オリオン村(跡地)

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織田大戦記(9)

2008-04-05 23:49:30 | 読書録

織田大戦記〈9〉

学習研究社

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織田信衡の先見性と竹中半兵衛の知略により、劣勢から佐和山城を落とした織田軍は西軍の喉元に刃をあてた形になります。
しかし西軍の盟主たる豊臣家を差配する淀の方の愚につけこんだ徳川家康がついに腰を上げ、東西両軍の和睦と織田軍の挟み打ちを画策します。

魅力ある登場人物が次々と死んでいきます。
時は戦国、しかも東西両軍に比べれば所帯の小さい織田軍ですから仕方がないこととは言っても、あまりに多くの人物が死んでいきます。
また序盤に登場した阿国など忘れられた人物もいるわけで、話があっちゃこっちゃに飛び回るのと同様に人物描画も焦点が定まらなくなってきました。
宮本武蔵にあれだけスポットを当てる意味があるのか、全く理解できない展開です。


2008年4月5日 読破  ★★☆☆☆(2点)

【関連図書】 織田大戦記(1) 織田大戦記(2) 織田大戦記(3) 織田大戦記(4) 織田大戦記(5) 織田大戦記(6) 織田大戦記(7) 織田大戦記(8) 織田大戦記(10)

 


成瀬の連勝が止まった

2008-04-05 20:44:19 | 千葉ロッテ

試合が始まった頃は上着を着てきたことを後悔するような陽気でしたが、ロッテの各打者が景気よくバットを振り回したせいか回を追うごとに冷たい風が強くなり、試合が終わる頃には身も心も寒々とした最悪の1日になってしまいました。

昨年は公式戦でパを相手に無敗を誇った成瀬が、ついに2006年9月以来の負けを喫しました。
成瀬はその球持ちの長さとともに正確無比なコントロールが武器だという認識が強いせいか、今年のピッチングはややアバウトに感じています。
先日の試合もそうでしたし、今日も右打者の外角高めに抜けるボールが目立ちました。
かと言ってまるっきりダメというわけでもなく、成瀬らしいキレのあるボールも決まっていましたし、負けたとは言っても7回3失点ですから先発としての役割は充分に果たしました。
要はストライクとボールがはっきりし過ぎていて、無駄に球数を増やした感が強いということです。
松中のタイムリー2本もコントロールミスかど真ん中に入ってしまったようで、成瀬としては悔いが残るピッチングであったと思います。
しかし心配していた2年目のジンクスにはまったというわけでもなく、単に打線との巡り合わせが悪いだけのようですので、怪我もなく1年間やれば10勝は間違いなく稼げるでしょう。
連勝記録というプレッシャーから解放されてよかった、そう前向きに考えればいいと思います。

アブレイユをクローザー候補から見切れないのは、今日のようなピッチングが出来る資質をもっているからです。
適当に荒れながらも威力のあるストレートで三振を取れる力があり、これは走者を背負って登板することが多いクローザーには欠かせない能力です。
荻野の安定感も捨てがたいのですが基本は打たせて取るタイプだけに、アブレイユにもう少しきめ細かい制球力がつけば私は彼をクローザーとして推したいと考えています。

それにしても今日の打線は不甲斐なかったです。
育成機関がどうのという以前の話で、打線ではなく打者が9人いただけというのが正確なところでしょう。
大場のピッチングもストライク先行で良かったのですが、あそこまで打てない内容とは感じられませんでした。
スタミナを奪うためにバントの構えを見せることもなく、狙い球を絞っている様子もなく、追い込まれてからのボールをカットすることもなく、ただ漠然とバットを振っているようにしか見えなかったのは私だけでしょうか。
今日の敗戦は誰がどうのということではなく、打線として大場に立ち向かうことができなかったチーム全体の問題だと思います。

その大場ですが、出身は東京のようですが高校は地元の八千代松陰です。
同じぐらいの力であれば地元優先で指名をすべきとのポリシーで高校生ドラフトでは唐川を推した私ですが、大学生・社会人ドラフトでは大場ではなく加藤を推しました。
それは大場のアマチュア時代の酷使、特に3年から4年にかけては常軌を逸するようなフル回転ぶりを懸念したからで、プロで一瞬は輝くことはできても長続きはしないであろうと判断したからです。
その一瞬ですら輝くことができない選手が大半であるので大場が一流レベルにあることは間違いないとは思いますが、ドラフト候補として注目していた荒々しさの中にある爆発力のようなものが今日は感じられなかった、それがあそこまで打てない内容ではなかったのではと感じた理由です。
どこかこじんまりと、とは言ってもかなり高いレベルのこじんまりですが、綺麗にまとまってしまった感じで魅力が薄れているように思います。
まだプロとして3試合目ですので試合を壊さないように自分を抑えているだけなのかもしれませんが、不思議と大場に入札すればよかったのにとは思わない自分がいます。

明日は渡辺俊と和田、何とか勝ち越しはしたいところです。
和田といえば竹原ですから、バレンタイン監督は彼をトップバッターに起用するかもしれません。
竹原さえ抑えればとの意識が和田にもあるでしょうし、明日の試合は竹原が握ると言っても過言ではないでしょう。
今季ノーヒットの竹原の爆発で和田を粉砕するような試合を、明日は期待したいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 1 0 0

0

2 0 0 0 0 3 7 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1


◆4月5日(土) 千葉ロッテ-ソフトバンク5回戦(ソフトバンク3勝2敗、14時1分、千葉、26,376人)
▽勝 大場 3試合2勝1敗
▽敗 成瀬 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、アブレイユ―橋本
ソフトバンク 大場―田上

 

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