上などを無償で放出した太っ腹の中日だけに金銭トレードに応じてくれる可能性もあり、トレード要員に事欠いているロッテにとっては言うことがありません。
他の選手は新沼は個人的にお気に入りであるものの、いずれも1軍経験が不足しているため頭数を揃えるぐらいにしかならない可能性が高く、無理に動いてチーム内を混乱させるほどのメリットはないかもしれません。

最悪なのは里崎が無理をして復帰に踏み切り、症状を悪化させるといったものでしょう。
これだけは絶対に避けなければならず、里崎の手綱をしっかりと握る必要があります。
無理に里崎が復帰してもチーム状態がいきなり好転する可能性は低く、むしろ故障を長引かせることで来年以降に禍根を残す方が怖いです。

こう考えると中日の慈悲にすがるシナリオの現実味は、落合監督が編成を握っていることを考えれば極めて薄いと思われますので、結局は金澤の奮起に期待するしかないというのが結論になるでしょうか。
もし橋本の復帰が遅れるとかなり厳しい事態に陥りますが、金澤のためにシーズンを捨てるぐらいの腹づもりで踏ん張るぐらいの気合いが必要なのかもしれません。

他の補強と言えば外国人となりますが、長くなりましたので次回にしたいと思います。

 

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50万アクセスだ!

2008-05-12 01:40:30 | 独り言

 

gooのブログはアクセスカウンターがないため、アクセス数は2~3日おきぐらいにチェックしてエクセルに溜め込んでいます。
過去1週間分はチェックできるのでさぼりがちになるのですが、気がついたら50万アクセスを10日に達成していたことに先ほど気がつきました。
記事数も11日にキリよく500になりました。

本人の自己満足でしかないことはわかっていますが、それでもアクセス数が増えていることが数値で実感できるのは嬉しいです。
また体重計や歩数計、自転車メーターやケータイ国盗り合戦など統計癖の強い私としては、格好の統計対象だったりします。

毎日の励みになりますし、皆様とのキャッチボールも楽しいので、ここは大きく年内に100万アクセスという目標を立てて頑張りたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。


【オリオン村の歩み】
誕生:2007年4月16日(Yahoo!ブログ)
引越:2007年4月22日(gooブログ)
1万アクセス:2007年6月4日
10万アクセス:2007年9月17日
50万アクセス:2008年5月10日

記事数:500
総アクセス数:505,794回
最高アクセス:4,397回(2008年3月20日)
総アクセスIP数:220,889IP
最高アクセスIP:1,276IP(2008年5月10日)
最高アクセスIP順位:102位(2008年5月4日)
総コメント数:2,817回
総トラックバック数:4,279回
(2007年4月16日~2008年5月11日:1年間と26日)

 

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清水が見事な完投勝利

2008-05-11 18:04:01 | 千葉ロッテ

昨日から降っていた雨も午前中には上がり、試合に入ってから序盤には時折ぱらついたものの終盤には薄日がさすような天候でした。
湿りっぱなしの打線が今日の天候のように徐々に明るい兆しを見せてくれる、それを暗示していたと思いたいところです。

清水が4勝目、その全てを完投で飾るというエースらしいピッチングを見せてくれました。
やや球数が多かったので完封狙いがなければ最終回は荻野あたりが出てくる展開でしたが、連敗中に総動員した中継ぎ陣を休ませてくれる貫禄の内容でした。

ニューモデルの清水が誕生か。

清水はかつての自分を取り戻すのではなく、新しい自分を作ることで復活を目指しているのではないか、今日のピッチングを見てそう感じました。
ストレートのMAXは145キロでしたが、追い込んだ後かカウントを悪くした時以外は140キロ弱ぐらいにセーブしていたようです。
そして変化球を丹念に低めに集め、勝負球にストレートを使うというピッチングスタイルで、ストレートだけでも緩急をつけるなど工夫が見られました。
三振を狙うのではなくあくまで結果に過ぎない、そういった感じです。
ストレートでぐいぐいと攻めるタイプの投手が年をとることで球威が落ちてピッチングスタイルの変更を迫られ、かつての力で抑え込むピッチングを忘れられずに表舞台から消えていくケースは非常に多いです。
しかし清水は昨年の不調などもあり、あまり意識せずにこの変更を自分のものにしつつあるのかもしれません。
この新しいピッチングスタイルを自分のものに出来れば、もう暫くはエースとして君臨できるはずです。
そのためにはもう少しコントロールの精度を上げることと、スタミナをつけることが課題でしょう。
4回ぐらいからややボールが真ん中に寄り始めるなど、僅差のゲームでは致命傷になりかねない失投も見られました。
何にせよ今の調子に浮かれて以前の自分を目指すことのないよう、強くそう願っています。

ボビー、どうしちゃったの?

今日のバレンタイン監督の采配は、まさに野球とはこうやって点を取るものだという見本のようなものでした。
初回、2回と無死の走者をきっちりとセカンドに送り、5点差となった5回にも徹底的にバントを命じました。
選手たちもその采配に応えてきっちりとバントを決め、また4回の今江や5回の大松は外角球を逆らわずに流すバッティングを見せるなど、今日は打線がきっちりと機能していました。
まさに私が望んでいる堅実な野球で、こういった野球をしていれば自ずから得点力は上がっていくことを身をもって理解してくれたのではないでしょうか。
今日の田中は調子がイマイチだったものの、スコアリングポジションに進んだランナーを明らかに気にしており、仮にバントで送った走者が帰ってこれなくても、有形無形のプレッシャーを投手に与えることの重要性がよくわかる試合であったと思います。
試合の主導権を握れば流れが味方を後押ししてくれる、そのためには先取点や追加点など取れる時にしっかりと点を取る野球が勝利への近道です。
今年も何度かはそういった采配を見せて喜ばせてくれながら、次の試合ではすっかり忘れたようなイケイケ野球をして失望させられるの繰り返しですが、今度こそバレンタイン野球の変貌した姿を見せてくれることを願っています。
あとはヘボイ守備をしたフェルナンデスをあっさりと交代させた野村監督を見習って、自分の采配に応えられない選手に対して厳しい態度を示すことでしょうか。

初めてスタメンマスクを被った金澤は、攻守で頑張ったプレーを見せてくれました。
今日は走者がいる場面以外でベンチを見るケースはほとんどなく、リードをほぼ任されていたようでした。
自分の頭で考えることが経験に繋がると思いますので、リードを金澤に任せることが長い目で見れば正解だと思います。
リード交換の際に時間がかかるなど苦労もしたようですが、清水が誉めるような仕草を見せることもあり、またイニングの交代の際には清水と常に話をしていました。
自分で考え、また投手と話すことでどんどんと経験値は増えていきますので、この千載一遇のチャンスをしっかりと自分の糧にして欲しいと思います。
また盗塁のケースはまだないので強肩と言われる肩の披露はまだですが、キャッチングは安定しており、里崎ばりの左足での好ブロックも見せてくれました。
バッティングでも田中のストレートに力負けして引っ張れないだろうとでも思ったのかセカンドベース寄りに守っていた高須が、それでも追いつけないような鋭い打球で二遊間を抜くなど、ただの守備型のキャッチャーでないところも見せてくれました。
田中雅に、キャッチャーは僕に任せて内野で頑張ってください、と言えるような今後の成長を期待しています。

唐川との対戦について聞かれて「5点は取って欲しい」と言っていた田中がその5点を失ってKOされたのは痛快でしたし、6回を除いて毎回ヒットが出るような試合は久しぶりで、今日は充分に楽しませてもらいました。
各打者もそれぞれいいバッティングを見せていましたが、今日はその中で早川をピックアップしたいと思います。
今日の早川は7番を任され、久しぶりの猛打賞をマークしました。
とことんバントを失敗するので出塁率の高い西岡をサポートする2番を根元に奪われましたが、チームとしての今後を考えれば根元にセカンドと2番を任せるのは正しい判断であると思いますし、今後も多少は我慢をして根元を起用し続けて欲しいと思います。
そうなると長打の少ない早川の使いどころが難しくなり、今日のように気楽に打てる打順を任せるのも手ではありますが、むしろ調子を戻しつつある今江の後ろを打たせるのがいいのではないかと考えます。
早川の場合はバントができてなんぼの選手だと思いますので、今江とともに下位の核弾頭の役割を担って欲しいと思います。
バントが下手だから中途半端な打順で好きに打たせるのではなく、とにかくバントの機会が多い打順でバント修行をさせるべきです。
もしその意思がなく今後も7番あたりを打たせるのであれば早川の魅力を活かし切れるとは思いませんので、それであれば長い目で角中をセンターで使った方がよいと思います。
8番に今江で9番に早川とすれば西岡にポイントゲッターとしての期待も持てますので、暫くはこういった打順がよいのではないかと考えます。

明後日は待ちに待った唐川が登場します。
ローテーション通りにいけば次は巨人、その次は阪神と世間の注目を浴びるであろう対戦が控えており、まさに天が唐川にスターへの道を歩めと言ってくれているのではないかと思えるような巡り合わせとなります。
その道を順調に歩むためにも、きっちりと日本ハムを手玉に取りたいところです。
投げ合う相手は中5日でダルビッシュがくれば面白いのですが、まあグリンか吉川のどちらかでしょう。
格の違いを見せつけるぐらいの快投をしてくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 0 0

0

0 0 0 0 1 1 6 1
千葉ロッテ 1 0 0 3 1 0 1 0 X 6 14 0


◆5月11(日) 千葉ロッテ-楽天8回戦(楽天5勝3敗、13時1分、千葉、24,892人
▽勝 清水 7試合4勝3敗
▽敗 田中 8試合4勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水―金澤
楽天 田中、吉崎、ドミンゴ、松本―嶋

 

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橋本も消えた

2008-05-10 16:20:08 | 千葉ロッテ

 

今日は試合開始10分前に降雨による中止が決定しました。
無理をすればできない雨ではなかったと思いますが、強行して怪我人が出るのも困るので仕方がない判断でしょう。
ただ交通費と時間をかけて球場まで行った身からすれば、もう少し早く決定できなかったのかと愚痴の一つも言いたくなります。

昨日のアクシデントで負傷交代した橋本が、1軍登録を抹消されました。
公式発表は捻挫でしたが、症状が意外と重かったのかもしれません。
座って守るポジションだけに足首の故障をだましだましでプレーするのは厳しいでしょうから、治療に専念してもらうことは正しい選択だと思います。
とは言え、これで第一から第三までの捕手が故障で消えたことになり、また超貧打に苦しむ打線の中でチームトップの打率を残していた橋本の離脱は相当な痛手です。

その橋本の穴を埋めるべく新里が昇格し、また伊藤に代わってアブレイユが1軍に戻ってきました。
ここまでは昨日に予想したとおりですが、残念ながら小宮山枠の撤廃は実現しませんでした。
球団には球団の、バレンタイン監督にはバレンタイン監督の、そして小宮山には小宮山の思惑があるのでしょうが、この不可解な措置はチーム内に微妙な問題を投げかけ、いらぬ火種になりかねない危険な匂いがします。

試合は中止になりましたが、折角ですのでマリーンズミュージアムで開催されている「Season40歴史展」のネタを少しばかり書いてみます。
ロッテがプロ野球に参入したのは1969年で今年が40年目のシーズンとなることから、記念イベントが9日から18日まで開催されています。
写真のチケットは昨日の来場者に配られたもので、1970年にリーグ制覇した試合のチケットを復元したものです。
まだ11日と18日は現役で最後のオリオンズ選手である小宮山と堀のベースボールカードが、16日は村田と成瀬のビックリマンシールが来場者に配られる予定です。
そして同期間にマリーンズミュージアムでロッテの歴史にかかる展示がされるのが「Season40歴史展」です。

常設展示は普段と変わらないようです。

展示台には過去のチケットが展示されており、幻の日本シリーズのチケットもありました。

壁にはロッテの略歴と、中心選手の写真が貼ってあります。
なぜかその時々のロッテ製品の写真が、選手の写真よりも存在感ありありで貼ってあります。

見ていただければ分かるとおり、肩すかしもいいところです。
この程度で「歴史展」と銘打つことに恥ずかしさはないのかと、こっちが恥ずかしくなるほどのしょぼさです。
もしこちらを目的に球場に行かれるのであれば、悪いことは言いませんのでやめた方がいいと思います。
これらの写真を見ていただければ、足を運んだのとほぼ同じだけの情報を入手いただけるはずです。

明日はスライドで清水、午後には天気も回復するようですので試合は開催されると思われます。
今日は室内練習場での調整をしていると思われる野手陣がバント練習をこなしていると信じて、明日はきっちりとした野球を見られると期待して球場に行きたいと思います。

 

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